衆議院議員選挙で比例当選をしたばかりの新人政治家・青山雅幸氏の元秘書が青山雅幸氏から受けたセクハラを告発し、大きな話題となっています。
告発されたセクハラはノート40ページ分にも及ぶ膨大な物であり、元秘書は長期間にわたってセクハラを受けていたと告白していたようでした。

青山雅幸議員は、元々『ライトハウス法律事務所』という弁護士事務所で代表弁護士を務めていた弁護士であり、主に医療事故訴訟や原発訴訟に関わって来た人権派と呼ばれる弁護士です。
弁護士時代からメディアに露出するなど地元静岡の中でもそれなりに有名な人物であり、司法制度による“事後的救済”から事前的救済にするため政治家を志したとのことでした。

地元静岡の静岡1区から立候補し、自民党の上川陽子氏ら3名と争った衆議院選挙。
残念ながら小選挙区では自民の上川氏に敗れ落選してしまいましたが、その後比例当選によって復活し、新人政治家としてデビューすることが出来ました。

公式プロフィールなどには記載されていませんでしたが、毎日新聞がまとめていた立候補者の情報によると、青山雅幸議員は妻と3人の息子がいる既婚者との事でした。
しかし、新人政治家という事もあり、まだ妻や息子の名前・顔画像は判明していないようです。

比例当選で政治家の道を歩み始めた青山雅幸議員。
しかし、週刊文春によって弁護士時代のセクハラが告発されてしまい、就任直後から危うい立場に立たされることとなりました。
セクハラを告発したのは2017年夏まで青山雅幸氏の秘書を務めていた20代の女性であり、彼女は2016年6月以降からノート40ページ分にもなるセクハラを受け続けていたと告白します。

証拠として書かれ続けていたノートには、元弁護士事務所の人間らしくセクハラの内容だけでなくセクハラを受けた日時や場所・その時の感情まで事細かに記されているようでした。
ノートによると、セクハラを受けていると確信したのは2016年8月15日であり、その日はお酒の席の後、青山雅幸氏にハイハイでにじり寄られて頭を撫でられてしまいました。

その攻撃を何とかいなしたものの、さらにその後一緒にお風呂に入る事を要求され、寝たふりをして誘いをかわしていたようでした。
セクハラ被害に遭った女性は2016年4月にライトハウス弁護士事務所に入所したそうですので、ほぼ就職直後からセクハラを受けていたことが分かりますね。

ノートには言葉やなでなでだけでなく、事務所のバックヤードで抱き着かれる、タクシーでの移動中に手を握られるなどエスカレートしていくセクハラの様子が書き記されているようでした。
青山雅幸氏は自分が他の男性職員と接触するのを非常に嫌っており、時にはタクシーに無理矢理連れ込んで「クビにするぞ」と脅迫してきた事もあったそうです。

言葉や軽い接触から手握り、抱き着きなどセクハラ行為がエスカレートしていった青山雅幸氏。
最終的にはエスカレーターで無理矢理キスを迫り、就職してわずか1年数か月足らずの2017年の夏に彼女は事務所を辞めてしまったそうでした。

証拠はセクハラ被害を書き記したノートの日記だけでなく、LINEのやり取りもあったようです。
画像は2016年8月15日に一緒にお風呂に入るよう誘われた時の実際にあったLINEのやり取り。
なんとか穏やかにやり取りを終わらせようとする女性と、なんとか食い下がろうとする男性というかなりリアルな文章です。

既に結婚して3人の息子もいるはずの青山雅幸氏ですが、やりとりの中には告白ともとれるものもあり、不倫関係を持ちかけているかのような物もありました。
これもやんわり拒否を示す女性と食い下がる男性というかなり現実的なやりとりをしています。

就任早々セクハラを告発されてしまい、疑惑の目が向けられている青山雅幸議員。
青山雅幸議員本人はこの疑惑を「やっていません」と真っ向から否定していますが、もしもこの日記やLINEの日付が事実であった場合、政治家になったばかりで政敵のいない状況での証拠となりますのでかなり苦しい立場になる事が予想されます。
場合によっては就任早々離党という事件が起こってしまうかもしれませんね。