蕁麻疹で身の危険が迫る?放っておくと危険なアレルギーとは
私達が普段から意識しているアレルギー反応の1つとして、「蕁麻疹」が挙げられます。蕁麻疹は軽度の症状だと、少しの痒みを感じる程度で気にならない!という方も多いでしょう。しかし、重度の症状にもなると実は命の危険を及ぼす可能性を秘めていて、放っておくと危険なアレルギーも存在しています。そこで今回、そんな蕁麻疹やアレルギーから身を守るための知識をまとめてみました。
誰にも可能性がある!?蕁麻疹のアレルギー反応
蕁麻疹と聞けば、誰しも知っている有名な病気の1つです。
個人によって蕁麻疹のアレルギー反応はさまざまですが、実に1/4の人間が蕁麻疹に罹ったことがあると言います。
蕁麻疹は一生のうちに約20%もの人が一度は経験するという非常にありふれた疾患です。
じんましんとは、皮膚の一部が突然かゆみとともに赤くなって盛り上がり、しばらくすると消える、といった症状を繰り返す病気です。
種類は大きく2つ、アレルギー性のものと非アレルギー性のものがあります。
原因としては、食品や肌に塗ったり触れたりするもの、ストレスが多いとされていますが、原因不明なものもあるようです。
蕁麻疹の原因としては、食べ物アレルギーが有名ですが、その他にも
急に温まること(温熱じんましん)
急に冷えること(寒冷じんましん)
汗をかくこと
擦れること
など、様々な”皮膚への刺激”も原因となりえます。
蕁麻疹は基本的に皮膚の1部が突然赤くなり、痒くなるというという症状がよく見られます。
原因は食べ物やストレスが多く、人によって程度が異なるみたいですね。
蕁麻疹は放置しておくと危険?それとも大丈夫?
蕁麻疹は一見放っておいてもそれほど人体に影響を及ぼすことがないように見えますが、実際のところ、どうなんでしょうか?
皮膚のふくらみ、赤み、かゆみはいつの間にか消えるが、放出されたヒスタミンは体内に残る。
そのため、抗ヒスタミン剤による治療は症状消失後も2週間程度続けなければならない。
蕁麻疹は赤みや腫れの症状があるところに強いかゆみが出ます。
かきたい衝動に駆られてかいてしまうと、一次的にはかゆみが治まります。
しかし、蕁麻疹の範囲が広がってかゆみも増し、悪化させることにもなります。
また、症状が強い場合は、いったん消えたかと思うとまた別の場所に現れたり、次々と新しいじんましんが出て、体中に広がることもあります。
蕁麻疹を放置していると、良いことが1つもありません。
むしろ、放置したことによって余計に悪化してしまうことも十分に考えられます。
ですから、蕁麻疹が確認された場合には素直に病院・クリニックで治療を受けるべきでしょう。
命が奪われる可能性もあり!アナフィラキシー症状の概要
蕁麻疹のアレルギー症状で最も危険だと言われているのが、「アナフィラキシー症状」。
アナフィラキシー症状は命が奪われる危険もあり、世界的にも恐れられている病気の一つです。
アナフィラキシーは、極めて短い時間のうちに全身アレルギー症状が出る反応で、主にアレルゲンを食べる、飲む、吸い込むことをきっかけに起こります。
アナフィラキシーの症状はさまざまです。もっとも多いのは、じんましん、赤み、かゆみなどの「皮膚の症状」。
血圧低下の症状としては、めまいや気の遠くなる感じ、倦怠感、重篤な場合は、失神や失禁などがあります。
嘔吐や腹痛、下痢などの消化器症状もアナフィラキシーの症状であることを知っておくことが大事です。
血圧が低下して意識が混濁し、脱力するようなショック状態に陥る場合をアナフィラキシーショックと呼んでおり、すぐに対応しないと生命の危険を伴うこともあります。
アナフィラキシーの症状は蕁麻疹に類似していますが、その症状は蕁麻疹に比べて遥かに危険です。
実際にアナフィラキシー症状で亡くなっている方も多く、蕁麻疹を身近に思っている私達は恐ろしい病気だと認知しておくべきです。
アナフィラキシーの可能性が高い場合の対処法
もし、自身または知り合いがアナフィラキシー症状にかかってしまった場合、迅速に対応できるかどうかが鍵を握っています。
