ロシアの自殺教唆ゲームサイト「青い鯨」洗脳事件とは?

『青い鯨』は世界中で社会問題になっている自殺誘発ソーシャルゲーム

ロシアだけでなく世界中に飛び火して、社会問題となっている、自殺教唆ゲーム。
容疑者は逮捕されていますが、まったく悪びれない発言を繰り返していますし、関わっていた多くの人間たちは未だに逮捕されていません。

事件の詳細はコチラ。

(参照記事:mizoguchi)

(画像:被害者が描いたとされる、青い鯨の絵)

自殺誘発ゲーム『青い鯨』に参加・検索してはいけません!

参加すると、犯罪者グループに「広告収入」が入るシステム。

該当サイトへのアクセスは推奨しません。

アクセスすると、犯罪者グループに「広告収入」が入ります。

この記事は、人々がゲームに参加したり、不適切な画像を見る必要がないように、注意喚起の意味で書かれています。

記事内に不適切な画像は掲載しません。

注意書きが必要な画像ナシで、まとめています。

この記事を読んでいるみなさんは、わざわざゲームに参加して「青い鯨ゲーム」がどんなゲームなのか自分で確かめに行く必要はありません。
ゲームの中身を紹介している、勇敢なYoutuberの動画の内容を見ていきましょう。

動画や事件について検索していると、流血画像などが出てきて、気分が悪くなられる方もいるかと思います。

見たくない人が多いと思いますので、動画や画像の載っている記事を見るまでもなく、この記事だけでだいたいこのゲームの内容を日本語で理解できるようになっています。

2017年5月14日現在、手に入るありったけの情報を、2記事で約1万文字にして、まとめています。

フランスのイケメンYouTuber・Avatygaが青い鯨にチャレンジ!?

本当に自殺するのかを実践

フランスのYoutuber、「Avatyga」というチャンネルの青年が、「Blue Whale Challenge」と銘打った動画を投稿しました。
彼は毎日動画をあげていくつもりでしたが、チャレンジ中の動画は3件のみ。

「7日目でバカげてると思った」と発言する彼。

2日めまでは動画を投稿したものの、途中で「こんなゲームを動画で宣伝するようなマネはしてはいけない」と悟ったようです。

投稿した後に「無事?」

「こんなゲームには参加するな」と注意喚起したのち、突然消えてしまった動画投稿者。

彼はそれまでゲーム実況動画などを頻繁に更新してきましたし、良識のあるイケメンだったせいもあるのか「大丈夫か」「この動画を投稿した後も無事?」とコメントが相次ぎました。

Avatygaの青い鯨チャレンジ(1日目)

丁寧な前置き

1日めの動画は、2017年3月9日に投稿されました。
「いかなることが起きた場合にも責任は負えないので、危険性のあるもののはシェアしません。不快なものを見たくない人は、すぐにこのビデオを閉じてください」と前置きしています。

このような丁寧な前向きがあったため、視聴者は「良識のある若者がなんてことを」という感情になってしまいます。

チャットルームに入る

1日めは「チャットルームに入る」という目的を済ませていますが、どうやってそのチャットルームを発見するかなどは詳しく説明していないあたり、視聴者にはゲームに参加してほしくないという動画投稿者の意図が感じられます。
ゲームの概要を説明して、1日めの動画は終わりました。

Avatygaの青い鯨チャレンジ(2日目)

ご乱心? いきなり放送用語から。

2日めの動画は、5日後の3月14日に投稿されています。
年齢制限設定がされており、未成年かつログインができていない人は見れないようになっています。
放送禁止用語から始まっています。

「何も起こってないんだ。偽物の証拠画像を投稿して、ゲームマスターをだますことにした」

恐ろしいゲームの内容が明らかに。

ゲームマスターに「腕にカミソリやナイフで、鯨の絵の形に傷をつける」という課題を突きつけられた彼。

証拠画像を送るように言われています。

偽物の証拠画像を送ったら、そこで失格。

ゲームマスターは、IPアドレスなどを通じて参加者の住所を提示してきており、毎日の課題をこなさなかったり、証拠画像が偽物だと判断した場合には「君と親の命を奪う」と脅迫しています。

筆でペイントして、証拠画像を捏造?

