
【北海道置き去り男児】田野岡大和君6日に退院。笑顔で「野球がしたい」と語る…虐待の有無は調査中
北海道の山中に両親によって置き去りにされ、7日間の遭難生活を送った田野岡大和君が6月6日に函館市内の病院を笑顔で退院していきました。
田野岡大和君、6日に退院。退院時には笑顔も見せる
北海道男児置き去り事件として一世を風靡し、
7日間の遭難生活をたった一人で乗り越えたとして
世間を賑やかせていた田野岡大和君(7)。
6月6日、入院生活を終えた大和君が地元住民や取材陣に
見送られながら笑顔で退院していきました。
田野岡大和君の置き去り事件のおさらい
両親が躾のために北海道の山中に田野岡大和君を置き去りに
事件が起こったのは5月28日。
「山菜を採りに行った息子が戻ってこない」
と両親が警察に通報した事から事件が発覚しました。
両親や大和君の家族は通報の1日後、警察に矛盾を指摘されると
山菜を採りに行ったという証言を翻し、
「しつけの為に置き去りにした」と
当日の大和君の服装含め様々な事を訂正します。
「本当に置き去り?」「殺したのでは?」両親に疑惑が集まった
徹底した捜索にも関わらずかなりの時間大和君は見つからず、
両親の不審な言動も相まって
「行方不明になった、という通報自体が嘘なのでは?」
「まだ何か隠していることがあるはず」など
様々な憶測が飛び交いました。
出典:Pixls [ピクルス]

大和君が発見された自衛隊施設
打ち合わせの為にたまたま中へ入った自衛隊員が
大和君を発見したそうです。
捜索中でない時の出来事だっただけに
発見した隊員は非常に驚いたんだとか。
捜索7日目に田野岡大和君が陸上自衛隊の演習場の倉庫で保護された!
生存は絶望的かと言われていた捜索7日目、大和君は
捜索範囲から外れた場所である陸上自衛隊の演習場にて
発見され、無事に保護されました。
大和君は遭難中施設内にある水道だけで生き延び、
マットレスにくるまって寒さをしのいでいたそうです。

発見直後の大和君
目立った外傷もなく、少し弱って軽い低体温症に
なっている他は大した事もありませんでした。
無事で本当に良かったですね。
大和君はこの後自衛隊員からおにぎりと水を貰い、
病院で点滴治療を受けるため入院をしていました。
6月6日、地元住民に見送られて退院

取材陣に手を振る姿も
取材陣が大和君に声をかけると大和君は
元気に手を振り返し、その後の取材にも
精一杯答えてくれました。
素直で本当にいい子ですね。
3日間の入院生活本当にお疲れさまです。
何事もなくて本当に良かったですね。
出典:Pixls [ピクルス]
大和君へのインタビューまとめ
体の具合はどう?

「大丈夫です」
取材陣に声をかけられると大和君は自分から
インタビュアーに近寄っていき、
「体の具合はどう?」という問いに
「大丈夫です」と答えました。
「学校に早く行きたい?」

大和君が通う北海道浜分小学校
一問一答形式で進められるインタビュー。
次の質問である
「学校に早く行きたい?」という質問に
大和君は元気に「行きたい!」と答えました。
学校が好きなのですね。
「学校で何したい?」

大和君は日本ハムのファン
次の質問は「学校で何したい?」というもの。
質問を受けた大和君は困ったようにちょっと
黙ってしまいました。
インタビュアーの女性が「野球したい?」と
聞き返すと、「野球したい」と頷いています。
「そのボールどうしたの?」

手作りの野球ボールを持つ大和君
最後にインタビュアーが大和君の持っている
ボールを指さし、
「そのボールどうしたの?」と訊ねると
「もらった!誰かから!」と答えてくれました。
その後の調べによると、大和君が持っていた
手作りボールは地元のグループホームの人達から
送られた寄せ書きボールだったようです。
両親の逮捕はあるのか?虐待の有無は調査中
今回はたまたま幸運が重なって無事な姿で保護されたものの、
置き去りに遭った大和君が死亡してしまう可能性は
かなり大きなものでした。
上記の事もあり、未だに児童相談所には
「大和君は保護責任者遺棄罪を起こした。即刻逮捕するべき」
「大和君があったのは立派な心理的虐待ではないのか?」
といった意見が今でも数多く寄せられています。
警察や児童相談所はこれから大和君本人や両親に話を聞き、
日常的な虐待の有無などを慎重に捜査していくそうです。
虐待の事実はまだわかりませんが、大和君にとって
一番幸せな結末になることを祈るばかりですね。
うっそうとした森が広がっています