クリエイターへの転職・就職活動に不可欠!ポートフォリオの作り方まとめ
クリエイター職に就職・転職したいなら、まず用意しておくべきなのがポートフォリオ。ポートフォリオとは一体どんなものなのか、どうやって作ればいいのか、その方法を詳しくまとめてみました!クリエイターを目指す方は必見です!
クリエイターの転職活動に欠かせない”ポートフォリオ”
webの広告制作やグラフィックデザイナーなどのクリエイターを目指す上で、欠かせないのが「ポートフォリオ」です。
ポートフォリオとは簡単に言うと、デザインやアートなどのジャンルで用いられる用語で、自分の作品をまとめた作品集を指します。主にクリエイターの作品の制作実績や経歴など、自分をPRする際に利用されます。
また、就職や転職活動だけでなく、美大を受験する際もポートフォリオは必要です。
最近では、予備校でポートフォリオの作成法について指導してくれるところも増えています。
近年、美大受験でどんどん増えているのが、推薦入試とAO入試。これらに関しても、どのように志望理由書を書けば良いか、小論文のコツ、ポートフォリオの纏め方など、『勝てる指導』をしてくれます。
クリエイターの仕事は、実務経験やスキルが重要視される世界です。
しかし、経歴だけ見ても、実際の作品を見ないとその人の実力を知ることはできません。
そこで役立つのが、ポートフォリオなんです。
職種にもよりますが、クリエイターの実務経験のアピール方法において、ポートフォリオ以上に適切な資料はありません。
面接の前、つまりエントリーの段階で、履歴書・職務経歴書と並んで、事前にポートフォリオの提出を求める会社も数多くあります。
このような会社では、まずポートフォリオがなくては、書類選考すら突破することはできません。
応募書類の山に埋もれることなく面接に進むためには、魅力的で読み手に強い印象を残す、自分の代弁者としてふさわしいポートフォリオを作成する必要があるでしょう。
ポートフォリオを作るには?~基本の構成法を学ぼう~
ポートフォリオを作る際に、基本となる構成の仕方を学んでいきましょう。
基本的に
自身の作品
制作実績
プロフィール・経歴
なんかがまとまっていれば良いかと思います
以上のことを踏まえた上で、ポートフォリオを作る下準備を進めていきましょう。
下準備①載せる作品をピックアップする
ポートフォリオ制作にあたって最初に始めるべきは、自身のデザイン作品の『棚卸し』です。
自分が今まで作って来たデザイン作品を全てリストアップして、そのデザインを1つ1つ再確認してみましょう。
慎重に過去の作品を振り返ってください。忘れている物はありませんか?うっかり忘れて過去の名作を見落とさないためには友人、同僚などに尋ねてみるのも良いでしょう。
作品をリストアップしたら、特に見せたい作品をいくつかピックアップしておきましょう。
アピールしたい作品にページを割くことで、得意とするデザインやどんなデザインに力を入れているのかが伝わりやすくなります。
下準備②使用する媒体を決める
ポートフォリオの作成は、webか紙媒体で作るのが基本です。
シチュエーションごとで適切な媒体は違うので、自身に合ったものを選ぶようにしましょう。
自分の過去の作品やそのほかの情報を組み合わせたポートフォリオを公開するためには、自分のWebページが必要になります。実際に会う面接を行う場合や郵送の場合は紙媒体のポートフォリオが必要なこともあります。
Web上でのポートフォリオはサイトでのPR、紙媒体でのポートフォリオは自分のパンフレットでのPRと考えれば、イメージがつきやすいのではないでしょうか。
下準備③サイズを決める
一般的にはA3かA4のサイズで、縦か横かは、レイアウトのデザインに依存します。
パッケージとして簡単に導入できるのはクリアタイプのポケットファイルです。ただし高級感はあまり感じられません。
極端に表紙がペラペラのものを選ばず、厚みがあるしっかりしたタイプのものを購入しましょう。
企業によっては、サイズや形式を指定しているところもありますので、必ず確認した上で決めるようにしましょう。
いざ実践!自分を魅力的に見せるポートフォリオの作り方
載せたい作品や媒体のサイズが決まったら、構成を考えていきましょう。
構成の考え方
ポートフォリオの作り方に規定の書式やルールなどはありませんが、まずは全体の体裁を決めておくと作りやすくなります。
