スーパーフリー事件とは、早稲田大学公認のサークル「スーパーフリー」が起こした輪姦事件の事です。

2003年に発覚し、噂では400件の余罪があると思われるが、実際起訴されたのは3件でした。

関与したサークルメンバーは多数いるとされるが、起訴された事件での逮捕者は20名ほど。

事件の内容は、サークルという名前を一気に「堕落」した大学生の集団として世間に認識され、真面目にサークル活動に従事している大学生を困惑させてしまう事件ともなってしまいました。

スーパーフリー(以下：スーフリ)は、イベント系サークルとして活動していました。
どの大学でも参加できる「オールランドサークル」として活動していたのち、同好会で早稲田大学に正規に登録となり、当時の教育学部教授を会長とし名前を載せていました。

公式サイトには、

「遊ぶのが好きな人なら誰でも歓迎。いい人大歓迎」
「ただしギャル、ギャル男禁止」
「他サークル掛け持ちOK」
「2年生以上の人も歓迎」
「1年じゅう入会OK」の、規則が挙げられていました。

紹介文には、

「友達を増やすチャンス」
「楽しい思い出を増やすチャンス」
「初心者にも居心地が良い」
「大学生らしい遊び」
「高校生とは違って落ち着いた雰囲気」
「派手・コワいというイメージはない」
とあり、サークルのイベントに参加したら楽しい大学生活が送れるよ！という、入学したての新入生にはもってこいのサークルのうたい文句でした。

事件が発覚したのは起訴された3件の事件から。

①　2001年、東京都豊島区のスーフリ代表者のマンション兼事務所内で、当時19歳の女性を泥酔されて輪姦。

②　2003年、東京都港区の居酒屋で当時18歳の女性を泥酔させ、人気のない場所で玄関マットに寝かせて、1時間以上にわたり13人で輪姦。

③　同じく2003年、東京都港区の居酒屋で当時20歳の女性を泥酔させ、人通りのないエレベーターフロアで5人で強姦。

被害に合った③の女性が被害届を出し、警察が事件の捜査を行う事となったが、その中で過去や今現在のスーフリの非道な裏活動が明るみになっていきました。

スーフリのパーティーは確かに大盛況だったといいます。
当時、大規模なクラブ「ヴェルファーレ」に200人や300人を集客していたといいます。
ただ、それは表向きのイベントで、集まった女性を物色し二次会や三次会、または自宅兼事務所での四次会に連れ込む獲物を選別していたとも言われています。

狙われるのは、上京してきた地方出身の女性で、イベント慣れしていない大人しそうな女性ばかりを狙っていたとも。
強姦、輪姦しても脅せば口に出せないような女性を目を付けていたようです。

主犯はスーフリ代表者、和田真一郎(当時28歳)。

サークルをまとめていたカリスマ的存在だったが、裏の顔も当時は噂されていたようだ。

イベントと称するパーティーは盛況だったが、悪い噂も広まっていたといいます。
イベントに参加した女性は「一次会で帰った方がいい」と友人に助言されていたが、二次会に参加した際に、サークルの幹部にトイレに付いてこられ個室で2人きりにされ、サークル幹部の男は徐にズボンを下げ「やらせろ」と言ってきたといい、怖くて固まってしまったが、トイレに他の利用者が入ってきた時に助けを呼んで事なきを終えたといいます。

これは、被害に合う一歩手前で助かった例、実際に強姦や輪姦にあった女性は、400人以上いるとも言われています。

そのサークル幹部をまとめていたのが和田真一郎で、このイベントと称するパーティーで全国を飛び回るほどサークルは大盛況だったといい、その儲けは年に億を稼いでいたとも言われています。

とにかくSEXが大好きで、女性が好きというより行為そのものが好きだったという和田真一郎。
大学デビューらしく、中学高校は目立った存在ではなかった。
どちらかというと、派手なサークル活動とはほど遠い、アニメオタクで無口、何を考えているかわからないような存在だったらしい。

しかし、和田はサークル代表に従事していた際は、年に100人とヤッていると豪語していたようだ。

2003年、女性に暴行したとして捕まったのは以下の5人。

当時
早稲田大学2年　和田真一郎(28)
早稲田大学4年　小林潤一郎(21)
早稲田大学3年　沼崎敏行(21)
日本大学3年　　藤村翔(21)
学習院大学1年　小林大輔(20)　らが、起訴されている。

当時、スーフリには専門用語があり、日常的に使用していたという。

【現物支給】報酬として幹部に女性を斡旋
【撃つ】　　SEX
【無理撃ち】強姦
【アシスト】無理撃ちのアシストをすること
【つぶつぶオレンジ】睡眠薬のことで、錠剤の形状からこう言っていた

卑劣な犯行手口はこのように行われていた。

◆一次会のイベントでは、健全なパーティーを装い、その時点で女性を物色、目をつける。健全さをアピールし二次会に誘い込む。

◆二次会で複数誘っていた女性達の中から、場慣れしていない女性を更に物色し、ターゲットを決める。

◆ゲームに参加させ、ワザと負けさせ罰ゲームと称してアルコール度数が高いお酒を飲ませる。アルコール度数96度のウォッカを混入させ飲ませ泥酔させる。睡眠薬を導入し失神させる。

◆介抱と称して別部屋に隔離し、強姦、輪姦する。最初は1人だが、次から次へ入れ替わり10人前後で輪姦した時もあったという。

◆その模様を写真や動画を撮り、口外したら公表すると脅す。また、女性に無理やり笑顔を作らせて写真を撮り、後に問題になった時に「同意のもと」「和姦」を主張する根拠をも用意する周到さもしていた。

このような手口で、女性を強姦し輪姦していたようだ。
ゲーム感覚で女性を屈辱していたなんて、胸が痛い。

懲役14年を言い渡された和田。

仮釈放を考慮して、今年か来年には出所するのでは？と言われています。
概に出所して、名前も変え大阪に住んでいるという噂もあるようです。

もし、出所して社会に出ているのであれば、今回の「慶應ミスコン強姦事件」をどのような気持ちで見ているのでしょうか。

自分の犯した忌まわしい過去を思い出し反省しているのか、反して「大学のサークルてヤツは今も昔も変わらない」なんて、のんきにニュースを見ているのか・・・。

以前の発言で、刑務所内で会計士の勉強をして大好きな沖縄に住みたいと言っていたようだが、捕まってからのこの発言を聞く限り、人間の根本は変わらなく、名前を変えて悠々と違う人生を歩んでいそうな気がしますが・・・。どうなんでしょうか。