サッカー日本代表の伝説のミッドフィルダーとして大活躍した後、イタリアに渡りプロサッカー選手として活躍した中田英寿さん。

2005年11月に引退を決意しサッカー界を去ってから、しばらくの間は日本のメディアへの露出がありましたが…。

ここ数年はすっかりその姿を見かけなくなってしまいました。なぜ中田英寿さんはなぜテレビに出なくなってしまったのか？

大のマスコミ嫌いが影響して彼程の大物でも干されてしまったのか？それとも彼自身が日本のテレビと縁を切ると決めたことなのか！？

そこには現役時代に起きた「君が代事件」と大きな関わりがあったのです。一体どんな事件が起きていたのか？事件の詳細や中田英寿さんの近況について調査してみました！

中田英寿さんは小学3年生8歳の時に、お兄さんからの影響でサッカースポーツ少年団に入団しました。出身の山梨県甲府市立北中学校3年生の時、15歳以下日本代表に選抜されました。

この時中田英寿さんを抜擢したスタッフの話によると「世界で戦うには少しのテクニックよりもフィジカル面の強さが大切になってくる。技術面では中田君より上の選手がたくさんいるけれどもフィジカルの強さでは彼はいいものを持っている。そこを評価しました。」だったんだとか。

最初から天才だったわけではなかったんですね！？

当時はミッドフィルダーとしてではなくフォワードとして登録されていた中田英寿さん。小さいチャンスをものにし、その後はアンダー16アジアユースで世界への切符を我が手にすると…。

その後は全ての年代別日本代表に選ばれることになりました。

めきめきと頭角を現した中田英寿さんは飛び級でオリンピックに出場するなどとにかく有名な選手へと成長。高校を卒業する際はJリーグ全12クラブ中11チームが彼にオファーするほど名実とともに日本のトップの選手になっていきました。

結局中田英寿さんはベルマーレ平塚の練習に参加した後、このチームが気に入ったのか！？1995年ベルマーレ平塚に加入します。

この時、ゲームメイクの能力を買われ、フォワードからミッドフィルダーに転向しました。

1996年アトランタ五輪に出場した際は後にマイアミの奇跡と呼ばれるブラジル五輪代表に見事勝利。

次戦のナイジェリア戦でも「勝てない相手ではない」と判断した中田英寿さんはチームや監督に対し「もっとラインを押し上げてくれないと攻撃できない」と意見しました。

しかし当時監督だった西野朗監督は選手たちの体力が消耗していて無理と判断。結局、意見が合わない中田英寿さんはメンバーから外されてしまったのです。

同世代で同じく日本代表として活躍していたディフェンダーの松田直樹さんも中田英寿さんと同じ意見でしたが…。

当時はまだ世界を知らなかった世代の人たちが監督やコーチに多かった為、中田英寿さんたちは「今は何を言ってもわかってもらえない」と諦めていたそうです。

日本でやっていても限界がある…そう感じ始めた中田英寿さんは帰国すると今度はイタリアセリエAの名門「ユベントス」へ短期留学しました。

日本ではトップ選手だった中田英寿さんですが、参加させてもらったチームはトップチームではなく下部だったそうです。それでも大きな収穫があったに違いありません。

その後日本が初出場した1998年のフランスワールドカップではチームの中心選手として全3試合にフル出場。中田英寿さんのプレーは海外からも高く評価されワールドカップ終了後には彼を獲得したいと12個のクラブチームが名をあげました。

アーセナル、ユヴェントスFC…中田英寿さんにオファーしたこの二つのチームはビッククラブでしたが、レンタルに出される危険性があったことにより見送られました。

結局、中田英寿さん21歳で移籍金470万ドル、イタリアのセリエAペルージャへ完全移籍したのです。

ペルージャでは開幕戦から2ゴールを奪うセンセーショナルなデビューを飾ると年間10得点を上げる記録を残しました。

翌年のシーズンはより多くの海外クラブが中田英寿さんに興味を示しましたが、ペルージャが移籍金を釣り上げてしまったため契約には至りませんでした。

シーズンの途中でしたがASローマが1600マンドルを支払って中田英寿さんを獲得。同じポジションには世界的有名なミッドフィルダー・トッティがいたため、常にフル出場というわけには行かなくなりました。

さらに翌年からは大型補強されたことがきっかけで、開幕からローマが快勝！！中田英寿さんは人生で初めてベンチを温める日々が続いていきました。

その後はパルマ→ボローニャ→フィオレンティーナ→ボルトンに移籍しながら活躍を続けていきました。

2006年6月29歳になった中田英寿さんは3大会目となるドイツのワールドカップに出場。全3試合フル出場しましたが1分2敗で決勝トーナメントには進出できませんでした。

