近年、アニメは子供だけのものではなく大人も楽しめるエンターテイメントとして発達してきました。

かつてはジブリ作品などが有名でしたが、現在は様々な監督が良質なアニメ映画をたくさん生み出しています。

本来サブカルチャーとして位置づけられていたアニメですが、娯楽の上ではすっかりメインコンテンツとなりましたね。

そういった流れの中で、今こそおすすめしたいアニメ映画を厳選してご紹介していきたいと思います。

泣ける感動作品から青春を思い出すものまで、各カテゴリーのものをお届けしますのできっとお気に入りの1本が見つかるはずです。

ぜひ興味を持った作品がありましたら、ご覧になってみてください。

短いものなら1時間ほどの作品もありますので、手軽に見れるのも魅力のひとつですよ。

第二次世界大戦の中、広島・呉を舞台にしたヒューマンドラマ作品です。

派手な演出はありませんが、淡々とその時代のリアルを切り取った描写が特徴的で感涙すること必至。

当初はミニシアター系の映画でしたが、人気に火がつき実写ドラマも公開された今こそ見るべき1本です。

「ホタルの墓」を継ぐ、次世代戦争教育映画として長年にわたって見続けられる作品ではないでしょうか。

耳の聞こえない同級生の女の子と、そんな女の子をイジめてしまう心に傷を負った男の子。

2人ともどこか自分に自信がないもの同士、少しずつ理解をしようと歩みよる漫画原作のアニメ映画です。

次第にお互いの距離が縮まる2人の周りには人が溢れるようになっていく…。

誰しも思春期に感じた「自分とは何なのか」という感情を思い出させてくれる純粋な物語です。

くるみは恋人のハルと喧嘩したまま仲直りが出来ずにいた。

そんな矢先、最愛のハルが飛行機事故で亡くなってしまう。

もう会えないと思っていた矢先、ハルは突然目の前に戻ってきた。

ヒト型ロボットとして…。

近未来を舞台に、ルービックキューブをキーワードとした、人間とロボットの愛を描く恋愛ストーリーです。

SF系ですがロボット色が強くないので、誰でもスムーズに見られるアニメ映画。

ぜひ一度ご覧ください。

社会現象にまでなり、「聖地巡礼」という言葉を広く一般的にしたのがこちらの「あの花」ではないでしょうか。

小学生時代になくした友人と残された人間の生き方を描いたヒューマンドラマ作品。

劇場版は連続アニメ時代のまとめと新規映像を加えたものになっています。

見た人間はラストに必ず涙する、そんな作品です。

大ヒット連続アニメ作品『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフが再集結して制作された映画。

「言葉」にすることの怖さに怯えた主人公が、もう一度「言葉」にする勇気を手にする青春ストーリーです。

高校生の頃の淡い気持ちを思い出させてくれる1本です。

まさかのラストには多くの方が驚いたのではないでしょうか。

ここ数年でアニメ業界で1番のヒット作となった映画「君の名は」

社会現象ともなり、多くの大人に感動を与えた誰もが知る大作です。

まだ見てない方はぜひ一度ご覧になってください。

「君の名は」の新海誠監督が脚本までを手がけた隠れた名作です。

新宿御苑の鮮やかな色彩を見事に映し出した、短編ながら内容の詰まったアニメ映画となっています。

教師と生徒、淡い恋の行方

将来の夢と現実の自分

そんな葛藤を描いたしっとりと心に染みる作品です。

誰もが通り過ぎゆく日常をすくい取った、切なくも美しいラブストーリー。

こちらも新海誠監督の作品です。

題名は「桜の花びらが舞い落ちる速度」を表現しています。

この前に「桜花抄」、「コスモナウト」という2作品があり、それの続編です。

ぜひ合わせてご覧になってください。

いま世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督、細田守さんの作品です。

「親子」がテーマとなる映画。

19歳の主人公・花の”おおかみおとこ”との出会いから、恋愛、結婚、出産、子育て。

