最近は漫画も色々な形で世に出ています。

王道の少年誌からネット媒体のデジタル作品まで様々です。

たまには漫画でも読もうか、と思ってもどれを選んだらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめの漫画をジャンルごとにご紹介していきたいと思います。

メジャーな作品から比較的マイナーなものまで見ていきますので、ぜひ自分にあった1冊を探してみてください！

『ジャンプスクエア』（集英社）で、2012年から連載している高校を舞台にした音楽系漫画です。

テーマは「箏」という和楽器。

文化庁芸術祭で優秀賞を受賞した作品で、漫画の中で登場する楽曲が実際のCDとして発売もされています。

元ヤンキーでやんちゃな主人公・久遠 愛(くどお ちか)と筝の名門の家に生まれた鳳月 さとわ(ほうづき さとわ)を中心に、仲間達と筝の全国大会優勝を目指す物語です。

16歳の津軽三味線奏者の澤村雪。

三味線の師であった祖父が亡くなったことで、自分の音を探すため、単身上京しそこで新しい音の形と仲間に出会っていく。

全編に渡り主人公の青森弁の訛りが特徴的で、その世界観に引き込まれる作品です。

音楽×青春×ヒューマンドラマの要素が詰まった1冊。

広瀬すず・山崎賢人の主演で実写化もされた作品です。

バイオリニストを目指す少女・宮園かをりと、音楽を辞めた元天才ピアノ少年・有馬公生との青春グラフィティー。

天真爛漫なかをりに振り回される公生、次第に2人は距離を縮めていくがかをりにはある隠し事があった―

ラストは涙なしには見られない仕様です。
泣きたい方にはおすすめの1冊となっています。

吹奏楽部の名門・白翔高校に入学し、トランペットを始める小野つばさ。

夢は幼時から憧れた普門館への出場。

格式高い吹奏楽部の中で只一人の初心者であり、苦難の連続がつばさを襲う。

そんな中で同級生の野球部員、山田大介だけがお互いの夢を励まし合う唯一の理解者。

そんな2人と吹奏楽部・野球部が織り成す青春スポーツ＆音楽コミック。

こちらも実写映画化されている作品です。

漫画・映画どちらから先に見ても楽しめます。

2000年前後から爆発的な人気を誇ったNANAは、バンドと恋愛をテーマにした作品。

東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地が異なる同じ年の2人のNANAが新幹線の中で出会うところから物語は始まります。

