大分県にある大分中村病院の待合室に車で突っ込み13人をケガさせてしまった運転手の車のナンバーがネット上に出回っているようです。

さらに、ナンバープレートの画像の他に一部では事故発生時運転手と共に同乗していた男性の事も既に噂になっているようでした。

この車を運転していた女性はどういった罪に問われてしまうのでしょうか？

画像は事故発生直後の航空写真。
事故現場は大分県大分市大手町3丁目にある総合病院『大分中村病院』であり、大分中央署の発表によると、5月2日午前10時40分頃この病院の待合室にオレンジ色の軽乗用車が突入し、診察を待っていた患者が次々と跳ねられ多数の負傷者が発生したとの事でした。

事故発生前の中村病院正面入口。
待合室に突っ込んだ車は画像中央に写っているガラスドアを突き破って侵入し、その後20mに渡りアクセルを踏み込んだ状態で暴走を続けていました。

病院には追突防止の車止めなどは設置されていなかったそうです。

当時現場にいた事故被害者や受付業務を行っていた女性によると、ガラスドアを突き破って待合室内に突入してきた車はやや右にカーブしながら猛スピードで走行し、一番奥のテレビの所にあるソファーに当たってようやく動きを止めたのだとか。

車が止まった後も運転手は車のエンジンを吹かし続けており、待合室内では悲鳴や「エンジンを切れ、切れ！」という怒鳴り声が聞こえ続けていたそうです。

22科目もの診察科目を持ち、病床数も260床と大病院に分類される大分中村病院。
そんな大分中村病院の待合室には当時50人以上の患者が診察待ちのため滞在していましたが、幸いにも死亡者はおらず被害は運転手を含めた13名が怪我をするだけに留まりました。

13人中2人の怪我人は入院してしまうことになったようですが…。

あわや大惨事であったこの事故の運転手ですが、車の運転手は70代の高齢女性だったことが判明しています。
まだ事件性があるのか判明しておりませんので70代女性の名前も顔写真も公開されていないようです。

高齢ドライバーによる建造物突入事故は4月21日に起きた埼玉県イオン入間店の事故に続いて約10日ぶりであり、世間で大きな話題となりました。

ちなみに、事故発生当時70代女性の運転していた車の助手席には知人男性が同乗しており、突っ込んだ直後は運転手と共に茫然としていたそうでした。
この同乗者は70代女性の知人男性であり、事故での怪我はなかったそう。

事件性が不明ということで名前や顔写真は公開されなかった車の運転手ですが、ネット上では車のナンバーがはっきりと映っている運転手の車の画像が流出しています。
この画像では遠目ですが『524』と言う数字が見えますね。

高齢ドライバーによって引き起こされた車の暴走による交通事故は報道されただけでもいくつかありますが、これらの事故はほとんど罰金刑か不起訴で終わっており、実刑に至った例はほとんどないのだそう。
よって、今回の70代女性もそこまで重い罪には問われないだろうと推測されます。

高齢ドライバーの免許返還や高齢者向け移動手段の充実など交通法の法整備が求める声は以前からありましたが、今回の事故でそれらの声はさらに大きな広がりを見せ、免許更新の際の認知症テストや年齢の線引きなどを訴える声が上がっています。

車は便利な物ですが、走る凶器とも言われる危険な乗り物でもありますのでより一層慎重な取り扱いを求めたいものですね。