今月14日午後6時ころ隣国、韓国・江原道でバンジージャンプであってはならない事故が起きてしまいました。29歳の女性が、42メートルの高さから飛び降りた際、途中でひもが切れ、真下の川に叩きつけられました。幸い命には別条はなかったものの首と胸に全治4週間の怪我を負ってしまいました。また、事故の恐怖から顔面まひを起こしてしまったそうです。この女性は「このまま死ぬと思いました。ずっと思い出します。とても恐ろしくて、水を見るのも嫌です」と事故当時の恐怖を語っています。警察によると「ジャンプ台に結んでいたロープがほどけてしまった」とその原因を、述べています。この事故と、バンジージャンプ関係の情報を、まとめて皆様にお届けしたいと思います。

もうすでに皆様もご存じかとは思いますが、バンジージャンプについての起源について調べてみましたので、ご紹介します。バンジージャンプの起源は、南太平洋のシェパード諸島の火山島上に位置する、バヌアツ共和国ニューヘブリディーズ諸島にあるペンテコスト島で行われていた数十メートルにもなるやぐらを木で作り、足にツタをくくりつけて飛び降りる成人への通過儀礼である『ナゴール』であるといわれています。このツタをゴムひもやワイヤロープに変えてアトラクションにしたのが、現在、バンジージャンプとして世界中で楽しまれているものです。

1995年9月10日に愛知県知多郡南知多町のテーマパーク『南知多グリーンバレイ』において、自分の飛ぶ順番になったが、恐怖のあまり、なかなか飛べなくていたところ、とっさにそばにいたテーマパークの従業員の右腕を掴んで飛び降りてしまい、命綱をつけていなかった従業員が高さ約19メートルのジャンプ台から転落死する事故が起きています。

バンジージャンプが飛ぶのにとても勇気がいる事は、その起源が、元々「成人のための通過儀礼」であったことを裏付けるものですね。現在のバンジージャンプはめったに事故は起きないとされています。しかし、現在のバンジージャンプは、安全面には、この上なく十分に配慮してあっても、あれだけ高いところから落ちるわけですから、なにかちょっとしたミスで大事故に繋がってしまうのも事実のようですね。今回、韓国で起きた事故もちょっとしたミスによるものなのかも知れませんね。皆さんもバンジージャンプをする時には、十分に気をつけて下さいね。