アメリカ・テキサス州で熱気球の墜落事故が発生

墜落の様子が動画でも撮影される

2016年7月30日午前7時40分、アメリカ南部にあるテキサス州のロックハートにて熱気球が墜落し、16名以上の乗客が全員死亡するという大事故が発生しました。

気球が墜落していく動画も撮影され、現地は大騒ぎになっているようです。
実際に撮影された熱気球の墜落動画や現場の写真、事故の原因などを紹介します。

事故が起こったテキサス州ロックハートって?

テキサス州は全米第2位の面積

日本との時差は10時間ほど

日本との時差は10時間ほど

墜落事故が発生したアメリカテキサス州はアラスカ州に続いて全米第2位の面積を誇る広大な州となっており、広大な自然と発達した都市が同居する州となっています。

州の面積は26万8596㎢。
これは37万8000㎢の日本の約7割にも上る面積です。

テキサス州・州都オースティンのすぐ近く

州都・オースティンのすぐ南

州都・オースティンのすぐ南

ロックハートは州都であるオースティンのすぐ南に位置する都市で、それなりに人口も多い街になっています。

街にはレンガ造りの建物も多く、景色のいい町なんだそう。

ドライブにピッタリ

オースティンのグーグルマップ画像

オースティンのグーグルマップ画像

オースティンの街並み

オースティンの街並み

画像は事故の起こったオースティンのグーグルアース画像。
これぞアメリカ!といった独特の街並みが広がり、ドライブにピッタリの土地になっています。

そもそもロックハート近辺は広大な土地に比例せず公共交通機関が少なめで、移動が少々不便なので観光の際はレンタカーを借りるようにした方が快適なんだそう。

テキサス州では国際免許を持つ25歳以上の方ならレンタカーを貸してもらえます。24歳以下の方は車のレンタルに追加料金がかかりますので注意しましょう。

現地時間7月30日に熱気球が墜落

熱気球内で火災発生後、墜落。

墜落事故が発生したのは現地時間7月30日の朝8時40分ごろ。
落ちてきたのは乗員含め16名以上が乗っているかなり大きめの気球です。

墜落のキッカケは火災から。最初に空を飛んでいる熱気球のカゴ部分から出火が起こり、その炎が気球部分に燃え移って墜落していきました。

事件当時、カゴ部分に火がついて墜落していく気球の様子が遠景から撮影されてYouTubeに投稿されています。

Hot Air Balloon Catches Fire and Crashes In Texas Carrying 16 People Hot Air Balloon Crashes In Texa - YouTube

出典:YouTube

墜落していく熱気球を遠くから撮影したもの。
この中に乗っている乗客の方たちの事を考えると胸が詰まります。

墜落先は牧草地

出火後墜落したのはロックハートの牧草地。
かなり激しく出火しながら落ちていっていたので人通りの多い街中などに墜落しなかったのは不幸中の幸いだったのかもしれません。

墜落場所の周辺は草が炭化しており、熱気球火災の激しさが見て取れます。

乗客16名が全員死亡

熱気球の残骸を回収する人達

熱気球の残骸を回収する人達

熱気球に乗っていたのは分かっているだけで16名。
気球内にはそれ以上の人間が乗っていた事が分かっていますが、生存者は0名とされ乗っていた方全員が死亡したと報道されています。

気球の残骸と共に遺体が収容されていますので、これから身元の照会が行われるのでしょうね。

墜落・火災の原因は?

送電線との接触が原因か

アメリカの送電線

アメリカの送電線

熱気球の出火原因といえば気球部分に動力の炎が燃え移った事による火事が一般的ですが…今回の出火は乗客が乗っているカゴ部分から。

日経新聞やニュースの報道によると、今回の事故はカゴ部分に送電線が接触した事が火災・墜落の原因だと思われています。

海外の送電線といえば…

海外の送電線といえば…

アメリカの送電線といえば日本の送電線と比べかなり背が低い物。

墜落していく動画を見る限りかなり高度の高い場所で火災が起こっていたようなので、接触したのに気が付かないまま空高く飛び上がってしまったのでしょうか?

日本人の死亡者は?

日本人の被害者は0と発表

ヒューストン日本領事館によると…。

ヒューストン日本領事館によると…。

熱気球に乗るイベントに参加する日本人は数多く、今回の事故も日本人の被害者がいるのではないかと危惧されておりましたが…ヒューストン日本領事館の発表によると、今のところ日本人の死亡者は確認されていないようっです。

日本でも熱気球のイベントは多数。広がる不安…

佐賀のバルーンフェスや熱気球日本選手権、各種イベントなど日本人が熱気球に乗る機会は案外多く、そんな人達に今回の事件は暗い影を落とすこととなりました。

熱気球操縦士免許の資格取得難易度が非常に高く、未だに墜落事件が発生していないオーストラリアに比べて日本やアメリカは気軽に気球を操縦する事が出来ます。
今回の事件をキッカケに今まで以上に気球の安全性が重要視されるようになるといいですね。

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*Putyu*

元栄養系大学生。得意科目はダイエット。
辛いものと猫が大好き