万が一に備えて、以下の対処法を覚えておきましょう。
1、全身の状態の確認
2、アレルゲンのある食物が口の中にある時には、吐かせたり、うがいをさせる。
1.救急車を呼ぶ
2.アレルギーの原因となるものを取り除く
3.医薬品の処方を受けている場合は服用する
4.安静な体位を維持する
重度のアナフィラキシー症状の場合、何より優先すべきは救急車の手配になります。
その後、安静な体位を維持して救急車の到着を待ちましょう。
到着するまでの間には患者の様子を随時確認し、適切な処置を施しましょう。
蕁麻疹対策はスキンケアが大切!具体的なケア方法とは
蕁麻疹対策には薬の服用が基本とされていますが、実はご家庭でも対策することができるのです。
その方法は「スキンケア」。スキンケアを毎日しておけば、蕁麻疹になる可能性も低くなります。
1.正しいスキンケアを実践する
正常な皮膚のバリア機能を維持し、改善する為には、まずは、洗顔、クレンジング、化粧水などのスキンケアを見直しましょう。
洗顔とクレンジングは、毎日、ゴシゴシと洗っているのをやめて、肌の表面の角質層が自然に回復するまでは、1日、1回、夜に優しく泡で汚れを取り除く程度にして、朝は、ぬるま湯のみで洗顔をするのがお勧めです。
2.普段から保湿を心掛ける
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が衰えて、外部からの刺激に弱くなり、蕁麻疹などの肌トラブルを引き起こしやすくなります。
洗顔後や入浴後は水分が蒸発して肌が乾燥しやすい状態なので、時間を置かずに化粧水、乳液などで保湿して、乾燥を防ぐようにしましょう。
3.過度のスキンケアは控えるようにする
古い角質を取り除くことは、お肌のターンオーバーを正常化させる効果があり、バリア機能を回復させるのにもおすすめのスキンケアですが、やり過ぎは禁物。
強いピーリング効果があると、肌がすぐにつるつるになるので、嬉しくなって毎日してしまうという人もいるのですが、ターンオーバーを必要以上に速めてしまうこともバリア機能が低下する原因になります。
肌のバリア機能をきちんと整えてあげることでターンオーバーが正常に働き、健康的かつ美しい肌を実現することが可能です。
結果、蕁麻疹を含めた肌トラブルを未然に防ぐことが出来ることでしょう。
ただ、アレルギー性の蕁麻疹の場合、スキンケアだけではどうにもならないこともあります。
アレルギー診断がされている方であれば、病院・クリニックでの定期健診、人間ドックを受けることをオススメします。
人間ドックの概要
人間ドックも実は健康診断の一種です。
ただし、個人の意志で受ける精密検査であり、法的な定義はありません。
生活習慣病の予防を主眼とした健康診断(一般健診)はもちろん、がん検診、脳検査などを含めることもできます。
人間ドックには、全身を検査するタイプと、特定の病気や体の部位に的を絞って検査するタイプがあります。
人間ドックも健康診断も現在の健康状態を把握し、健康異常がある場合に具体的に体の具合が悪くなって気づくよりも早く発見するために行いますが、検査する項目数が違います。
健康診断では10-15項目ですが、人間ドックでは50以上、プランによっては100項目の検査を行います。
健康診断と人間ドックは基本的に健康状態を調査する診断になります。
しかし、人間ドックの場合50以上の項目があり、自身の健康状態を細かく知ることができるようですね。
健康状態を維持するためには普段からの意識が大切
蕁麻疹やアナフィラキシー症状は意外と私達の身近にある病気です。
しかし、認知度が高いこともあり、その危険性は誤認されていることもあります。
確かに大事に至らないケースもありますが、放置しても大丈夫という保証は全くありません。
ですから、アレルギー持ちの方や蕁麻疹がよく出る方は健康的な暮らしを実現するためにも、普段のケアを怠らないようにしましょう。
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