この青年Youtuberは、自傷行為はしたくないので、腕にあたかも自傷行為をしたかのように筆でペイントを施し、その証拠画像が通るのかどうかを確かめることにしました。

動画は、赤い塗料と筆を使って、腕に丁寧に鯨の絵を描いていく青年の様子。
途中ティッシュを使ってぼかしたり、ナイフを使って細い線を描いていますが、実際に自分の腕を傷つけている様子は一切ありません。

チャットルームに、初めての画像投稿。

撮影した証拠画像を、PCからゲームのチャットルームに貼り付ける様子が、動画に残っています。
このファイル名が「20170313」となっているので、この動画は本当に3月13日に撮影されたものだとわかります。
3月8日か9日にチャレンジを始めたとして、3-4日めくらいでこの課題が送られてきたことがわかります。

チャットルームにはその段階まで投稿がなく、この証拠画像が初めて彼のチャットルームに投稿したものになるようです。

「次の動画で会いましょう。もちろん、僕が生きてたらね」

「もし何かレスポンスがあったら、3日めの動画をアップロードします。もし何もなかった場合は、コメント欄に何か書いて報告します。これで動画は終わりになるかと思います。次の動画でお会いしましょう。もちろん、もし僕が生きてたらですけどね(笑)」

と、この動画は終了。

反応(コメント)

この動画には「こんな危険なゲームはプレイしちゃだめ」「誰か彼を止めてあげて」「今すぐやめて」「頭おかしいの?」「あの世に行くにはイケメンすぎる」など多くのコメントが寄せられました。

Avatygaの青い鯨チャレンジ(3日目)

フェイクの画像なのに「返信が来ちゃった」

4日後の3月17日に、「The Final Day」と題された動画がアップロードされました。

「今日で青い鯨チャレンジ、たぶん7日めです。手を切っているように見せた偽画像を、ゲームマスターに送信しました。そしてもし返信が返ってきたら3日めの動画をあげますと言いましたね。で、返信をもらったんです。その人から返信が来ちゃったんです。僕はウソなんてついてませんよ。これは本当に送信したんです」
(画像を送信した証拠画像が、動画内にさしこまれています)

ロシア語で出された「課題」の内容が凄惨。「気持ちが悪いなって思った」

「それで、気持ち悪いなって思ったんです。こんなバカげたチャレンジは、ウソっこだって思ってたんですよ。でもこれは冗談じゃなくて本気のゲームなんです、明らかに。新しい「課題」がロシア語で送られてきたので、グーグル翻訳で訳さなきゃいけませんでした。ロシア人の友達にも頼んで、個人的にも訳してもらったんです。それで….ええと…基本的には…それは、”自分の脚を全体的に切らなきゃいけない”って内容でした」

YouTuber/Avatygaが必死に考えた「青い鯨から抜け出す唯一の方法」?

「もちろん僕はそんなことはしません。それで僕は、このゲームを抜けだせないものかと考えました。人に、このゲーム内にある自分のプロフィールを”通報”してもらうことで、このゲームから抜け出すことはできないかと考えたんです。視聴者のみなさんに協力してもらえば不可能ではないのですが…。”通報”のやり方はここでチュートリアルしておきますので…」

そこから「このチャレンジは本物でした。生きるかこのゲームに参加するかは、あなたの選択次第です」とテロップが出て、動画は終わりとなりました。

脱出成功するケースは非常に稀。一旦参加したら、退会は困難。

コメント欄には動画投稿者が「出来ました! 僕のプロフィールは外されました」と、ゲームから抜け出すことができたことを報告しています。

ただしこの人の場合は、動画を公開していて、動画にたくさんコメントがつき、多くの人が通報に協力してくれたから、ゲームから抜け出すことができました。
そうでなければ、通常は一旦参加してしまうと、抜け出すことは非常に難しいでしょう。

青い鯨を退会したら、個人情報は世界中の悪い人へ巻かれるの!?

