
【函館地震】北海道で震度6弱の地震発生!地震の被害は?泊原発は大丈夫!?
6月16日の午後2時21分ごろ、北海道渡島東部地方で震度6弱の地震が発生しました。被害状況や現地の声をまとめています。
【北海道】6月16日、午後2時21分に震度6弱の地震発生!
6月16日の午後2時21分頃、
北海道の渡島東部を震源地とした地震が発生したと各地で報じられました。
現在大きな混乱は見られませんが、北海道の被害や現地の人達の状況、原発や主要施設は一体どうなっているのでしょうか?
気になる最新情報を紹介します。
震源地は地下10㎞!
函館で震度6弱
震源地は北海道渡島東部とみられ、
わずか地下10㎞という浅い場所が震源となっていました。
震源が浅かったせいか揺れが広く広がっており、
北海道だけではなく隣県の青森にまで震度3の地震が検出されています。
自身の原因は地下断層に亀裂か?

北海道の活断層一覧
画像は北海道に実在する活断層を分かりやすく示したもの。
今回は震源から見て8番に当たる活断層の近辺に亀裂が入って動いたのでは?と推測されています。
活断層周辺には函館市街地など様々な人達が住んでおり、
地層の関係で地震に弱い地方である事から被害が心配されましたが…。
地震の被害は?
津波の心配はなし

気象庁の発表
地震直後に気象庁が発表した情報によると、
今回の地震では津波の心配はなく、注意報や警報も発表されてないようです。
海や波も穏やかで荒れた様子はなく、漁業関係者や沿岸の住人は安心した様子を見せていました。
泊発電所の原発は大丈夫?

原発が震源地のすぐ近くに!
今回震度6弱を記録した函館市の近くには「泊原発」という原発が存在し、地震直後から被害を心配する声が多く聞こえてきました。
現在泊原発は操業を停止しているものの、未だに立ち入り禁止区域が存在し続ける福島の事もあって不安が広がっていましたが…。
地震からおよそ1時間経った午後3時頃、
北海道電力は泊原発について「異常なし」と発表しました。
運転が停止されている1、2、3号機すべてに異常はなく、
午後2時半時点では北海道内で停電が確認されている棟も存在していないようです。
函館空港・函館電鉄は通常運航

空港施設に被害なし
函館空港では地震直後から滑走路やターミナル内などの点検を開始し、
大きな被害はなかったことを発表しました。
全日空・日本航空など航空会社各社にも遅延・運休はなく、
通常営業のまま運航が進んでいるようです。

特急数本に影響
JR北海道の発表によりますと、
地震の揺れで電車が数本しばらく停止し、
その影響で特急電車数本が少々遅れて発車した他は在来線・新幹線共に影響はなく、線路の被害も報告されなかったとのこと。
地震直後から通常営業に戻ったとのことでした。
今回の地震の死傷者は?

函館市役所の発表
函館市役所によると2時40分現在も死傷者は報告されておらず、
地震による建物の倒壊や要救助者もいないようです。
市役所の発表の直後、地元消防局からも地震による火災の通報はなかったと発表されました。
函館市街地でも大きな混乱はなく、会社などで書類等が落ちてきた他は大きな被害も無いようでした。
死傷者ゼロ、建物や施設被害もほぼ無しで本当に良かったですね…!
北海道の人達の反応は?
地震速報直後から様々な地方から心配の声が上がりましたが…。
@chou_ru_chou 函館かなり揺れましたソフカラしてて横揺れが😅
— ふくちゃん 1982トリオ (@fit12183) 2016年6月16日
函館で震度6弱の地震。
— みぃ〜 (@onnawaaikyo) 2016年6月16日
ズドンと音がして、すぐに治まりました。函館にある私の職場でも被害はないようです♪
高速の一部で通行止めになっているものの、目の前の列車は動いています。
今のところ落ち着いています。
ご心配ありがとう‼︎ pic.twitter.com/NgbV4RsTk9
なんだか地震があったけど函館競馬場は大丈夫よ pic.twitter.com/RoXrRVYkKf
— ずんたま (@zuntatalove) 2016年6月16日
この通り、一度大きく揺れて驚いた程度で大きな被害はなかったとのことでした。
震度6弱といえば家屋に被害が出始め、立っていられないほどの大きな揺れが襲ってくるはずなのですが…。
日本の耐震技術は素晴らしいですね。
震源地近辺の高速道路が通行止めになった他は大きなパニックもなく、
すぐにみんながいつも通りの生活に戻っています。
ここまで落ち着いていられるのは地震大国の特長でしょうか?
これからの地震は大丈夫?
大きな被害や事件もなくすっかり安心ムードの北海道ですが、
それらを警告する熊本市民の方が現れています。
熊本地震の悪夢
函館の人も、もしかしたら「これで6弱なのか。余裕余裕」みたいに思ってる人いるかもしれません。私も熊本地震で最初の震度7がきた時はそう思ってました。けど約24時間後にきた本震で全ての状況が変わりましたからね。注意するに越したことはないです。浴槽に水溜めておくことをオススメします
— プロキオン (@01Purokion) 2016年6月16日
そうか、函館の地震は「今後は余震に気をつけて」じゃなくて「震度6弱はより大きな大地震の前震かもしれないから気をつけて」と言わないといけないのか。
— Simon_Sin (@Simon_Sin) 2016年6月16日

本震と同等の揺れが相次いだ熊本地震
熊本地震では始めの震度7の地震の時は今回のように大した被害がなく、
後に本震とされた2度目の地震で大きな死傷者や被害が出ました。
しかも、本震以降にも本震と同等の地震が何度も相次いでいます。
熊本の方が「まだ油断しちゃダメ!」と警告の声を発しているのはこういった事情もあるのでしょうね。
被害は軽微なものの…油断は禁物
普通の地震は細かい横揺れになる事が多く、
大きな地震になればなるほど地面が縦に揺れる傾向にあります。
北海道の地質学者は今回の揺れを
『ゆっくりとした大きな縦揺れが10~15秒続いた』と
述べており、奇妙な揺れ方に首をかしげているところです。
今回の地震が1度で終わるという保証はありません。
函館の方には今のうちに念のため防災対策を整えていて欲しいですね。
出典:Pixls [ピクルス]
マグニチュードは5.3と低いものでしたが函館市で震度6弱が記録され、ゆっくりとしたとても強い縦揺れが10秒~15秒程続いたようです