疲れきるまで走りきった中田選手が感じたのはブラジル戦での力の差だったのか…。

ホイッスルが鳴り終わる瞬間まで走り続けた中田英寿さんでしたが、最後はピッチに倒れてしまいました。全力を出し切った…そんなことを感じさせる中田英寿さんの姿がそこにあったのです。

ドイツ W杯を走り抜けた中田英寿さんは2005年11月に引退を決意。事務所やスポンサーとの関係があったため2006年7月3日に自身のホームページで引退を表明しました。

引退の理由は好きなサッカーが長い間楽しめなくなってしまったからだと答えていらっしゃいます。

引退後の中田英寿さんの行動に注目が集まりましたが、以降は世界各地を旅したり、2007年7月にはモナコ居住権を取得しています。

2007年12月、中田英寿さんは世界50カ国150都市以上を旅したこと、国連のプログラムに協力しながらサッカーに関する社会貢献活動を続けていることをFIFAのブラッター会長に評価され、世界で16人目となるFIFA親善大使に就任しました。

現役時代には多くのCMにも出演していました。

行き方そのものがかっこいい…そんな印象を受ける中田英寿さんですが、現役時代から実は彼は大のマスコミ嫌いで有名でした。

それでも上の一覧のとおり2010年頃までは多くのCM・バラエティ番組に出演していたのですが…。ここ数年は全くといっていいほど露出がなくなってしまいました。

一体中田英寿さんに何が起きてしまったのか？やはりあの事件が関わっていたのか？！テレビから消えてしまった理由を探ってみました。

中田英寿さんがテレビから消えた最初の理由として考えられたのが「君が代事件」でした。

上の画像の通り、サッカーの国際試合の前には各国の国歌が流れるのが通常です。日本の場合は君が代が流れるのですが、中田英寿さんは写真の通り真っ正面を向かず顔をやや左側に背けたような素振りを見せていたのです。

なぜ彼がこんな行為を取ったのか…。彼はただ試合に集中したかっただけなのかもしれません。事実中田英寿さん以外にも国歌を斉唱していなかった選手は他にもいました。

しかし顔を真横に背けた行為と、日頃から意思表示かはっきりしていた中田英寿さんの性格が悪い方向に取られ…。

朝日新聞が「中田英寿さんが君が代はダサいと発言した」と報道してしまったのです。この発言に対し民族運動家や右翼団体が激怒。家族を巻き込む嫌がらせを受けてしまうのです。

一時は身の危険を感じることもあった中田英寿さん。国際空手道連盟極真会館の黒帯選手たちにお願いしボディガードになってもらったこともありました。

このことがきっかけで中田英寿さんはマスコミは真実を伝えないと激怒。以降は生放送のテレビ出演に絞ったり、自分の言ったことが編集されないような状態でしかテレビに出なくなってしまいました。

中田英寿さんは反日ではなく、嫌日なんだなんて揶揄されることがありますが…。実際には反日でも嫌日でもありません。

真実を捻じ曲げて報道されることが嫌なだけなのです。

時は過ぎた2018年、中田英寿さんは大嫌いなはずの朝日新聞系列の第67回朝日広告賞の準朝日広告賞を受賞しました。

しかし今更この賞を受賞しても全く嬉しくなかったのかもしれませんね。

2019年8月20日、中田英寿さんはテクノロジーソリューションカンパニーの「ANY MIND GROUP」からクリエイティブディレクターへの就任と中田英寿さんがプロデュースするYouTubeチャンネル及びInstagramを開設することを発表しました。

この「ANY MIND GROUP」とは2016年に創業したアジア全域をターゲットにするインフルエンサーマーケティングやプラットフォームを事業とするテクノロジーソリューションカンパニーです。

中田英寿さんが監修するYouTubeでは日本というコンテンツをテーマに中田英寿さん自身が日本全国47都道府県をくまなく巡った経験が発信されていく予定だそうです。

とにかく旅が好きな中田英寿さん。引退してからは、世界を飛び回り、↑の画像の通り、アメリカの有名なハリウッドセレブ達と仕事をしたかと思えば、今度はフランスへ飛びルイヴィトンのショーを鑑賞。

中田英寿さんはいつどこで何をしているのか把握するのが難しいくらいアクティブに行動して来ました。

海外にいることが多いから日本のテレビに出られない…元々マスコミ嫌いだったことも手伝って、日本のテレビに出演する機会は自然と減ってしまったのかもしれません。

世界中を飛び回り様々な仕事に携わってきた中田英寿さん。最終的に彼がたどり着いた場所だったのが、JAPAN CRAFTSAKE Company。

日本酒を世界に広めるというお仕事でした。

2019年4月19日～29日まで、中田英寿さん本人が手がけた日本酒のイベント「CRAFT SAKE WEEK at ROPPONGI Hills 2019」が開催されました。