該当のゲームサイトを運営しているのは犯罪者集団ですし、住所を言い当てるのは本当のようです。

登録したら、あなたの個人情報は、言語が通じないロシアを中心とした海外の悪い人たちにシェアされる可能性があります。

Avatygaの青い鯨チャレンジ(4回目の動画)

「こんなリスキーなゲームの動画に割く時間はない」

その後にしばらく動画投稿はされませんでしたが、3月21日に「元気だよ」という動画がアップロードされています。
概要欄には「現在チャレンジ11日めですが、このビデオは4日めに撮影したもの。こんなリスキーなゲームの動画に割く時間はない」といった内容になっています。

「生きてるよ」

「チャンネルへようこそ。昨日は3000人のチャンネル登録者を得ることができました。僕もこれでYoutuberかな。Youtuberっていい機材使ってるはずだけどね。僕はケータイで撮ってるよ。背景をCGするためのグリーンスクリーンもまだないし…あ、緑の傘があったな。まあとにかく、この動画で伝えたいのは、僕は元気だってことだよ」

(コメントを表示「まだ生きてる?」「やばいゲームだって気づいた?」「今すぐゲームをやめて」など)

「コメントはやめてね」と言っても、コメントをされ続ける運命に?

「生きてるよ。僕はだれにも脅かされたりしてないよ。悩まされてもいない。元気。だからそういうコメントはもうやめてね」
ここで4日めの動画は終了。

しかしその後1ヶ月以上動画が投稿されなかったため、コメントは止みませんでした。
「賢い少年だね」「こんなゲームに参加するのはもったいない」「もう2ヶ月も動画投稿されてない」などと多くの人々が心配しつづけました。

削除された動画?

ぐったりとした様子の男の子が…

たしかこの少年はもう1つ動画をアップロードしていた気がするのですが、今は削除されてしまったのかもしれません。
ぐったりとした様子で「このゲームのことを話して宣伝になるのはいやだと思ったから、もうこの動画はアップロードしないことにしたんだ。母さんは世の中に危険を知らせる意味で動画をアップロードするのはいいんじゃないかと言ったけど、こんなやつらの宣伝になることはしたくないんだよ」と西洋の男の子が語っていた様子を覚えているのですが…もしかしたら別のYouTuberの方だったかもしれません。

姿を消した動画投稿者は生きている!?死んでいる!?

Avatygaも「生きてるならコメントして」

2017年5月7日ごろには「もし生きてるならコメントして、このコメントをトップに固定して」と心配するコメントがあり、そのコメントは動画投稿者Avatygaによって固定されました。

しかし投稿者本人からコメントはありませんでした。

Avatygaの青い鯨チャレンジ(5回目の動画)

とうとう50日目

2017年5月13日に、とうとう「50日め」と題された動画が上がりました。
このゲームでは、50日目には屋根から飛び降りるようにと指示されます。

まるで彼がもういないかのような静かなピアノの音楽に合わせて、「大丈夫か、新しいビデオ作ってくれ」「生きてる?」「もう3週間も動画アップされてない」「もう2ヶ月も動画投稿されてない」「悩んでるんじゃない?」「生きてるかな?」という過去の動画へのコメントが、動画内で流されました。

いきなり「SNSのアカウント作りました」とのテロップが…

テロップが出て「一ヶ月ぐらい離れてました。動画作る時間がなかったので。すぐ戻ります。動画のアイデアとかないけど、戻るよ。SNSのアカウント作ってみました。前は持ってなかったんだけど、これで情報更新して届けられます。フォローしてね」