徐々にバンドとして大成していくナナと女性としての幸せを模索する奈々。

個性溢れるキャラクターが多く、自分を投影する若者が続出した当時の話題作です。

完結することなく2009年から休載されているというのも人気のヒミツかもしれません。

その後、2人がどうなったのか続編を待ちわびるファンも多いのではないでしょうか。

元PL学園の選手であり甲子園にも出場したことのある作者が描くリアル高校野球ストーリー。

野球漫画としてのクオリティーはもちろん、スポーツ強豪校における日常がダイレクトに分かるのがこちらの作品の特徴。

大人から子供まで楽しめる1冊です。

サッカー王国・静岡県を舞台に少年たちが全国の強豪たちと戦いを繰り広げながら最終的には日本代表を目指すスポ根作品です。

いわゆる必殺技的な「幻の左」や「ダブルヒールリフト」など若干現実離れしたものが出てきますが、それもまた楽しめる要素のひとつ。

これを読んでサッカーを始めたという少年も多かったという王道のサッカー漫画です。

ものすごい昔ですが、SMAPが6人で主演を果たした映画もありますね。

バスケットボールをテーマにした漫画だとやはりスラムダンクが有名ですが、こちらの「I’ll」も負けず劣らずの良作品です。

神奈川の海が近い高校を舞台に、多感な時期における高校生たちのそれぞれの人生を描いた青春物語。

バスケット7：ラブストーリー：2コメディー：1くらいの割合です。

非常に要素のバランスがいい作品ですので、バスケットに詳しくなくても読めます。

全14巻というサイズもちょうどよくおすすめです。

月本（通称・スマイル）と星野（通称・ペコ）は幼馴染みで小学校から卓球をやってきた友達同士。

しかし、高校になり惰性で卓球を行い成長が止まってしまうペコと才能が覚醒し急成長するスマイル。

2人をコントラスト的に描き、インターハイを舞台に強豪達との試合を中心に物語が進んでいく―

映画化もされた松本大洋さん原作の漫画です。

全55話と比較的短いので一気に読めます。

サッカー漫画の隠れた名作。

まだJリーグが始まる前の日本を舞台に物語が始まります。

主人公・高杉和也は父親がサッカー選手だったことから小さい頃からサッカー一筋。

しかし、その父親は車に轢かれそうになっていた子供を助け自身は帰らぬ人となってしまう。

父親の死からサッカーを遠ざけた和也はそのまま高校生へ。

もうサッカーをやらないと決めていた和也を親友の騎場拓馬や幼馴染の森口愛子が諭す。

頑なな態度の和也、しかしそんな和也の前に意外な人物が現われもう一度サッカーの世界に戻ることに―

主人公の小学生時代からプロ、日本代表までを描いたサッカー漫画ですが、フランスワールドカップ時には物語と現実世界がリンクするというミラクルも起きました。

サッカー漫画は数多くありますが、この「俺フィー」ほど泣ける漫画はあまりないのではないでしょうか。

ぜひおすすめの1冊です。

高校サッカーを舞台にした青春もの。

スポーツには無縁だったドンくさい主人公・柄本つくしが、同学年の天才サッカープレーヤー風間陣と出会いサッカーを始めることに。

主人公がまったくスポーツが出来ないというストーリーのため、誰でも共感できる部分が見つかる作品です。

アニメも人気が高かった作品のひとつとなります。

桐山零は、幼いころに交通事故で家族を失い、父の友人である棋士、幸田に内弟子として引き取られ、15歳でプロ棋士になった。

幸田の実子の香子たちとの軋轢もあり、六月町にて1人暮らしを始めた零は、1年遅れで高校に編入するが、周囲に溶け込めず校内で孤立し、将棋の対局においても不調が続いていた。

自らの境遇を停滞していると感じていた零は、ある日先輩棋士に無理やり付き合わされたあげくに酔いつぶされ、倒れてこんでいたところを川本あかりに介抱されたことがきっかけで、橋向かいの三月町に住む川本家と出会い、三姉妹と夕食を共にするなど交流を持つようになる。

将棋をメインテーマにしながらも、人間として成長していく主人公・零の心情の変化も見どころのひとつ。

心理描写や背景のタッチが美しい作品です。

主人公は猫ですが、れっきとしたヒューマンドラマ＆コメディ漫画です。

突然変異で人間レベルの知能を持った白玉くんは人間として生きられるよう人権を与えられた唯一の猫、という舞台設定。

その白玉くんが友人と送るハートフルな日常を描いた漫画となっています。

笑いあり、感動ありと色々楽しめて漫画初心者にもおすすめです。

2006年7月9日、謎のUFOを目撃した南波六太とその弟の日々人は、「一緒に宇宙飛行士になろう」と誓い合う。

それから19年後の2025年、夢を叶え宇宙飛行士となった日々人は、第1次月面長期滞在クルーの一員として、間もなく日本人初となる月面歩行者として歴史に名を残そうとしていた。

