日本を代表する野菜”ゴボウ”とは

日本では様々な食用の野菜がスーパーなどで販売されています。

その中でも、「和食」に活躍する”ゴボウ”は私たち日本人にとって素晴らしい食材です。

では、改めてゴボウの特徴についてご紹介していきます。

独特のシャキシャキとした歯ごたえと野性味のある香りが特徴的なゴボウ。
ごぼうは長く肥大した根の部分を食用します。

長さによって「短根種」と「長根種」に大別され、短根種は30~50cmくらい、長根種は70cm~1mほどです。
ごぼうに含まれるミネラルには、赤血球の形成を助ける銅や、血液循環を正常に保つのに必要なマグネシウムなどがあります。
ごぼうは、食物繊維の量に注目。

100g中5.7gは、野菜の中でも群をぬいて多く、食物繊維が不足しがちな現代人にはうれしい野菜です。

ゴボウの国内生産ランキング

ごぼう生産量の全国計は137,600tですが、トップは青森県の48,700tで、シェアでは35.4%となっています。
1 位  青森県 5万2,700トン  36.96 %
2 位  茨城県 1万9,800トン  13.88 %
3 位  北海道 1万7,100トン  11.99 %
4 位  宮崎県 9,550トン  6.7 %
5 位  千葉県 8,440トン  5.92 %
主な産地は青森県で、次いで茨城と北海道です。

この三つの地方で全国の半分以上を生産しています。そのほか、千葉や宮崎、群馬などがあります。

日本の食文化に驚愕!実は海外では「木の目」として見られていた?

和食に欠かせないゴボウは日本では愛されているものの、実は海外では不評なんです!

日本人はゴボウを美味しいと食しているにもかかわらず、海外では「木の根」として見られているなんて驚きですよね。

日本人は、ごぼうの豊かな香りとシャキシャキとした食感を好みますが、日本以外の国では、木の根を食べているように思われてしまうそうです。
実はゴボウを日常の食事として取り入れているのは日本と朝鮮半島だけなのだとか。
欧米人から見るとゴボウは木の根にしか見えないらしく、日本人は木の根を食べている?と誤解されているらしい・・・ 

実は”ゴボウ”にはこんな逸話も・・・

かつて日本を訪れたドイツ人医師シーボルトが故郷であるオランダにごぼうを持ち帰りライデン地方へ伝えたという話がありますが、ごぼうはどんな調理法にしても「美味しくない」という事で受け入れられない食材となっていました。
第二次大戦中、アメリカ人とイギリス人の捕虜に食事としてゴボウの料理を出したら、戦後「日本は木の根を食べさせた」として、捕虜虐待で国際裁判になったそうです。

日本と海外で食文化が全く変わるのは分かりますが、ゴボウがこれほど嫌われているってビックリですよね。

中でも、有名な話である”ゴボウを巡る国際裁判”。
戦後、日本人将兵が戦犯として裁かれたという話は今でも語られています。

最近では海外でも食べられるようになってきている?

海外では”ゴボウ”を食べないという話をしましたが、最近ではその意識も改善されつつあります。

しかし近年、ごぼうの香りや食感だけでなく、健康面にとても優れた栄養を持った食材としてごぼうは外国でも使用されるようになりました。

フレンチにおいてもごぼうを使用した料理は数多くあり、多くの外国人の舌を唸らせているのです。
古くからゴボウを食べると精がつくと言われているように、ゴボウにはアルギニンという成分が含まれており、これは男性機能に効果的、栄養ドリンクなどにも含まれている。

少しずつではあるが、これらの効能が世界的に認知されつつあり、近年では他の国でも食べられるようになってきた。

ゴボウを使った料理やお茶をご紹介!ゴボウの魅力について

海外での認知度が高まり、ゴボウが多くの国にて食べられるようになると日本としてもありがたいですよね!

では最後に日本のゴボウを使った料理についてご紹介していきます。

きんぴらごぼう

食物繊維がたっぷりとれる炒め煮料理きんぴらごぼう。
誰もが大好きな甘辛い味つけは副菜にもぴったりな一品ですね。

豚汁

豚汁は、日本のスープ料理の中でも子供からお年寄りまで幅広い人気を持っています。

柔らかく煮込まれた野菜と肉を美味しく食べることが出来て、栄養分をバランスよく取れる豚汁は毎日の献立に悩むお母さんたちの強い味方と言えます。

牛肉とごぼうのしぐれ煮

魚介類や肉類を「つくだ煮」のように煮る料理のことで、醤油の味と色をきかせて甘辛く煮しめます。

ゴボウ茶

その健康効果の高さから注目されているごぼう茶。

便を柔らかくしたり排泄を促したりする食物繊維「イヌリン」や自律神経に働きかけて腸の働きを正常化・活発化させる「サポニン」が、頑固な便秘の解消をサポートしてくれます。

日本にはゴボウを使った料理が他にもまだまだ沢山あります。

最近では洋食のキッシュにもゴボウを使ったレストランもあるぐらいで、レシピも多様化しています!

ゴボウは栄養満点!美味しく頂きましょう!!

ゴボウという食材は日本では親しまれているものの、海外では未だに認知度が高くありません。

そんなゴボウですが、その栄養や食物繊維には多くの健康効果が期待できます。

もし、身近な人にゴボウが嫌い!という方がいれば、今回ご紹介した料理やゴボウの魅力についてご紹介してみてください。

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