たとえば、1ページ目にはいきなり制作実績を載せず、自己紹介や職務経歴、コンクール受賞歴、持っているスキルや使用できる言語(HTML、CSSなど)などをまとめておき、その次のページから制作実績を順に紹介していくというのが、一般的な流れです。
「自分が得意な分野の作品を一番はじめに入れる!」を実践しましょう。
逆に、「3DCG制作のはじめはモデリングだから、基礎力を見せるにはモデリングがいい」といった考えは相手に誤解を与える元になるので絶対にやめましょう。
ポートフォリオは、構成によって印象がかなり変わります。
特に一番初めにある作品は強く印象に残りやすいので、自分の得意分野の作品を載せて存分にアピールしましょう。
また、「出来の悪い作品は載せない」、「違うテイストの作品をバランス良く載せる」ことを意識して、全体的にメリハリをつけるといいかもしれません。
作品のコンセプトや制作過程なども記載しよう
ポートフォリオを作成する際は作品を載せるだけでなく、見た人がその魅力をしっかり理解できるように、次のような情報を記載しておくといいです。
・制作に携わったWebサイトの名前や作品の タイトル
・写真や キャプチャなど作品のビジュアル
・作品の目的、 コンセプト、ターゲット、担当した部分、制作期間などの作業内容
・制作する上で挑戦した点や工夫した点など作品のポイント
これらを掲載しておけば、企業の採用担当者にしっかり自身の作品をアピールすることができますし、チェックも短時間で済みます。
あまり長々と書くと最後まで読まれない可能性が高いので、簡潔にまとめるのがポイントですよ。
印刷・製本しよう
構成やデザインが決定したら、いよいよ印刷・製本作業に入っていきます。
主に「Illustrator」か「InDesign」を使って印刷データを作ります。
【印刷方法】
・自身のプリンターで印刷
できるだけ普通紙はさけ、高品質な紙に印刷します。
・印刷サービスを使う
ネット印刷等を利用すると、比較的安価に、こだわった仕様で印刷することができます。
1冊や2冊作る程度であれば、家庭用プリンターで印刷して自分で製本する方が低コストで済むかもしれません。
しかし、クオリティの面を考えるとやはりプロの製本サービスには敵いません。
ポートフォリオは就活における武器の1つのため、自分の作品がより良く見えるようプロの製本サービスを利用することも視野に入れておきましょう。
簡単にポートフォリオが作れる!便利なツール集
デザインやレイアウトを一から考えるのは、大変だし時間がかかるもの。
そこでおすすめなのが、ポートフォリオの作成支援ツールです!
中でもおすすめのツールをご紹介しますね♪
PORTFOLIOBOX(ポートフォリオボックス)
デザイナーや芸術家、写真家など、クリエイターに向けたポートフォリオサイト作成サービスです。
海外のWebサイトで多い、シンプルで洗練されたデザインのテンプレートが豊富に用意されています。
ギャラリー、コレクション、履歴書といったテンプレートのページにブラウザー操作で画像や動画を挿入し、背景色やフォントなどをカスタマイズしてポートフォリオを作成します。
JAYPEG(ジェイペグ)
簡単にポートフォリオを作成できるほか、自身の作品をJAYPEGサイトに投稿することでWebデザイナー同士で交流もできるオンラインサービスです。FacebookやTwitterのアカウントでもログインが可能なので、SNSと併せて活用するクリエイターが多いようです。
数ある作品の中でもイラストの投稿が多いサイトなので、イラストレーターやキャラクターデザイナーなどの職種の方には特におすすめのサービスです。
Wix(ウィックス)
テンプレートがとにかく豊富で数百種類のテンプレートから自分にぴったりのポートフォリオサイトが作成できます。
運用もサーバーやドメイン取得など専門的な知識がなくてもアカウントを登録するとすぐにポートフォリオサイトを持つことができます。
企業に自身のスキルを評価してもらう重要なもの
ポートフォリオは、企業にクリエイターとしての自身のスキルやセンスを評価してもらう重要な判断材料です。
そのため、見やすさも意識しながら、作品の魅力、制作意図などをしっかり伝え、自身がこれまで築き上げてきた力をきちんと出し切りましょう。
もし作成方法で迷うことがあれば、クリエイター専門の転職サポートセンターなどに問い合わせると、アドバイスをもらえることもあります。ぜひ活用して、納得のいくポートフォリオを作ってください!
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