東京って野生動物いるの!?奥多摩で出会える動物たち
東京で野生動物が見られるというと、いまいちイメージできない人は多いでしょう。ですが、奥多摩なら野生動物に出会えるのです。
そんなわけで、ここではどのような野生動物に出会えるのか紹介していきます。
動物観察で注意しておきたいこともお教えするので、しっかりと覚えておきましょう。
都心から電車で2時間で行けるのが奥多摩
東京というと23区のイメージが強いですが、実は都心から離れると自然が広がっています。
電車で移動できる多摩地区の一つ、奥多摩で自然に触れ合えるのです。
東京都多摩エリアとは、23区の西部に広がる市町村を指します。
地価が高騰し住宅地も少ない23区内よりも、利便性と住みやすさを兼ね備える
東京都の西部に広がる多摩川の源流域、奥多摩。「ホリデー快速おくたま」を利用すれば、都心から乗り換えなしで直行できます。
電車とバスを乗り継いで日帰り観光もラクラク!都内にいながら大自然を満喫できる観光エリアなのです。
都心から電車や車で2時間ほどのところにありながら、雄大な自然が広がる、近年注目の観光地です。
日帰りで観光するなら、ドライバーに負担がかからない電車の旅がオススメです。
電車で奥多摩を訪れる場合はまず、新宿駅からJR中央線で25分の立川駅へ向かいます。
そこから青梅線に乗り換え60分程で奥多摩駅へ。奥多摩湖や日原方面へは、奥多摩駅から出発しているバスが利用できます。
東京都心から電車一本でアクセスできるのが、奥多摩の良さの一つです。
奥多摩は自然にあふれる場所で、キャンプや釣りなどのアウトドアも楽しめます。普段は都会暮らしの人が自然の癒しを求めて訪れることが多いようです。
【シカやリス】奥多摩で出会える動物たち
奥多摩にはたくさんの自然が残されているため、多くの野生動物たちが生息しています。野生動物を気軽に観察できる場所なのです。
次は、どのような野生動物に出会えるのか見ていきましょう。
ホンシュウジカ
ホンシュウジカは国内の本州に分布しているニホンジカの亜種で、四国や九州に分布しているキュウシュウジカと共にホンドジカと呼ばれることもある。
形態や習性などは他のニホンジカと同じで、北海道に分布するエゾシカに比べると体は少し小さいが、それでも大きい雄で肩高が120cmを超え、体重も100kg程になるものも見られる。
出典:動物図鑑/ホンシュウジカ
ニホンカモシカ
ニホンカモシカは日本のみに生息している固有種。
太古の姿をそのまま残している原始的な動物で、生物学的にも貴重なため天然記念物に指定されました。
その後、生息地の開発や狩猟によって数を減らし、国の特別天然記念物に昇格しています。
タヌキ
体はがっしりとし、四肢、尾は短い。
愛嬌のある顔つきで、耳は小さく丸い。
体色は黄褐色で、目の下と周りに黒い斑紋があり、額から鼻先へひろがる白毛と奇妙な模様にそめわける。
足は遅いが、泳ぎは達者で木登りもできる。
ニホンリス
ニホンリス(ホンドリス)が地面に落ちた木の実を探していました。
ふさふさとした尾をしたニホンリス
この地域ではアカマツの実を食べていることが多いようです。アカマツの松ぼっくりがないときにはどんぐりなどいろいろなものを食べています。
奥多摩ではこのような動物たちを観察することができます。
奥多摩での動物観察で注意していきたいこと
上記で紹介したかわいい動物以外にも、奥多摩には危険な野生動物も生息しています。
どんな危険動物がいるのか、見つけた時の対処法もまとめて調べてみました。
ツキノワグマ
「熊」という漢字は、「能」力のある四つ足動物と書く。つまりクマは、知能・学習能力が高い。
だから、人間にとって都合の良い学習をすれば、人に危害を加えたりしないが、反面、悪い学習をすれば、とことん悪いこともする。
奥山のクマと、里山のクマでは、学習の内容・質が異なる。
ニホンイノシシ
イノシシは成獣で、体長は100cm~170cm、体重は80kg~180kg程度の大きさになります。
体毛は明るめの茶褐色~黒褐色をしていて、その色にはやや個体差があります。
この体毛は非常に剛毛で、逆向きに触れたときにはかなりゴワゴワした感触を感じるでしょう。
出典:ニホンイノシシ
これらの動物は人間を襲うこともあるので、とても危険です。
見つけたらむやみに近づいたりちょっかいをかけたりせず、素早くその場を離れるようにしましょう。
登山道の入り口には熊に注意の看板が掲げられています。
気になる方は鈴やラジオ等、音の出る物を身につけていれば、まず出会うことはないでしょう。
出典:自然・生物
クマがビックリしないよう、人気の無い場所や人気の無い時間帯でのクマ鈴を付けない単独行動はしない。
クマに出くわしてしまったら、慌てずゆっくりと離れる。
基本的に、ツキノワグマは臆病な性質で、物音に怖がって逃げるためです。
※クマが、自己防衛のために襲った人間を偶然食べてしまった場合は例外のようです。クマは知能が高く、適応能力があるため、そのクマにとって人間は餌の対象に変わってしまう場合があるといわれています。
物音が鳴る鈴やラジオを携帯しておくと、危険な動物に出くわす確率が下がります。
意識して物音を出すのも効果的でしょう。
個人利用のルール・マナー
全ての方へ
1 ごみは必ず持ち帰りましょう
2 登山道を外れないようにしましょう
3 動植物、鉱物を大切にしましょう
4 野生動物にエサを与えたり、むやみに近づかないようにしましょう
野生動物を観察する場合、ルールやマナーを守るのも大切なことです。
ごみをポイ捨てしたり、野生動物に餌付けしたりしないようにしましょう。
奥多摩で野生動物たちに会いに行こう!
東京都心から簡単にアクセスできる奥多摩では、様々な野生動物を見ることができます。
ニホンカモシカやタヌキなど、かわいい野生動物に出会えるかもしれません。ただし、ツキノワグマやイノシシなどの危険な動物もいるから注意してください。
注意事項を頭に入れておけば、安全に楽しむことができます。
動物が好きな人は、この機会に奥多摩へ遊びに行ってみましょう!
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