小顔トレーニングは自宅でできるかというと、むしろ自宅で継続的にトレーニングした方が、エステや小顔矯正に通うよりもむしろ効果的です。なぜなら、小顔のためには表情筋をよく使ってあげる必要があるからです。

確かにエステや小顔矯正に行くと、その場は顔がスッキリとして小さくなったような気がするのですが、それは実は筋肉がゆるんで筋肉がゆるんだだけです。1日もすればすぐに元に戻ってしまいます。

ダイエットには基本的に筋力をつけることが必要となり、小顔に関してもそれは同じです。そのため、お金を払って一時的に小顔になるよりも、自宅でトレーニングをした方がはるかに効果的なのです。

一口に小顔と言っても、人によって気になる場所はいろいろだと思います。ほうれい線が気になるという人もいれば、二重あごが気になるという人もいると思います。そんな方のために、お悩みごとにアプローチすべき筋肉をご紹介します。

ほうれい線が気になる人がアプローチすべき筋肉は、頬筋（きょうきん）です。この筋肉が衰えると、ブルドッグのように頬が垂れさがってほうれい線が目立つようになってしまいます。

二重あごが気になる人の場合、顎二腹筋（がくにふくきん）や内側翼突筋（ないそくよくとつきん）といって、顎の下にある筋肉が緊張して血行が悪くなっていることが考えられます。そのため、これらの筋肉を刺激して血行を改善することが重要です。

首にしわが出来ると年齢以上に年を取って見えますし、皮膚がたるんでくるとその分顔が大きく見えることにもなります。表情筋ではありませんが、こういった悩みを解決するには胸鎖乳突筋（きょうさにゅうとつきん）という筋肉にアプローチするのが効果的です。

胸鎖乳突筋は、耳の下にある乳様突起と鎖骨とを結んでいる筋肉で、この筋肉が緊張することによって血行が悪くなり、結果的にお肌のコンディションが低下して首にしわやたるみが出来てしまいます。

両頬に余計なお肉がついて、顔全体が大きく見えてしまうような人は口角挙筋（こうかくきょきん）にアプローチすると良いでしょう。口角挙筋は文字通り、口角を挙げる筋肉です。また大頬骨筋（だいきょうこつきん）や小頬骨筋（しょうきょうこつきん）にアプローチするのも有効です。

口角が下がってくると、表情が暗く意地悪な印象を与えてしまいます。また、口角の下垂にともなってほうれい線が目立つことともなります。効果うを挙げるには先ほどの口角挙筋とともに、口輪筋（こうりんきん）という、唇の周りにある筋肉を刺激してあげると良いでしょう。

それでは、自宅でもできる小顔トレーニングのやり方について紹介していきたいと思います。基本的には難しいことはなくて、いろんな表情を作ることで効率よく表情筋を刺激していきます。

普段あまり意識することがないと思うのですが、実は顔の筋肉にもコリがでます。筋肉がこって固くなることで血行が悪くなり、結果として顔にむくみが生じ、顔が大きく見えることになります。そのため、まずは血行を良くするためにストレッチを行いましょう。

緊張を緩和させるためには、あえて一度思い切って緊張させるという方法があります。顔を中心に寄せるようにギュッと緊張させ、ぱっと力を抜くことによって表情筋の緊張が緩み、血行が促進されてむくみが解消されます。

表情筋を鍛えるため一番簡単なのは、口を大きく動かして「あ・い・う・え・お」の形をとることです。また口を大きく横に開いて笑顔を作ったり、驚いたように顔を上下に広げるのも効果的です。以下に網羅的な動画を紹介しておきます。

顔のむくみを取ることはすぐに出来ますが、筋肉がすぐに付くことはありません。そのため、毎日少しずつでもいいので小顔トレーニングを継続するようにしてくださいね。