スーパーフードはどこがスーパーなのか?!定義と歴史まとめ
驚くほどキレイになったり、イキイキと体調をよくすることができるのが食べ物の情報。ほんの少しの知識と情報で、美肌やダイエット効果に違いがでがち。今話題のスーパーフードは何がどう違うのかを解説します。効果的なダイエットやイキイキ健康ライフは最先端の情報と理解で天と地ほどの違うが出るのも現実です。
◆1・スーパーフードとは何か
スーパーフードとは「健康によい栄養分を豊富に含みますが低カロリーな食品」を指します。
1980年代頃、アメリカやカナダの食事療法を研究する医師や食事療法の専門家たちによってスーパーフードという言葉が使われだしました。
その後、2004年にアメリカの医師スティーブン・プラットにより著書『スーパーフード処方箋〜あなたの人生を変える14の食品』が脚光を浴びるようになります。
医食同源は日本や東洋医学では当たり前の概念でしたが、アメリカやカナダの英語圏で食品がクスリになる健康法が着目されるようになります。
そこで語られるスーパーフードとは昔からある食品で、たぐいまれな有効成分を含み、健康維持に期待できる「健康食品」を指すようになります。
スーパーフードの定義
•栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
•一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、
料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
スーパーフードの基準
•スーパーフードの発祥の地アメリカで、一般的に「スーパーフード」として認知・評価されている食品であること。
•「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。
◆2・人は何を求めるのか(アメリカ人と日本人のダイエットの違いとは)
アメリカやカナダでのスーパーフードに注目が集まりだしたのが1980年代頃です。ちょうど時を同じくし、中年期のアメリカ人の生活習慣病(高血圧・心臓病など)が問題視されるようになっていきます。
この時期のアメリカではハイクラスの管理職(エグゼクティブ)になるには自己コントロールが大事だと言われ、エクササイズや運動が大流行でした。
第二次世界大戦は1945年に集結し、日本ではそのすぐ後(1947年から1949年)にベビーブームになります。その後、日本では戦争は無く、大量に人が死亡することはありませんでした。
アメリカでは1918年から1929年に第一次ベービーブーム、二次大戦後の1946年から1968年の間に第二次ベビーブームと言われています。アメリカは1950年‐1953年の朝鮮戦争、1955年‐1975年までのベトナム戦争、キューバ侵攻、その後の湾岸戦争など多くの戦争を経験し、一般人でも健康と死は隣り合わせでした。
日本人のダイエットは痩せることを目的とし、数値の改善(体重減少や血液検査など)ですが、アメリカ人のダイエットは食事療法を指し、目的は本人の健康です。
•日本人の健康は数値で示され、努力した行動に結果が出ると信じる
•アメリカ人の健康は自分自身の満足
日本人は血液型や健康の数値に興味を持ちますが、アメリカ人は自分の血液型や個人の数値を話題にすることはありません。
◆3・ゆっくり食事しないと不健康に太る理由
人は緊張した状態では食事が喉を通りません。初デートのお食事。ドキドキしていたので食べ物の味が全く分からなかったと言われますが、それです。
楽しい間柄や親しい人たちと楽しい時間を過ごすと、何でもない普通のものでも美味しさが倍増します。
緊張した精神状態にいると、心身ともに常に戦闘モードになります。すると早食いをして自分の身を守ろうとするようになります。
食事には必ず糖分が含まれています。脳に食物が取り込まれたことを知らせるには15分かかるため、早食いの人はドカ食いになり、体内に脂肪が蓄積しやすいコンデションになってしまいます。
セックス時と排泄時、食事中、人は無防備になります。常に緊張状態にある、もしくは人とコミニュケーションを取るのが下手な人は早食いとドカ食いを繰り返してしまいます。これがファーストフードの発展と、仕事の生産性を上げるため食事や料理の時間を短縮しました。
この時代背景がスーパフードを求める土台でした。
◆4・スーパーフードは伝統文化がある国にあるワケ
スーパーフードのアイデアと時を同じくしてベースにあったのが、欧米の和食ブームです。海外の和食レストランはエンターテイメント性の強い鉄板焼きやスシの流行となっていきました。
和食の生の魚にビックリした欧米人たちは、自分たちが持っている「生」で食べられるものに注目が集まりだしました。それがローフードブームとなりました。
※豆腐はその最たるものです。
アメリカは若い国です。伝統や歴史がありません。そこで他国の伝統や文化に対する自前の解釈をすることに長けています。
これが経済的には貧しいけれど歴史が長い国の特徴のあるスーパーフードを探すようになりました。
アメリカの全人口の3分の2は肥満です。この国が他国の食物が素晴らしいと情報発信国になるのも無理はありません。
もともとアメリカに植民したのは、欧州の食糧危機に十分に食べるものが無かった人たちです。豊かで安定した時代になれば、「食べたい」という遺伝子レベルの欲求が強くなるのは当然なことです。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はスーパーフードは何が違うのか、なぜアメリカからスーパーフードのアイデアが出てくるのかを簡単に解説させていただきました。
日本では老若男女ともに痩せることは良いことだと考えるようです。日本人の古来からの食生活は質素な健康食でした。日本の食生活が欧米化すればするほど痩せることが良いことという風潮が強くなっています。
日本には欧米未発見のスーパーフードがごろごろしています。面白いですね。
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著作者:TungPB ™ (改変 gatag.net)
ID:201503211900