一方兄の六太は、勤めていた会社をクビになってしまい、鬱屈した日々を送っていた。

そんな六太の下に、JAXAから宇宙飛行士選抜の書類審査通過の通知が送られてくる。

それは、共に宇宙を目指すという夢を諦めない日々人が応募したものであった。

いつの頃からか、宇宙飛行士になることを諦めていた六太は、再び宇宙を目指すことを決意する。

実写映画化もされた人気作。

宇宙編になると専門的な部分も出てきますが、知識ゼロでも問題なく読めます。

宇宙開発に夢を見る人間たちのリアルを描いた作品です。

類稀なる文才を持った少女・鮎喰響の高校生活と小説家になるまでを描いた物語。

2018年9月に『響 -HIBIKI-』というタイトルで実写映画が公開予定されています。

主演が欅坂46の平手友梨奈ということでも話題となった作品。

おとなしそうなルックスながら破天荒な性格のヒロインを演じています。

ギャグ、ラブコメ、シリアス展開なんでも詰まっているダイビングをテーマンにした漫画。

面白くもあり、ちょっと感動もあり、泳げない主人公が海に挑戦するという裏テーマも見どころのひとつです。

江ノ島で食堂を営む主人公のよりちゃんとその飼い猫オードリーとの日常を描いた作品。

しかし、オードリーにはご主人のよりちゃんには話していないヒミツが。

それは、実はオードリーは江戸時代から生き続ける猫で、言葉がしゃべれるというものだった。

よりちゃんの家とオードリーとの関係が徐々に明らかになるうちに、オードリーはある決心をする―

ほのぼの系漫画かと思いきや、ラストは涙なしでは見られない展開に。

女性にもおすすめの作品です。

高校のバスケットボール部マネージャーと後輩の恋愛模様を描いたTHE青春ラブストーリー。

マネージャー由希は密かに主将の木戸先輩に片思いをしていたが、ある日木戸先輩に恋人が出来たことを知る。

失恋しひっそりと部室で泣いていたところを、偶然生意気な後輩の成瀬に見られてしまうことに。

口止めは出来たものの、由希に惚れた成瀬から積極的なアプローチを受け、クールなはずの由希は感情を振り回されることになってしまうというのが物語の始まり。

その後、由希が大学に進学するまで物語が続きますが後輩である成瀬との恋愛がどう発展するのかが見どころです。

2016年に映画化された小説原作の物語がコミカライズされて登場。

病気に侵された少女とクラスでは目立たない少年との交流と淡い恋愛を描いたヒット作品です。

小説や映画ももちろん素晴らしいですが、漫画は全2巻と読みやすい仕様になっているため作品を知るきっかけになればとおすすめ漫画に加えました。

恋愛漫画のど真ん中をいく作品です。

舞台は北海道。

北幌高校に入学した黒沼爽子は性格は良いが、見た目が暗く、長い黒髪のせいで周囲からは「貞子」と呼ばれて恐れられ、クラスに全く馴染めないでいた。

しかし、自身とは対照的な、爽やかで、学年で男女問わず人気者で、噂を全く気にしないクラスメイトの風早翔太と親しくなった事をきっかけに、友情・恋愛・進路などを通して爽子は成長していく。

そんな爽子を中心とした登場人物それぞれの高校生活3年間の青春模様を描いた漫画となっています。

映画化もされ、近年ではかなりのヒット作の部類に入る1冊。

ぜひ一度読んでみてください。

実家がお寺という大学生の「野保」くんはカノジョと同棲しているとの噂が立つが、実はそのカノジョというのが一人暮らしの部屋に住み着いているユーレイというかなりトリッキーな作品です。

しかし、けっして怖い系の作品ではなくピュアな恋愛漫画に仕上がっています。

ラストに近づくに連れてカノジョのユーレイの正体が明らかになっていき、最終巻では号泣必至。

マイナーながら読むべきおすすめの漫画です。

30過ぎの小説家と、その小説家の自宅に訪れる少女との交流を描いた物語。

物語の中ではおよそ10年ちょっとの時間が進む展開、その間に娘のように思っていた少女を女性として意識するようになっていく―

物語の軸には小説家の背負った過去の傷あとや少女の家庭環境などがリアルに描かれていてヒューマンドラマのエッセンスもあり。

そろそろ実写化もされそうなくらい人気の作品。

ぜひ一度ご覧ください。