概要欄にも「久しぶり!xD インスタ、ツイッターでフォローしてね!週イチで動画をあげるつもりだよ」と書き、やる気満々の様子。

ただ、以前の動画のように本人がしゃべっているわけではありません。

「赤ん坊時代の僕の写真を、めちゃくちゃ悪い言葉でけなしてほしい」

「あ、ところで僕のこの赤ん坊時代の写真なんだけど、みんなでめちゃくちゃにからかってくれないかな。なるべく辛辣に頼むよ。次の動画のためなんだ。では、次の動画で」

赤ん坊の画像が3枚映って、動画は終了。

以前のゲーム動画などとは違って、なんだか穏やかではありません。

今回のチャレンジで考えさせられた「生きる」ことのスタートラインである赤ん坊時代の写真を悪く言ってくれというのは、なんだか悲しいお願いです。

心配の言葉であふれていたコメント欄が、一気に悪口に。

それまで心配の言葉ばかりを並べていたコメント欄には、悪口が寄せられることになりました。
「できるだけひどい言葉で頼むよ」と言われてるので、視聴者側もやるしかなくなっています。

「子供時代は太ってたんだな」「ドナルドトランプに似てたんだな」「無事でよかったよ」などのコメントが寄せられた。

ただその表現は「fat」ぐらいに抑えられ、本当に「できるかぎり辛辣に」こき下ろしている人は、いないかのような印象を受けます。

青い鯨をチャレンジしたYouTuberの広告収益は?

高校生以下は、収益以外の目的で動画投稿している確率が高い

他にも「青い鯨チャレンジ」をしている若者は多く、ふざけて高いところに登る動画などが出されているが、どれも見て不穏な気持ちになるだけです。

このイケメンフランス人の動画もふくめ、今のところ広告収益がついている様子はありません。

プーチン大統領も乗り出した、厳罰化。今後は広告収入がさらに激減?

ただ、ロシアの「青い鯨」事件、容疑者は逮捕されましたし、プーチン大統領まで厳罰化に乗り出しました。

今後はYoutubeの収益もさらに減少して、Youtubeビジネス自体がなくなるような気がするのですが、このフランス人Youtuberはまだ学生さんなのかもしれませんし、今のところ彼を駆り立てているものは広告収入ではなさそうです。

Avatygaの「悪口募集」の真意は? 実はすでに自殺している!?

なんだかゲームに参加してしまった悪影響を受けているのではないかと思うような闇を感じさせるようになった彼の動画ですが、一番怖いのは「悪口募集」の動画で画面全体にテロップを出しているシーンばかり続くこと。

心配の言葉ばかりだったコメント欄が悪口にあふれてしまうという現実に、打ちひしがれずに笑い飛ばしてくれるような動画を出してくれることを願っています。

青い鯨による自殺示唆事件とSNSの関係

どうして急にSNSに意欲的になった?

SNSを悪用した自殺教唆サイトに、自ら足を踏み入れてしまった若者。
そのゲームに解放されてから急にSNSに意欲的になったので、ついつい心配してしまいますが、今後も彼の活動に期待です。

SNSを始めた理由は「元気ですよということを日々伝えられるように」だそうです。

SNSを始めると、本名や個人情報がバレるのを恐れて辞められない!?

「Antonio Parker」「スロベニア」などの情報でツイッターに登録されています。
Youtubeには「フランス」と登録されています。

SNSのフォロワー数を増やすのは難しい?

SNSアカウントは
@AvatygaYT
ですが、2017年5月14日現在、ツイッターには「使い方がよくわかんない」とだけつぶやかれています。
Youtubeのコメント数はすごいのに、フォロワー数は現在12名。
人は無情というか、本人が傷つくような結果になってしまっているのが悲しいところです。

Instagramではアカウントが検索できません。

青い鯨事件の被害者のフレンドの人数

ロシアの自殺教唆サイト事件では「SNSで、ぬくもり・理解・人とのつながりを提供した」と容疑者が主張しています。

容疑者はゲーム理論・心理学・マーケティング理論を駆使しています。

亡くなった被害者は、SNSに記事を投稿。フレンド数が600を超えています。

このような数字で見える人数に満足するという人間の心理を、容疑者は巧みに利用していたと思われています。

容疑者の動機は「広告収入」お金のためでした。

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