癒し系ゲームとして大人気のスマホアプリ『ねこあつめ』が2017年に実写映画化されて公開される事がは発表され、ゲームファンを大いに驚かせることとなりました。
ねこあつめ実写映画『ねこあつめの家』のあらすじやキャスト、ファンの反応などについて紹介します。

ねこあつめとは、『Hit-Point』社が2014年10月にリリースした猫が主役の癒し系アプリゲームです。
リリースからおよそ2年で1900万ダウンロードを突破するという怪物的な数値を叩き出したゲームであり、今ではあまりの人気に別の動物などを使った類似ゲームが大量にリリースされるほどの大型ゲームとなりました。

ちなみに、このゲームは元々別のアプリが開発されるまでの繋ぎ用として作られていた緩いアプリであり、Hit-Point側もリリース当時はこれほどまでの人気が出るとは思っていなかったようです。　

ゲーム内容は、『庭にやってくる猫たちをただ眺める』だけ。
プレイヤーはスマホ内の庭に猫のためのエサを置き、庭にやって来た猫たちがお礼に置いていく煮干しを使って庭の拡張やインテリアの配置を行います。

ゲームオーバーという概念やアクション要素・ストーリーなどは存在せず、時折やって来た猫たちを写真に収める以外は特に何もすることがない癒し系放置ゲームです。

シンプルなゲーム内容のせいか書いてある言語が分からなくてもさほど苦労はせず、外国のスマホユーザーがダウンロード数の3割～4割ほどを占めるというアプリの中でも異例な存在の『ねこあつめ』。

あまりの海外人口の多さにHit-Point社はリリース1ヶ月でねこあつめを英語版にも対応させることとなり、海外勢向けのコンテンツも発信するようになりました。

日本国内だけではなく、海外でも人気となった『ねこあつめ』。
ゲーム自体はストーリーもなくただただ庭のインテリアで遊ぶ猫たちを観察するだけのゲームだったはずですが、11月8日にねこあつめの公式アカウントからこのゲームの実写映画化が決まったと発表され、ゲームファンの間で大きな話題となりました。

主人公は少し前に新人賞を受賞した新人小説家・佐久間。
佐久間は一度作家として大きな評価を受け、小説家として認められたはいいものの、その後スランプに陥って良い小説が書けなくなってしまい、失意のままに郊外にある一軒家へ引っ越してきました。

小説家としての自信をすっかり失ってしまった佐久間はそこで庭にやってくる様々な猫と出会い、人生観や考え方を変えられていくというお話です。

出演者や監督によると、この作品は大きな事件こそ起こりませんが観る者をほっこりとさせるのんびりとした雰囲気の映画となっており、シンプルな温もりのあるゆったりとした映画になっているのだそう。

主役の佐久間役を演じるのは、子役時代から俳優の仕事をこなしてきた実力派俳優・伊藤淳史。
ねこあつめの実写化が発表された直後は話題優先のイケメン俳優かと思われた主演のキャスティングですが、雰囲気の合った個性派俳優の起用に好印象を抱いたファンは多かったようです。

2017年未明に公開される予定の『ねこあつめの家』。
主演以外のキャスティングや詳しい映画の内容などといった映画の詳細は現在も分かっていませんが、スマホゲームが実写化するのはねこあつめが初だと言われており、作品の行く末が注目されています。

実写化の波はスマホゲームにもやってくるのでしょうか？