はあちゅう(伊藤春香)が元電通・岸勇希のセクハラを実名告発

セクハラ&パワハラ内容と岸勇希氏の反応に作品や受賞歴も調べた!

2017年12月17日、ブロガーとして有名な元電通社員・はあちゅうが電通時代に受けたセクハラ・パワハラを加害者の実名付きで公表し、炎上騒ぎが続いています。
セクハラ加害者として実名を挙げられたのは、2017年に電通を退社し独立したばかりの有名クリエイティブ・ディレクター岸勇希でした。

はあちゅう(伊藤春香)ってどんな人!?

はあちゅう(伊藤春香)は。慶應義塾大学を卒業後2009年~2011年まで電通で働いていた女性に人気の有名ブロガーです。
電通退社後の2017年現在はブログ時代からの高い知名度と人気を生かしてフリーの作家となり、ハウツー本やエッセイの出版・講演活動などを行っています。

はあちゅうが受けた壮絶パワハラ・セクハラの内容は!?

“想像の10倍ひどい”と衝撃のセクハラ・パワハラ内容

深夜に自宅へ呼び出し『お前が誘ってきたことにもできるからな』

深夜に自宅へ呼び出し『お前が誘ってきたことにもできるからな』

はあちゅうの告発によると、彼女がセクハラ・パワハラの被害を受け始めたのは中部支社から東京本社に異動した直後から。
はあちゅうはこのころから当時電通のクリエイティブディレクターであった“岸勇希(セクハラ当時32歳)”という男性から繰り返し深夜に自宅へ呼び出されるようになり、そこで

・『俺に気に入られる絶好のチャンスなのに体も使えないわけ? その程度の覚悟でうちの会社入ったの? お前にそれだけの特技あるの? お前の特技が何か言ってみろ』
・『お前みたいな顔も体もタイプじゃない。胸がない、色気がない。俺のつきあってきた女に比べると、お前の顔面は著しく劣っているが、俺に気に入れられているだけで幸運だと思え』
・『こうやってこの時間にお前が俺の家にいることを言ったらどう思うかな。お前が誘ってきたことにもできるからな』
などと言われて性的関係を持ちかけられたとのことでした。

この要求を受けてしまったのかについては特に言及されていませんでしたが、こうやって声を上げられている事や後日続いたセクハラ・パワハラの内容を見る限り、はあちゅうは岸勇希からの性的関係の要求を断っていたと思われます。

『もっとセックスのうまい女を紹介しろ』と性的関係の斡旋を要求

『もっとセックスのうまい女を紹介しろ』と性的関係の斡旋を要求

さらに、この時岸勇希ははあちゅうの女友達と恋人関係にあったそうなのですが、その彼女について『あいつは下手だからもっとうまい女を紹介しろ。』
と暴言を述べ、さらにはあちゅうのスマホの写真フォルダに入っている女友達の画像を全て見せるように強制した後、その中から数人の女性を紹介するよう要求したとのことでした。

結果はあちゅうはその友人達を岸勇希に紹介してしまったそうですが、その後全員にフラれてしまったのか『お前どうしてあんなしょうもない女紹介するんだよ。自分が何のために俺と知り合ったかなんもわかってないじゃないか。俺の偉大さちゃんと説明したの?』と後日憤ってきたそうです。

退社後も地位を使って妨害&嫌がらせを続行

退社後も地位を使って妨害&嫌がらせを続行

はあちゅうは岸勇希からの度重なるパワハラ・セクハラに耐えかね、2011年11月に電通を退職し岸勇希との連絡を断ちました。

しかし、岸勇希は退社直前に放った「広告業界では生きていけなくなるぞ」という言葉通り退社後はあちゅうに対する妨害を行うようになり、転職後3年が経って電通主催のリクルートイベント(時期的におそらく『DENTSU GREETING EVENT2014』)へ講演の依頼があった時、人事部へ『会社のオフィシャルに、はあちゅうなんか呼ぶな。あいつはどうしようもない女だ』と要求するなど嫌がらせのような行為を行っていたとのことでした。

はあちゅうにセクハラ&パワハラで告発された元電通の岸勇希ってどんな人?

岸勇希プロフィール

2004年に電通へ入社

2004年に電通へ入社

生年月日: 1977年8月13日 (40歳)
生まれ: 愛知県 名古屋市
出身大学:早稲田大学大学院国際情報通信研究科

岸勇希は2004年に電通のへ入社し、はあちゅうと同じ中部支社を経て2006年に東京本社へ異動、2008年から電通CDC エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターを務めていた男性です。
この男性ははあちゅうの5年先輩に当たり、32歳当時から様々なCMに関わってカンヌ国際広告祭やベネチア国際メディア祭・アジア国際広告祭などで入賞を果たす実力者だったようでした。

2017年に電通を退社して独立し、広告会社『株式会社 刻キタル』の代表取締役に就任しているようです。

セクハラ告発当時の岸勇希の作品は?

