東京都知事選で初当選した小池百合子知事は、２日の朝に大勢の都庁職員が拍手で出迎える中、新宿区の都庁に初登庁しました。

ですが、すでにこの初登庁時点で一悶着あったようですね。
通例であれば議長以下、各会派の幹部クラスが並んで出迎えるはずが、自民党議員の姿はなく、小池氏を応援していた都議3人のみだったようです。

あまりにもひどい自民党議員に対して国民からも批判の声が相次ぎました。

東京都知事に就任してから、首相と会談するのは初めてだった小池百合子氏。8月4日に首相官邸で会談しました。

そんな暗雲立ち込める『小池都政』
その行く末は、どうなっていくのでしょうか。

今回は、小池百合子氏の掲げる政策や、評判などについてまとめてみました！

1952年7月、兵庫県芦屋市で生まれた。
‟お嬢様学校”として有名な甲南女子中学、高校を経て関西学院大学に進学。だが、1971年に中退し、単身エジプトに渡ってカイロ大学に入学。

1976年にカイロ大学を卒業。
帰国してアラビア語の通訳に。
テレビの特番でリビアのカダフィ大佐やPLOのアラファト議長のインタビューのコーディネーターをしたことがきっかけでテレビの世界へ。

1988年には『ワールドビジネスサテライト』のメインキャスターを務める。

小池百合子氏の掲げる理念・政策

演説の際、スローガン『東京大改革宣言』を掲げた小池百合子氏


▶ 都政の透明化
▶ 五輪＊関連予算・運営の適正化
▶ 行財政改革の推進
▶ 都知事報酬の削減
▶ 特区制度の徹底活用

の、5つの目標と共に、３つの「新しい東京」を目指すことを示しました。

5つの目標と目指す東京の形である3つのシティー

この政策が今後本当に実現するとしたら、かなり住みよい都市になるのではないでしょうか。

国民・都民からの評判は意外にも良いというされている小池百合子氏。
もちろん全員が全員ではないが、打ち出した公約や、政策などに惹かれる部分が多いのかもしれません。
「政治とカネ」に関しての黒いうわさが無かったわけではありませんが、舛添前都知事のように、事実に関してうやむやにするのではなく、はっきりと自分の意見を述べている事にも、好印象を与えているのかもしれませんね。

「政治とカネ」の黒いうわさに対しての、小池百合子氏の発言

‟「政治資金の公私混同は一切ありません。収支報告書の記載の中に私の目が行きとどかないミスや記載漏れがあるかもしれないが、ご指摘いただければキチンと改めます。しかし、ためにする批判、悪意に満ちたネガティブキャンペーンには負けません」”


ここでの発言でも分かりますが、小池百合子氏は特に自民党東京都連の幹部らに嫌われています。
小池氏への態度があまりに幼稚でひどいため、都民だけでなく国民の多くの人が自民党議員に対し批判の声が上がりました。
自民党本部の公式ツイッターも炎上し、ニュースで話題になりました。
冷静に考えると行き過ぎたバッシングや批判などは、小池百合子氏には有利に働くとは考えられなかったのでしょうか。

自民党に対する評判はがた落ちですが、小池百合子氏に対する評判はぐんぐんと上がっています。
小池百合子氏が、本当に今後都知事として大きく活躍してくれる人なのか、はたまた舛添前都知事のように問題を起こして辞任に追いやられるのか分かりませんが、都民や国民の期待に応えてくれる知事でいてほしいです。

動画以外にも、多くの場所で演説活動をした小池百合子氏。
他候補者が行かない方面での演説も積極的に向かいました。

上記でご紹介した公約はもちろんのこと、時には笑いを取りながら終始拍手が絶えない演説でしたね。

初の女性都知事ということで注目をされている小池百合子氏ですが、演説の印象として『女性らしさ』を出している様子が全く無いのが印象的でした。
グリーンのスーツで、爽やかさを出しながらも、力強い言葉で街頭演説がライブ会場化しています。
ある意味で、男性よりもさらに「男らしい」女性と言える街頭演説でした。

小池百合子氏の街頭演説を動画やニュースで拝見し、その演説力の凄さに驚嘆しました。また、都知事就任記者会見でも小池さんの答弁力が見事に発揮され、どんな質問にも的を外さず答えられていました。
都民や国民が疑問に思うことを即座に答えることができるのは、私たちと同じ目線に立って物事を見てくれているからだと思います。

まだ、分かりません。
今後バッシングされるような大きな問題も起きるかもしれません。
不透明な政治のお金について、追及されてしまうかもしれません。

ですが、それでも都民の想いを背負い、今後活躍してくれるだろうと期待されている一人ではありますので、自民党議員の幼稚なバッシングに負けず、頑張って都知事を務めてほしいですね！