このイベントには合計110もの酒蔵と15個のレストランが集結。↓の画像を見ての通り本当に多くのお客様で賑わいました。

11日間に渡って開かれたイベントでは、毎日異なる日本酒が飲めるようにと、日によって飲めるお酒の種類を変えたり、ある時はスパークリング酒の日と題しスパークリング系の日本酒が登場。

ラストの日にはチーム十四代の日と題し、幻の銘酒と称賛される山形県の十四代を紹介するなど、来客を飽きさせない素晴らしい演出でした。

開催日はいずれも昼の12時から夜の21時まで。料金はスターターセットが3500円（グラスが一個と飲食用のコイン11枚付き）、その他追加コインとして1500円のセット・3000円のセット・5000円のセットが用意されました。

2回目以降来場した方にはグラスを持参いただくと、追加コインの購入だけで楽しむこともできました。

3500円なら、都内の居酒屋でお酒を飲むことと比べてもかなりお安い設定です。誰もが気軽に楽しめる価格設定なのに最高級の日本酒が数多く楽しめるイベントなんてさすが中田英寿さん！海外を飛び回っただけあり抜群のセンスを披露してくれました。

中田英寿さんは2014年頃から上記の通りのお仕事も兼任されているそうです。

中でも驚いたのが株式会社東ハト執行役員！？なんと中田英寿さんはお菓子のパッケージのデザインを手掛けているんだそうです。

中田英寿さんが日本のテレビに出なくなってしまった三つ目の理由として挙げられるのは、中田英寿さんが海外の女性がタイプだからという点が挙げられます。

中田英寿さんの歴代の彼女を探ってみると出てくる出てくる…！？次々と有名な女性の名前ができました。

・宮沢りえさん
・山口もえさん
・米倉涼子さん
・伊藤裕子さん
・滝川クリステルさん
・柴咲コウさん

雑誌BUBKAが2003年に掲載したのが↑の中田英寿さん＆宮沢りえさんが思いっきりキスする写真でした。実はこの時、その場には芸能人が多数集まっていたんだとか！？

そんな中で中田英寿さんと宮沢りえさんはノリに合わせてキスしてしまったんだそうです。なので恋人関係はなかったんだそう。それにしても大胆すぎる二人の行動に驚きですね。

中田英寿さんはハリウッドセレブ女優のミラジョボビッチさんや、香港の女優・カリーナラウさん、リン・チーリンさんらとも噂されたことがありました。

キスするタイミングが多過ぎて…もはや誰が本当の彼女なのか特定不能です！？

とにかく、海外の女性とも浮世を流しまくったであろう中田英寿さん。日本に滞在した時間が短すぎて、日本のテレビに出て来なかったのかもしれませんね。

歴代の彼女の中には噂が上がっただけで実際には何の関係もなかった女性もいらっしゃるようです。

しかし歴代彼女の中の最後に名前があがった女性・柴咲コウさんだけは特別でした。

中田英寿さんと柴咲コウさんは共通の友人を通して知り合い2014年頃から交際へと発展していきました。二人の関係は1年以上続き結婚目前だと報道されたこともありました。

しかしどうやら中田英寿さんの父親サイドから柴咲コウさんへ結婚するなら仕事をやめてほしいとお願いがあったようで二人は破局。

結局柴咲コウさんは2016年に和牛を扱っている実業家の男性と噂が流れてしまいました。

柴咲コウさんの方は中田英寿さんのことが吹っ切れているようですが…。中田英寿さんの方は柴咲コウさん以降なかなか浮いた話が出て来ません。もしかすると中田英寿さん…まだ未練があるのかもしれませんね。

ミラジョボビッチなど海外の有名女優とも噂が流れたことのある中田英寿さん。柴咲コウさんへの思いが断ち切れていないのか2014年の頃から5年以上も月日が流れましたが…。それ以降の熱愛報道はなし。

四十歳を過ぎても結婚する気配は全くなさそうです。

中田英寿さんといえば今後日本代表監督になる可能性があるのかどうかというところが気になるところですが…。

2014年10月に行われたインタビューで中田英寿さんは次のように答えていました。

かつて中田英寿さんが選手だった時代は世界で活躍するプロサッカー選手が少なかったため理解してもらえない意見が多々あったかもしれません。

しかし現在の日本代表はほぼフルメンバーが海外組です。だったら中田英寿さんの理想と現実を必要とする時が来るのではないか？

今後もし中田英寿さんが監督になってほしいとオファーされれば、それを快諾する日が来るのかもしれませんね。

中田英寿さんが日本のテレビに出なくなった一番の理由を考えるとやはり朝日新聞が掲載した「君が代はダサい」という間違った内容の影響が大きいと思われます。

一時は自分だけでなく家族の命も狙われてしまった当時の状況を考えると、マスコミ嫌いと言った単純なものではなく、テレビで発言すること自体が恐ろしくなってしまったのかもしれませんね。