そして、その子供たち「おおかみこども」の成長と自立までの13年間を描く、「母と子」の物語。

子供がいる方なら確実に泣くこと間違いなしの映画です。

人と妖怪の恋、触れたいのに触れられないもどかしさ、そして切ないラストシーン。

夏休みの夕暮れにぜひ見てほしい1本です。

人気漫画「夏目友人帳」の緑川ゆき先生による作品。

「最後の意味」が分かると確実に泣いてしまう、そんなアニメです。

飛行機に憧れている少年・二郎

結核を患う少女・菜穂子

大正から昭和を生きた2人の物語を、アニメーションの巨匠・宮崎駿監督が描きます。

実在の人物である堀越二郎をモデルに、その半生を完全に創作して作り上げた作品となっています。

漫画原作の主人公である南波兄弟に大きな影響をもたらした、ジェイ兄弟がメインとなった劇場版オリジナルストーリー。

本編の物語が始まる4年前を描いています。

「兄弟で月に行く」という目標を、南波兄弟よりも先に達成しようとした宇宙飛行士たちがいました。

しかし、その目標は無残にも散り、宇宙開発史でも最大の事故として歴史に残ることに―

原作を読んでいなくても理解ができるような構成になっていますので、ぜひ一度ご覧になってください。

細田守監督の出世作ともなった映画です。

恋愛あり、SFあり、冒険ありといった様々な要素が詰まったエンターテイメント作品。

笑いながら泣ける、そんな仕上がりが人気の理由かもしれません。

夏休みに見るには最適な1本といえますね。

大人気作品「ワンピース」の中でも特に人気の高いキャラクター・チョッパーの物語をボリュームアップさせた劇場版アニメ映画。

大人であろうと誰であろうと、確実に泣ける内容です。

チョッパーがなぜ医者を目指すようになったのか。

もう一度この映画を見て再確認してみてください。

号泣必至です。

言わずと知れた日本アニメ界の最高傑作「カウボーイビパップ」の劇場版。

アニメのラストから「ロス状態」になっていたファンにはたまらない1本ですね。

色々な意味で泣ける作品です。

とにかくカッコいいスパイクたちの活躍に期待してください。

社会現象と化した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』など、人間関係がもたらす心の機微を描く作品を数多く世に送りだしてきた脚本家・岡田麿里さんが初監督をつとめた超大作。

テーマは別れ。

十代半ばで外見の成長が止まる不老長寿の種族イオルフの少女マキアと、マキアに育てられ成長していく人間の少年エリアルの物語。

いつか必ず訪れる2人の別れ、ラストは号泣必至のファンタジー作品です。

『君の名は。』『秒速5センチメートル』のコミックス・ウェーブ・フィルムが手がけた作品。

中国を舞台に、若者たちの過去と今を紡いだ珠玉の青春アンソロジー。

「少年少女の恋」

「日常の大切さ」

「姉妹の絆」

3つのテーマにフォーカスした短編映画集です。

どれもどこか懐かしい気持ちにさせてくれて、見終わった後に涙と爽快感を与えてくれる作品となっています。

岩井俊二監督のテレビドラマ・映画作品をリメイクしたアニメ映画です。

2つの異なる物語の道筋からラストシーンを迎える一風変わった内容となっています。

3人の少年少女が織り成すひと夏のラブストーリー。

主題歌は注目の若手アーティストDAOKOと米津玄師がタッグを組んでいます。

また、声優に広瀬すずと菅田将暉を迎えたことでも話題になりました。

作家・筒井康隆の小説『時をかける少女』が原作ですが、原作の物語の映画化ではなく、原作の出来事から約20年後を舞台に次世代の登場人物が繰り広げる物語を描いた劇場版アニメ作品です。

歌手・奥華子さんの楽曲「ガーネット」が主題歌になっていますが、この映画をきっかけに奥華子さんの知名度が上がったともいわれています。

どの作品も心に響く何かがきっとあるはず。

夏休みや休日を利用してぜひ気になった作品をご覧になってみてください。

泣き活にも最適な映画となっています。