政治関連の話題ってなんだか難しい単語がたくさん出てきてイマイチ良く分からないことが多いですよね。そうならないためにも、今回の騒動のおさらいをしておきましょう！

今回の問題の焦点は、「日本国籍以外の国籍を保持している者が、国会議員として活動してはダメ」という法律に蓮舫氏が抵触するか否かというポイントが争点でした。

蓮舫氏は「日本国籍を取得し、台湾国籍を保持していない」と当初発言していましたが、後に一転「台湾国籍の放棄を忘れていた」と発言。

確かに日本の法律では日本国籍以外の国籍を有する者は国会議員になってはいけないという主旨の条文がありますので、台湾国籍を有しているにも関わらず、国会議員になるのは問題があります。

しかし、同時に日本国籍を有していた場合はどうなのか？ここが今回の問題の最大の争点とされていました。

政治家の基本理念は「国を良くすること」ですよね。

しかし、他国から来た人がその国の政治に参加するとどうなるでしょうか？

国籍を持っている国が有利になるように他国の法律を変えることが出来てしまいますよね。

つまり、これを許してしまうと国の乗っ取りを自由にしてしまうのです。

この観点から、世界中の国々が他国の国籍を持つものの自国の政治に参加する権利を制限しています。

実は二重国籍状態の人というのは、蓮舫議員に限らず良くあることなのです。そもそも二重国籍状態が生まれる原因というのは、両親が国際結婚をしている場合に起こりえます。この場合、国により異なりますが、18歳か20歳までに自分の国籍をどちらかに決めなければならないのです。

しかし、このとき選ばなかった国の国籍を放棄することに法的な強制力がないため、そのまま国籍破棄の手続きを取らないことが多いのです。つまり法的には二重国籍はグレーゾーンという訳なんですね！

しかし、本当の問題はここからです。

蓮舫議員の場合は、そもそも二重国籍という状態ではないということが分かったのです。問題終息の発端となった蓮舫議員の台湾国籍放棄を機に、新たなる事実が発覚しました。

なんと、驚くべきことに蓮舫議員はそもそも日本国籍の取得をしていなかった可能性が浮上したのです！

当然、日本の法律では（基本的にどこの国もですが）日本国籍を保持している者以外が国政の場に就くことを許していません。

日本国籍を有していなかった場合、複数の法律に違反する恐れがあります。
例えば、出入国違反、選挙法違反、不法就労および破壊活動防止法などの法律に抵触する可能性が出てきます。

もっとも危惧されているのがこの問題です。

過去あったように、現在は盤石な安倍政権および自民党も、スキャンダルや国民の不信を買えば、またもや政権を失いかねません。

政権交代により民進党が与党になれば、当然その中から総理大臣を選出する訳ですが、現状の蓮舫氏による代表体制が続けば蓮舫氏が総理大臣に就きかねないのです。

現在では終息しているかのように見える蓮舫氏の国籍問題ですが、テレビでは報道されない新たな事実が発覚していたとは驚きですよね。今後、この問題がどうなるのかはまだ分かりませんが、注意して見ておきたい問題と言えるでしょう。