金正男暗殺の真相は!?金正恩との確執と血塗られたロイヤルファミリーの秘密
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故金正日氏の長男である金正男氏がマレーシアのクアラルンプールで2月13日に暗殺されたという衝撃のニュースが入ってきました。犯人や殺害状況のについては報道がなされていますが、その理由に関しては、未だ多くの情報が交錯しております。今回はそれらの暗殺された理由についてまとめてみました。
金正男氏がマレーシア空港で暗殺(毒殺)
北朝鮮の良心と呼ばれ、日本国民からも慕われていた金正男氏が、2月13日にマレーシアのクアラルンプールの空港で殺害されたことが、マレーシア警察と韓国政府からの正式な発表でわかりました。
殺害方法は毒殺で、毒を塗った針で刺された模様です。殺害した犯人は北朝鮮工作員の女性二人で、現在逃走中だそうです。
容疑者と思わしき女性の映像
김정남 독살 추정 '짧은 치마' 여성 CCTV 공개 / 연합뉴스TV (Yonhapnews TV) - YouTube
出典:YouTube
現地オンラインメディアは犯人と思わしき女性の映像を入手し、ネット上に公開しました。早く、捕まることを祈っております。
金正男暗殺の理由は!?
いまだ、犯人も捕まっておらず、殺害方法も毒針による毒殺という情報しかない今回の暗殺事件ですが、殺害された理由についても多くの情報が交錯しております。
いったいなぜ今回金正男氏は暗殺されてしまうことになったのでしょうか?いくつかの情報から考えていきましょう。
1・北朝鮮にとって邪魔な存在だったから
北朝鮮国内の政治に関心を持たず、国の金を使い豪遊をしていた金正男氏が、金正恩が総書記となった今では邪魔になったので暗殺されたという意見があります。
自由を愛した金正男氏
金正男氏は1971年に北朝鮮に生まれ、その後1980年からスイスに留学をします。そのままスイスのジュネーブ大学に進学し、政治経済を学びました。
長期にわたりヨーロッパで過ごした金正男氏は、欧米や民主主義の考えに触れ学んだことで、自由や平和を好むようになりました。
そのため、大学卒業後に北朝鮮に帰国し、後継者としての教育を受けたにもかかわらず、自由を求め、国内の政治には関心を持たず、国外を周遊するようになりました。
マカオやロシアで貿易業をしながら、カジノやホテルで豪遊をして過ごしていたそうです。
北朝鮮から援助を受けていた金正日政権時代
金正日政権時代に、金正男氏はマカオなどで遊ぶ金を北朝鮮と中国から援助してもらっていたそうです。
このころは、北朝鮮との関係も悪くはなく、後継ぎ問題に関しては「弟の金正男氏を応援している」という風にも言っていました。
日本のニュース番組の取材に答える金正男氏
出典:YouTube
金正日政権時代の正男氏。この取材の中で、弟を後継者と認め応援するといった発言をしている。また、自由と平和についても語っている。
金正恩との確執
自由を愛していた金正男氏は、後継者になり自由を奪われることを嫌い、後継者の座から退き、弟の金正恩を後継者として認めていました。
しかし、金正恩が総書記として就任したのちに「政権は長く続かないだろう」と非難をしました。
その結果、金銭面での金正男氏への援助を、北朝鮮と中国から打ち切られてしまいました。そのせいで、しばらくは金銭的に困った生活をしていたそうです。
そうして、このころから金正恩との確執が生まれてきたそうです。
その結果・・・
その結果、北朝鮮の政治に無関心なのにも関わらず、非難をし、国の金で遊ぶ金正男氏が邪魔になり暗殺が計画されたのではないかというのが理由の一つとして挙げられています。
2・北朝鮮と韓国の対立
北朝鮮と韓国は軍事境界線である「38度線」を境ににらみ合っている、休戦状態です。そして、金正男氏の母は韓国人であり、金正男氏も敵国である韓国の血を引き継いでいることになります。
