東京メトロの公式キャラクターとして発信されていた『駅乃みちか』が2016年10月13日に生まれ変わり、元のキャラクターとはずいぶん違う美少女キャラとなって帰ってきました。

しかし、新デザインの駅乃みちかのスカートがスケスケで下着まで見えているとして非難が殺到し、10月18日にデザインが修正された状態で再度発表されています。

駅乃みちかは2013年、東京メトロによって生み出されたオリジナルキャラクターです。
レトロな雰囲気漂う困り眉とリンゴほっぺが特徴的なキャラクターであり、『東京メトロでサービスマネージャーを務める永遠の23歳』という設定の元誕生当時は様々なイベントに登場していました。

その後、ふなっしーの登場やゆるキャラブーム沈静化などによって一気に人気が陥落してしまい、ポスターなどでも使用されず最近は東京メトロ側からも放置状態となっていました。

キャラクターの知名度戦争に敗北し、一気に人気が無くなってしまった駅乃みちか。
そんなみちかを救うため、東京メトロ広報部はタカラトミーの子会社である『トミーテック』に駅乃みちかのテコ入れを依頼しました。

トミーテックは現在鉄道事業で活躍する現場の人間を美少女化し、『鉄道むすめ』としてキャラクターを売り出すイラストコンテンツ事業を行っています。

『鉄道むすめ』はフィギュア化やスタンプラリーなど様々なイベントが行われる人気キャラクター群であり、その人気に期待して駅乃みちかも2017年に行われるスタンプラリーへ参加する事となったのでした。

画像は10月13日に『鉄道むすめ』の公式サイトから発表された駅乃みちかの新デザイン。
チャームポイントであった困り眉やリンゴほっぺはそのままなのですが、レトロなデザインは『鉄道むすめ』に合わせて大幅に改変され、すっかり萌え美少女と化しています。

萌えキャラとなった駅乃みちかのFacebookアカウントは発表直後『イイネ！』の数がこれまでの6倍になるなどファンには好評だったのですが、ネット上での評判はあまり良くなく、非難の声が相次ぎます。

トミーテックから新デザインとして駅乃みちかが発表された直後、東京メトロ広報部に相次いだクレームの嵐。
この批判の声を受け、東京メトロは発表当日にトミーテックで駅乃みちかをデザインした伊能津にデザインの修正を依頼します。

修正依頼を受けて変更された駅乃みちかのデザインがこちら。
リンゴほっぺとウットリした表情はそのままですが、スケスケだったスカートの部分だけ修正されました。
この修正が出来上がったのは14日の夜だったそうですが、修正デザインの駅乃みちかは修正案完成後4日経った10月18日に発表されています。

ゆるキャラ以上に数が多く、知名度の高い美少女キャラがひしめきあっている美少女オリジナルキャラクター界。
一度はゆるキャラ戦争に敗れ知名度を落としてしまった駅乃みちかですが、美少女キャラとして再度復活を遂げる事は出来るのでしょうか？

2017年2月11日から行われる“全国『鉄道むすめ』めぐり”でどれほどの人気を得られるかがこれからの活動の鍵となりそうです。