『炭水化物』や『糖』を控えるのはダイエットや健康に良いと聞くけれど…

ぶっちゃけ表記の違いが分かりにくい!

ぶっちゃけ表記の違いが分かりにくい!

低糖質ダイエットや健康の為に食事の糖質制限に挑戦したいけど、ビールにしろ、お菓子にしろ、おかずにしろ『糖質オフ』とか『糖類カット』とか表記が色々でややこしい…。

誰かちゃんと教えて!

糖質と糖類は何が違うの? 同じものなの?

ダイエットには炭水化物を抜いたほうが良いと言うけど、炭水化物は糖とは違うの?

今回はそんな疑問にお答えします。

炭水化物、糖質、糖類、糖分の関係

炭水化物、糖質、糖類、糖分、この4つの言葉は、いずれも『糖』を指す言葉ですが、成分の内訳が異なります。

呼び名も似ていて紛らわしいですが、糖質を制限するにあたって、単語の違いを正しく認識していないと、誤った食品を選んでしまいます。

炭水化物、糖質、糖類、糖分の違いを教えて!

4つの単語はいずれも『糖』に関する言葉ですが、違いが明確に存在します。
各名称の意味を理解しておくと、ダイエット食品やローカロリー商品の『糖質オフ』『糖類オフ』といった表記に惑わされる事がなくなりますので、しっかり覚えましょう。

まずはこの図を見てみましょう

まずはこの図を見てみましょう

この図は、炭水化物や糖質、糖類などの栄養成分の関係を表しています。

この図を用いて、各栄養素の単語の意味について説明していきます。

炭水化物

三大栄養素の1つとしても知られる炭水化物は『糖質』に『食物繊維』を足した栄養成分を炭水化物と分類します。

 ◇炭水化物 = 糖質 + 食物繊維

上記のような計算式で考えると理解しやすいと思います。

糖質

炭水化物の中から、食物繊維に該当する栄養素を除いたものを糖質と呼びます。

 ◇糖質 = 炭水化物 - 食物繊維

つまり、『糖』と呼ばれる成分を全て含んだ栄養素が『糖質』です。

糖質は人間の体を動かすもっとも重要なエネルギー源(カロリー)ですが、摂り過ぎると肥満や成人病の原因にもなります。

炭水化物ダイエットや、低糖質ダイエットなど呼び方が違えど、糖質制限を伴う食事ダイエットは、この糖質を抜くダイエットです。

食物繊維はむしろダイエットには積極的に摂取したい栄養素ですからね。

糖類

「糖類50%オフ」「糖類ゼロ」など、ビール(風飲料)やダイエット食品などで良く聞く『糖類』ですが、この糖類は、糖質の中でブドウ糖や果糖などの『単糖』とショ糖麦芽糖などの『二糖』と呼ばれる2種類を『糖類』と呼びます。

従って『糖類オフ』『糖類カット』などの食品は『糖質』をカットしているわけではないので注してください。

糖分

先ほどの「炭水化物」「糖質」「糖類」と異なり、『糖分』という栄養成分はありません。
糖分とは、炭水化物や糖質、糖類などを大ざっぱにまとめたものを指す総称です。

単なる糖を指す呼び名と捉えてください。

ある食品の栄養成分表示に、炭水化物○○g、糖質□□g、食物繊維△△g、糖類××gと書いてあれば、糖質と食物繊維の含有量□□・△△は、炭水化物含有量○○の内数であり、更に糖類含有量××は、糖質含有量□□の内数である。

分かりにくいかな?

糖質ゼロと糖類ゼロはどちらが良いの? 違いは?

ビール(発表種)やダイエット食品などに表示されている「糖質0」や「糖類0」の表記ですが、違いが分かりにくいですね?

2つの表記を知っておかないとゼロを選んでも糖を摂取しているかも?

『糖質ゼロ』『糖類ゼロ』の違いですが、同じゼロ表記でもどちらかには『糖』が含まれています。

分かりますか?

先ほど説明した「糖質」と「糖類」について思い出してみましょう。

「糖質」は全ての「糖」を含む栄養素で、「糖類」は糖質のうち、単糖と二糖のみを指す栄養素です。

もうお分かりですね?

糖類ゼロは、『糖分』が全てゼロなわけではない

ビールや食品に糖類ゼロと表記されていても、糖分が全てゼロというわけではありません。単糖と二糖のみがカットされています。

糖分を全て制カットしたり減らしたければ、糖質ゼロを糖質オフの食品を選ぶようにしましょう。

糖類に入らない甘味料は何があるの?

糖質のうち、単糖と二糖に分類されない糖分が該当しますが、具体的には下記の成分が糖質のうち、糖類に入らない甘味料です。

・多糖類(オリゴ糖、でんぷん)
・糖アルコール類(キシリトール、マルチトール)
・高甘味度甘味料(スクラロース、アセスルファム K)


このように、食品に含まれる栄養素には、糖類以外の糖質があるという事を理解しておきましょう。

糖質ゼロと、シュガーレスやシュガーフリーの違いは?

飲料やガムなどにも良く表記されている『シュガーレス』や『シュガーフリー』という表記も紛らわしいですが、両方とも『糖質ゼロ』と同じ意味の表記です。

わずかに含まれていても『ゼロ』『フリー』と表記できる

糖質や糖分などの『〇〇ゼロ』や『〇〇フリー』という表記は、食品100g当たり(飲料は100ml当たり)、該当栄養成分の含有量が0.5g未満であれば「ゼロ」「フリー」と表示が可能です。

100gあたり0.5gであれば入っていないくらいの量という判断でこのような表記ルールが設けられています。

いかがでしたか?

炭水化物や、糖質、糖類、糖分といった単語の意味を理解しておくと、糖質制限や低糖質ダイエットを実践するに当たり、どんな食品を選べばよいか、どの食品なら制限中でも食べて良いかを判断しやすくなります。

糖質は肥満や糖尿病以外にも、糖化など肌を黒くする原因にもなるため
取りすぎには注意したいものです。

巧妙なダイエット食品のまぎらわしい表記にも惑わされないようになりますので
是非、これらの栄養成分と単語の意味をしっかり理解しましょう!

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