笑撃的な珍ニュースが飛び込んできました。

サッカーのスウェーデン7部リーグ、Pershagen SKに所属するDFアダム・リンデン・ユングクビスト選手が“おなら”によりレッドカードを受け、退場するという前代未聞の退場劇を欧州の複数メディア取り上げ、話題になっています。

“おならで退場”という前代未聞の珍事をイギリスの『スカイスポーツ』など各国の主要メディアが伝えると、主犯ユングクビスト選手と、彼の所属するクラブ、ペアスホーゲンSKは一躍“時の人”となり、一時は、クラブの公式サイトがアクセス殺到でダウンするほど、世界中から注目される事となりました。

この笑顔がチャーミングなサッカー選手が、サッカー史上初の“おならでレッドカード”をもらったアダム・リンデン・ユングクビスト選手。

スウェーデン7部クラブのペアスホーゲンSK（Pershagen SK）に所属し、ポジションは左サイドバック。

サッカーのルールに、試合中におならをすると退場というルールはありません。

そもそも、おならは生理現象なので、屁をこいたくらいで、イエローカードもレッドカードも受けないでしょう。

どうやら、ユングクビスト選手は、主審に対して“おならを掴んで投げた”らしいのです。

ユングクビスト選手は取材インタビューに対して

「8歳のときにサッカーを始めたけれど、今まで経験した中でも一番奇妙な出来事だったよ」

と言い、

「お腹の調子が悪くて、ただおならをしただけだ」

と弁解をしているものの、試合中におならをした事実を認めています。

しかし、ユングクビスト選手は、試合中の放屁の事実は認めたものの、審判に対する挑発行為は否定し以下のように語っています。


「主審に『なぜ僕が退場なのか?おならは許されないことなのか?』と聞くと、彼は『それは違う』と答えたんだけど。きっと彼は僕がおならを手に持ち、彼に対して投げつけたと思ったんだよね。でも僕はそんなことはしてないよ」


「誰もがおならをすることはあるだろう。それは挑発ではないし、退場になるのはナンセンスだ。1枚目の警告を受けた後、たしかに僕はイライラしていたけれど、何か口汚い言葉を言ったわけでもない」


おならが、挑発行為だったのかはさておき、審判に暴力をふるった分けでも、人種差別発言で罵ったわけでもないので、なんだかほほえましい珍事です。

ユングクビスト選手の、おならによる退場劇に対して、所属クラブ『ペアスホーゲンSK』は6月21日にコメントを発表。


「最近のメディアの嵐を受けて、“おなら”に関してのクラブの見解です」

「我々の試合が“くだらないゲームだった”とか、“くだらないジャッジメントだった”とか言われていますが、我々はこの件に関して外野にどう思われようが気にしません! バモス!」

とユニークなコメントを投稿しています。

また、試合途中で退場となった同選手に対して、コメントへのタグに“アダム戻ってきて”と設定するなど、選手に対する思いやりも見せています。

うーん、選手もユニークならクラブもユニークですね。

試合中の退場とはいえ、なんだかほほえましい珍事。

きっと“すかしっぺ”であれば、彼もレッドカードを受ける事は無かったでしょう。

しかし、にぎりっぺを投げつけられて、レッドカードを出す審判の心境はどんなだったのでしょう？

いかん…やっぱり笑ってしまう。