都心の夜景が一望できるタワーマンション。
「一度はそんなところに住んでみたい！」と憧れている方も多いのではないでしょうか？
でも実は、そんな憧れのタワマンライフに苦労を感じている人もいるのです。

タワーマンション最大の特徴である、”高さ”がデメリットになってしまうことが多いようです。
上層階になると階段を使うという選択肢がなくなりますから、エレベーターは確かに混むでしょうね。
住民が一斉に出かける、通勤・通学の時間帯はかなり大変そうです……。

修繕積立金というのは、マンションの大規模修繕の工事費に充てられる費用のこと。
どのマンションでも10年に一度くらいのペースで行われるものなのですが、タワーマンションは低層のマンションに比べてその費用が高いのです。

意外かもしれませんが、タワーマンションにおける騒音問題は結構多いようです。
これは、タワーマンションが軽さを重視して設計されているために、鉄筋コンクリートのマンションに比べて音が響きやすいというのが原因。
また、高層階になればなるほど風が強く吹き付けます。
風の強い日などは、風の音が気になることもあるでしょう。

タワーマンションの部屋は、上層階に行くほど価格が高くなります。
そのため、同じタワーマンションの住人同士にも関わらず、住んでいる階によって格差があるというのです。
すべてのタワーマンションで起こっている問題ではないと思いますが、自分が住んでいるところにこうした格差意識を持った住人がいたら嫌ですね……。

タワーマンションに限らず、マンション住まいには付き物の管理組合の仕事。
一般的なマンションでも役員になるとなかなか大変ですが、タワーマンションはタワーマンションならではの大変さがあるみたいです。

タワーマンションは、ゲストルームやラウンジなど、住人なら誰でも利用できる共用施設が充実しています。
しかし、中にはマナー違反な使い方をする住人もおり、共用施設の利用を巡るトラブルは少なくないようです。
こうしたトラブルを解決するのも管理組合の仕事。

訪日外国人から人気を集める”民泊”ですが、最近はタワーマンションのような高級マンションへの民泊が注目されているそうです。
しかし、宿泊する外国人のマナーの悪さが問題となり、管理組合が動く事態となっています。
例えば、深夜にも関わらずドンチャン騒ぎを繰り広げる、共用スペースにゴミを放置など。
住民からの苦情を受け、対処しなければならない管理組合は大迷惑ですね……。

タワーマンションの修繕費は、一般的なマンションに比べて高額。
そのため、修繕積立金が高めなのですが、それでも足りないという事態が発生しています。

これをやりくりしなくてはならないのが管理組合。
大喧嘩に発展するのも、わからなくないですね。

色々と言ってきましたが、タワーマンションライフに魅力が多いのも事実。
素晴らしい眺望はタワーマンションならではですし、共用施設やセキュリティの充実など、メリットもたくさんあります。
しかし、そのメリットだけを見て住み始めてしまうと、「こんなはずじゃなかった！」と後悔することになるかもしれないのです。
ここで紹介した現実にもしっかりと目を向けて、タワーマンションライフを検討してみてください。