金正恩が、韓国の血を引いている金正男氏を嫌って、暗殺したのではないかというのも一つの要因として論じられております。
韓国人の母・成恵琳(リン・ヘリム)
実は、金正男氏の母親は、金正恩の母親とは異なります。さらに、金正男氏の母親のリン・ヘリムは韓国人であり、金正日の愛人のような存在でした。
そのため、金正男氏は「南の血筋」と呼ばれ、後継者にふさわしくないと言われていました、またこのことが弟・金正恩との確執につながったのではないかと言われています。
金正恩の母は元在日朝鮮人
金正男の母は韓国人にも関わらず、金正男は長男だったため、金正日、金日成から正当な血統として大切に育てられてきました。
しかし、その一方で金正恩の母は三番目の妻であり、さらに元在日朝鮮人でもありました。そのため幼少期から、金正男やその母にコンプレックスを感じてきました。
血統のコンプレックス
金正男、金正恩両者ともに正式な北朝鮮人の母親ではなかったのにも関わらず、扱いの違いを幼少期に感じた金正恩は金正男に対して反感を抱き敵視するようになりました。
それは、母が寵愛され、金正恩も正式な後継者として認められた後までも続きました。その結果として、最高指導者となった今、金正男氏の暗殺に踏み出したのかもしれません。
3・金正男の脅威
金正恩は若くして総書記になったため、金正日の時からの幹部たちから軽んじられているのではないかと考えていました。
さらに、血統に重きを置く北朝鮮の権力機構内で、正統な血統を持つ兄に自分の立場を脅かされてしまうのではないかと恐れていました。
金正恩の徹底的な血の大粛清
金正恩が後継者になってから、多くの関係者が粛清されました。その人数は100人以上といわれております。
若い金正恩に対して、それを脅かす力を持っている、金正日時代からの幹部を次々と粛清しました。そして新たに、自分に対して忠誠を誓う人間だけの組織を再構築しようとしました。
その証拠に、後継者争いの後ろ盾になりサポートした叔父の張成沢(チャン・ソンテク)まで残忍な方法で粛清しています。
張成沢(チャン・ソンテク)
金正日時代は忠実な幹部だった張成沢だったが、金正恩政権になると、一気にその態度は変わりました。金正恩の前でポケットに手を入れたり、薄ら笑いを浮かべたりと不敬な態度が表れ始めたのです。
その結果、金正恩の軽んじられていることへの怒りと立場を奪われる恐れから粛清されてしまうことになりました。
また、以前に金正男と繋がっていたことも粛清された理由の一つだったかもしれません。
国外からの脅威
国内で金正恩の立場を脅かす人間の大粛清が進む中、もう一人の要注意人物がいました。それが、金正男です。正統な血統である彼は、金正恩にとって張成沢以上に恐ろしい存在でした。
また、彼は自分の手の届かない海外にいました。中国では金正男を擁立し傀儡政権を作ってしまおうとの考えもあったそうで、海外から自分の立場を奪える位置にいた金正男を脅威に感じたのでしょう。
暗殺は5年前から企てられていた!?
国家情報院(かつてのKCIA)のイ・ビョンホ院長は韓国メディアにて「5年前から暗殺をしようと試みてきた」と明かしました。
また、その理由として、金正恩の性格と中国が金正恩を保護していたことをあげたそうです。
複雑な殺害理由
以上のように暗殺の背景には様々な理由が絡み合っていそうです。金正恩政権にとって、正統な血統を持ち海外からその立場を狙えた金正男はとても邪魔な存在にあったに違いありません。
仮に、金正男氏に立場を奪う気がなくとも、国内の機密情報を持つ人間が自分の手の届かない範疇にいることを恐れたのでしょう。
脅威のなくなった今後、金正恩はいったいどのように国を指導していくのでしょうか。地方では軍や警察の力が弱まり市民の力が増してきているそうですが、今後も彼の独裁政権は続けることができるのでしょうか。
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