2010年『グッドデザイン』受賞の作品

2010年『グッドデザイン』受賞の作品

岸勇希がはあちゅうにセクハラをしている時期に日本のグッドデザイン賞を受賞した作品。
これはiPhoneで絵本を読めるようにした『デジタル絵本 [PhoneBook - POPO and MOMO Ride! Ride! -]』という作品であり、岸勇希はこの作品にディレクターとして参加していました。

吉本興業『沖縄国際映画祭』のコンセプト・デザイン担当

吉本興業『沖縄国際映画祭』のコンセプト・デザイン担当

岸勇希がはあちゅうにセクハラしている時期に作った作品。
2017年で9回目を迎えた吉本興業『沖縄国際映画祭』ですが、第1回目のこの映画祭のコンセプトデザインは岸勇希が行っていました。

フジテレビ『1924』のHPのコンセプトデザイン担当

フジテレビ『1924』のHPのコンセプトデザイン担当

岸勇希がはあちゅうにセクハラしている時期に作った作品②
これは現代の若者が様々な議題で討論をするという深夜番組で、岸勇希はその番組を見た視聴者が自分の意見を投稿する1924の特設サイトのコンセプトデザインを担当していました。

セクハラ告発後の岸勇希の対応は?

取材直後にはあちゅうFacebookへ謝罪を送信

はあちゅうのFacebookへ8年越しの謝罪へ

はあちゅうのFacebookへ8年越しの謝罪へ

はあちゅうは岸勇希のセクハラを告発する際、『Buzz Feed』という会社に全ての情報を提供していました。
その情報を元にBuzz Feedが岸勇希へ取材を行ったのが2017年12月の事だったそうですが、その取材が行われた直後、岸勇希は人が変わったかのように突然はあちゅうのFacebookへ謝罪文を送りつけてきたそうです。

・8年前のことで、全ての詳細を記憶できていませんが、少なくとも「深夜の呼び出し」は事実です。

・当時の私が、彼女のスキルアップを真剣に考えていたのは本当ですが、必要以上に憤り、威圧的な言葉をぶつけたことは事実であり、思い返し反省しております。

・議論や指導において白熱して、威圧的な発言や追い込む言動をしてしまうことは少なからずあったと認めます。

・「登壇をやめさせるよう相談した」ことは事実です。ただしこれは明確に理由があります。
当時、彼女が電通退職後に勤めていた会社は、この時ちょうど、ステルスマーケティング(お金を払って人を並ばせた)の類で、何度か炎上騒ぎを起こしておりました。当時私はWOM協議会というクチコミマーケティングのガイドラインの策定に携わっており、やらせや、ステマを防ぐための、全社共通の決まりを制作しておりました。そのような状況でしたので、遵守を呼びかける立場の会社が、ステマで炎上している企業の人間を、リクルーティング活動で登壇させることは不適切ではないかと考え、その点を人事局に申し出たという経緯になります。

岸勇希が発信したセクハラ告発の釈明文から一部抜粋。

さらに、告発がネットメディアや報道によって取り上げられると、上記の引用文のように釈明文を世間に向かって発表し、告発の内容が一部事実であった事を認めました。

TwitterのDMで本音の暴露が発覚!

セクハラ当時のDMを公開

セクハラ当時のDMを公開

しかし、Buzz Feedからはセクハラ当時のTwitterのDMが残されており、当時はあちゅうの上司でも無かった岸勇希があからさまな上から目線で馴れ馴れしくはあちゅうへコンタクトをとっている文面が載せられています。

明らかに社会人同士や友人同士のやり取りではなく、“彼女のスキルアップを真剣に考えていた”人間が送りつける文章ではありません。

謝罪&釈明文に矛盾が指摘されSNS全アカウント・新会社HPを削除

新会社公式HPはTOPページのみに

新会社公式HPはTOPページのみに

さらに、『2014年に電通主催のリクルートイベントではあちゅうの出演を差し止めようと意見したのは当時彼女のいた会社がステマで炎上していたからだ』という釈明文についてですが、この件については会社が炎上していたのははあちゅう入社前の2008年であった事など真っ赤な嘘である事が指摘されており、12月18日現在岸勇希はTwitterやFacebookのアカウントやブログサイトを全て消去して逃亡、さらに、新会社『刻キタル』のHPもトップページを残して全て消去してしまったようです。

セクハラ告発後のはあちゅうの対応は?

Twitterで反論への主張・追記などを投稿

『被害者であるなら品行方正を貫き、常に被害者としてだけ生きろ』に反論

『被害者であるなら品行方正を貫き、常に被害者としてだけ生きろ』に反論

釈明文の矛盾などを指摘されたあと全てのコミュニケーション手段を断った岸勇希とは対称的に、はあちゅうは自身への寄せられる様々なコメントへ一つ一つ返信を行っているようでした。
その中でも特に多かったのは自身が岸勇希へ女友達を紹介した事に対するバッシングや普段の言動からの暴言だったようですが、それに対しても自身のブログやTwitterを通じてどんどん反論しているようです。

#Me too活動が日本にも?

はあちゅうは岸勇希のセクハラを告発するまでこの手のニュースを見ても「え?この程度で訴えられるの?私はもっとひどい目に遭っていたのに?」と思うなど感覚がマヒしていたことを語っており、現実には想像以上に泣き寝入りしている人間が多いと訴えています。
アメリカのハリウッドスターから始まったセクハラ被害を訴える『#Me too』活動ですが、これをきっかけに日本でも同様の動きが広がっていくかもしれませんね。

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*Putyu*

元栄養系大学生。得意科目はダイエット。
辛いものと猫が大好き