マンション管理組合の役員に選ばれた!選出理由って何?

一体なんで選ばれたの・・・

「別に仕切るのが好きとか、役員をやってみたいなんて一度も言ったことがないのに、来年度からの管理組合役員に選ばれてしまった……!」
こんなふうに、突然役員に選出されて困惑している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まずは、そもそもマンションの管理組合役員がどのようにして選出されるのか、確認しておきましょう。

①立候補制:役員を公募して、立候補者の中から選出する方法です。

②推薦:現役員が中心となって、役員候補者を選出する方法です。

③輪番制:各フロアーをグループ別にして、その中から輪番で役員を選出する方法です。

このうち、最も採用されているのは輪番制。
マンションの住人全員、公平に役員の順番が回ってくるということで、導入しやすいためです。
お住まいのマンションの管理組合が、役員の選出方法として輪番制を採用していれば、自動的に順番が回ってくるということになります。
ただし、管理組合の役員になるのは区分所有者(マンション購入者)のみ。
管理組合のあるマンションに住んでいても、賃貸で住んでいる方に役員はまわってきません。

マンション管理組合の役員の仕事とは

では、マンションの管理組合の役員になると、どのような仕事をしなくてはならないのでしょうか?
管理組合の仕事内容を確認していきます。

管理組合の役員は通常、「理事長」「副理事長」「理事」「監事」をさします。
理事長は管理組合を代表し、組合業務を統括します。また区分所有法上の管理者です。副理事長は理事長の補佐。理事は通常その職務について、規約に別段の定めがなければ、理事会に出席して議決に参加することが職務です。規約に会計担当理事、総務担当理事など職務が定められている場合は、その職務にあたります。
このように住民トラブルの仲裁や消防訓練の実施といった「ソフト面」、建物や各共用設備の保守・計画修繕などの「ハード面」両方において、快適なマンションライフの実現に尽力するのが役員の使命です。

管理組合の役員の仕事は、住人同士のトラブルや共用部分の利用を巡るトラブルの解決、修繕を含むマンションの維持管理など多岐に渡ります。
ですが最近は、清掃や設備保守など、一部の管理業務を管理会社に委託している場合がほとんど。
すべての管理業務を管理組合だけで行う、自主管理を行っているところは少なくなっています。
お住まいのマンションではどこまでの管理業務を行っているのか、前役員の方からしっかりと引き継ぎを受けてくださいね。

管理組合役員の仕事で最も大変なのは・・・?

住みよい環境のマンションを維持するために、管理組合の役員たちは様々なことを話し合い、決定していかなければなりません。
その中で最も時間とお金が掛かって大変なのは、マンションの”大規模修繕”です。

マンション大規模修繕とは長期修繕計画に基いて一定期間ごとに実施する建物全体の修繕工事のことを言います。一般的には新築から12~13年、もしくは前回の大規模修繕から10年程度の時期が修繕のタイミングと言われ、マンションを新築時の状態に戻すことを目的に数ヶ月間かけて工事が行われます。

数か月~数年の期間が掛かるうえに、必要な費用も数千万~数億と莫大です。
さらには費用をマンションの予算内に収まるよう調整したり、足りない分は積立金の値上げで対応したりと役員は大忙し。
大規模修繕中は騒音や臭いなど、住民への対応でも忙しくなります。

もし、大規模修繕が必要な年に役員に選ばれたなら、施工会社の選び方や住民への説明の仕方など、早いうちに勉強しておいた方がいいですよ。

マンション管理組合運営のコツ

マンション管理組合の役員に選ばれたからには、ムダな時間を使うことなく、スムーズな運営をしていきたいですよね。
大切なプライベートの時間を守るためにも、管理組合運営のコツを知っておきましょう!

1:マンションの現状を知っておく

まずはじめに重要なのは、「マンションの管理状態が今どのような状況なのかを把握する」ことだ。現状を知らなければ、適切にマンションを管理することはできない。一般的には、「新旧役員会の引継ぎ」でマンションの現状を把握することになる。

まずは、解決しなければならない課題を把握することから。
前役員からの引継ぎをしっかり受けておかないと、最初からつまずくことになりますので気を付けてくださいね。

2:理事会の事前準備は万全にしておく

話し合いの中で資料を使うことがあります。資料がないばかりに「話し合いが全然進まなかった」という事態を防ぐためにも、理事会の開催前に準備をしっかり行うことが重要になります。

管理組合の理事会は、「フラッと行っておしゃべりして帰ってくる」ようなものではありません。
マンションが抱える問題を解決しなければならないのですから、会社の会議と同じく、しっかり事前準備をして臨みましょう。
資料も何もなく、ただ話しているだけではダラダラと時間が過ぎていくだけです。

3:理事会は時間を決めて行う

役員の皆様が総会で最も気にしないといけないのは議案ごとの時間配分です。管理会社の担当者と相談し、大まかなタイムスケジュールを作っておきましょう。

ダラダラと続く理事会にしないために、ひとつの議題に対して、どれくらいの時間を掛けるのか最初に決めておきましょう。
一名、タイムキーパー役を設けておくとなおいいですね。
時間を決めておくことでムダなおしゃべりが減り、中身のある理事会になるはずです。

マンションの管理組合は、なくてはならないもの。
管理組合があるからこそ、毎日快適に暮らすことができるのです。
役員の仕事は面倒に感じるかもしれませんが、マンションに住む以上はやらなくてはならない仕事!
任期が終わるまで、スムーズな組合運営を目指して頑張りましょう。

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