日焼けした心当たりもないのに… 最近「顔が黒いね」と言われる

透明感がなくなって、なんかどんより黒ずんでいるみたい。
もしかして病気!?

顔が黒くなる原因(1) 肌の「糖化」かも

肌が糖化することで黒くなる

肌が糖化することで黒くなる

日焼けをしなくても、紫外線を浴びると肌は「糖化」を起こし黒ずんでしまうようです。糖化は、肌の中のタンパク質と糖が紫外線により結びつくことで、「AGEs(エー・ジー・イー)」という老化物質を作り出す現象。AGEs自体が褐色の物質のため、肌も黒っぽく色づいて見えるようです。

糖化とは・・・
焼きすぎたパンが焦げて固くなり茶色くなるのも糖化現象の一種。肌も糖化してAGEsができると弾力がなくなり、肌色が黄ぐすみます。AGEsがなければ、パンを焼く前のような弾力を保てます。
『糖化』反応によってタンパク質が変質して『糖化最終産物』という恐ろしい物質になるのですが『糖化最終産物』というのは簡単にいえば、キャラメルのことです。

糖化最終産物… 何ですか!? この恐ろしい名前の暗黒物質は!

タンパク質が砂糖とくっついて、キャラメル状に焦げ付いた状態になります。
顕微鏡で見ると、キャラメル状なのですが、肌の変化としては、茶褐色の黒ずんだ状態になります。

細胞がキャラメル上に…!!
なるほど、だから糖化によって肌が黒くなるんですね。

糖化が起こるとコラーゲン線維同士を固め、ハリ弾力が低下。ほうれい線、毛穴の目立ちや頰のたるみにつながります。

ひえっ!
肌が黒くなるだけじゃなく、ほうれい線や頬のたるみ、毛穴まで目立ってしまうなんて!

糖化は紫外線を数分浴びただけで進行し、年齢に関係なく若い方でも起こります。

なるほど、だから長時間日に浴びたわけじゃないのに、肌が黒くなってしまうんですね。

肌の糖化防止と対処法

対策(1) 紫外線を防ぐ

紫外線が肌の糖化を進行させる

紫外線が肌の糖化を進行させる

糖化は、紫外線を数分浴びただけで、進行してしまいます。そのため、日焼けしない程度の時間や、日差しが弱い時でも、日傘や、日焼け止めクリームを塗り、肌が紫外線を浴びないように気を付けましょう。

対策(2) パンやお菓子、ご飯などの炭水化物の取り過ぎに注意

特に砂糖を使ったお菓子や菓子パンは注意!

特に砂糖を使ったお菓子や菓子パンは注意!

炭水化物の過剰摂取は、血液中の糖分が大量にある『高血糖』状態を起こします。
『高血糖』では、血液中の糖分が、肌のタンパク質と結合し『糖化』反応(メイラード反応)が起こります。
そのため、炭水化物を控えることで、糖化を防ぎましょう。

特に、菓子パンやお菓子などは、砂糖をたくさん使っているため、ごはんに比べても糖化を起こしやすい食べ物です。

では、お菓子やパンなどの炭水化物をたくさん食べてしまったら、もう肌が黒くなるしかないのでしょうか?

食べてしまってからの対処法はないの?

対策(3) 砂糖や炭水化物を取り過ぎたら → 血糖値を抑制する

血糖値を抑制する事で、血液中の糖分を減らし、タンパク質と結びつく事を防ぐことができます。甘いお菓子やパン、炭水化物を取り過ぎてしまったら、血糖値を下げる対策をしましょう。

それでは、血糖値を下げる方法を紹介いたします。

血糖値の抑制にはウォーキングや適度な運動を

血糖値の抑制にはウォーキングや適度な運動を

ウォーキングなどの運動は、血液中の糖分を消費し、血糖値を下げる効果があります。
ただし、空腹時など血糖値が下がっている時間帯に運動をすると、低血糖になってしまう事があるので、空腹時は避けるようにしましょう。

顔が黒くなる原因(2) ストレスが原因かも

ストレスは体内に活性酸素を発生させる

ストレスは体内に活性酸素を発生させる

強いストレスを受けると、体内には活性酸素が発生します。
活性酸素が細胞を傷つけると、肌の色を黒く変色させてしまいます。

体内で活性酸素が過剰に発生すると処理できなくなり細胞の酸化が進むことになりますがこれが活性酸素焼けです。この原因は心や体の強いストレス(もちろん病気も)ですが、その他薬物を使い過ぎても活性酸素焼けします。

ストレスで活性酸素が体にたまるのですね。
でも、なぜ、活性酸素が体内に溜まると、肌が黒くなるのでしょう?

ストレスなどによってメラニンの生成とターンオーバーのバランスが崩れると、大量のメラニンが生成されるにもかかわらず、ターンオーバー(メラニンの在庫処分)が追いつかなくなってしまうと色素沈着を起こし肌が黒くなる

なるほど!
メラニンの生成に、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が追い付かなくなり、色素沈着を起こして、肌が黒くなってしまうのですね!

では、ストレスを感じたらどう解消したら良いの?

ストレスの解消法

運動する事でストレス解消&代謝が良くなり黒ずみが消える

運動する事でストレス解消&代謝が良くなり黒ずみが消える

ウォーキングやジョギング、ストレッチなどの軽い運度で汗をかくと、ストレスの解消になるとともに、新陳代謝が良くなることで、色素沈着した肌の黒ずみ解消に効果があります。

顔が黒くなる原因(3) 内臓疾患の可能性も

肝臓が悪い人は、顔や肌が浅黒いと言われる事があるように、日焼けしていないのに顔が黒くなる場合は、肝臓や腎臓などの内臓の病気の可能性も考えられます。

肝機能、肝臓の疾患の可能性

肝臓が悪くなると顔や肌が浅黒くなる

肝臓が悪くなると顔や肌が浅黒くなる

顔が黒い人は、よく「肝臓が悪いんじゃないの?」と言われることがあるようですが、肝機能が低下したり、肝臓に疾患を抱えている人は、血液が濁り、黒褐色になり、それが肌に出るために、顔が青黒くなるようです。

脂分の多い食事を多くとる人や、お酒を多く飲む人は、肝臓に負担が掛り、肝機能の低下や、脂肪肝など肝臓の疾患、病気の原因になるために、気を付けましょう。

肝臓部分にうっ血があり、血液の流れががわるくなり血液中に老廃物が増え血液の色が黒褐色になります。

肝臓の機能が低下したり、疾患を抱えると、血液の色が黒っぽくなり、その結果肌が、青黒くなるようです。

肝機能を回復させる方法 - お酒を飲む人にはウコン

腎臓の機能低下、疾患の可能性

顔色や胴回りの肌が黒ずんだら腎臓の疾患の可能性も

顔色や胴回りの肌が黒ずんだら腎臓の疾患の可能性も

実際に腎臓病になりますと皮膚は黒ずみますし、精力が減退しても眼のまわり、胴回りが黒ずみます。

なるほど、腎臓の機能が低下している場合は、胴回りの肌の色も確認してみると良いのですね。

内臓の疾患の疑いがある場合は医者に相談しましょう

早めの原因発見が吉

早めの原因発見が吉

顔の黒ずみの原因として、肝臓や腎臓などの内臓疾患や機能低下が疑われる場合には、早めに医者に相談をしましょう。
早期に原因が発見できれば、治療も早くなり、回復も早くなります。

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