今、関西を中心にはしかの感染が拡大中です。

海外旅行から関西国際空港へ帰国した男性が、感染していた模様。
男性は、インドネシアを中心に東南アジアを旅行してきたようです。

WHOによると3年間感染の確認が取れていなかった日本ですので、今回の流行はやはり海外で感染した疾患者が、日本に持ち帰ったとみて間違いない様です。

疾患者の男性は、インドネシアのバリ島から帰国後、千葉の幕張メッセで開催されたカナダの人気歌手ジャスティン・ビーバーさんのライブに行ったことが分かっている。

ジャスティン・ビーバーさんのライブは8月14日。
男性は、9日に39度以上発熱し、13日には全身に発疹があったという。
体調不良の中、13～15日に東京・千葉・神奈川を訪れていた。

14日には、来場者2万5千人のライブにも参加していることから二次感染という形で、更に感染拡大が懸念されている。

男性は、19日にやっと病院を受診しており、そこで「はしか」と診断された。
知らなかったとはいえ、大人数が密集しているコンサート会場に感染者がいたとすれば、感染率がおのずと高くなってしまうのは安易に想像できるだろう。

関空を利用した旅行者や関空職員までもがはしかに感染しているという。

感染者はやはり発熱と発疹がみられ、しばらくの間仕事を休んで感染が広がらないように十分に気を付けているようです。

空気感染、飛沫感染、接触感染と幅広い感染方法が確認されていて、感染者に安易に近づいてはいけない様です。
また、感染者はウィルスが体内から消滅するまで、外出は控える事が感染の拡大を抑える方法として一番です。

たま、はしかは幼少期に掛かる事が多く、幼少期にはじゃしかのワクチンを打った覚えがあるはず。
そのワクチンも10年の免疫期間しかなく、今感染が多く報告されている大人の感染者は、そのワクチン免疫が効かなくなっているから、感染が広がっていると思われます。

はしかに感染すると発熱で発症します。
その間の潜伏期間は10～14日と言われています。

発熱すると、風邪と同じような鼻水や咳の病状が出てきます。粘膜が部分が弱り結膜炎が強く表れ、高熱が続き口内炎や全身に発疹が出てきます。

大人がはしかにかかると、子供がかかるよりも重症になる可能性があります。

肺炎や肝機能障害などに陥る事もあり、入院が必要になる人も。
後遺症が残る事もあるそうで、麻痺や神経系に重くでることも。

一番注意してもらいたいのは妊婦さんです。
早産や流産の危険性が高くなりますので、この感染が広がっている中、大勢が集めるところに出かけるには十分注意が必要です。

予防には予防接種が1番のようです。

1回しか予防接種を受けていない人は、ワクチン接種ができます。
小さい頃で記憶がないって人は、病院で抗体検査を受けてから接種しましょう。

また、これから妊活する人もワクチンを受けれるか確認し、予防対策を万全にしておきましょう。

もし、少しでもおかしいな？と思ったら、自己判断せずに病院で診察してもらいましょう。
はしかの診断が下ったら、外出は控え医師のいう事をきちんと守り、しっかりと休養しましょう。