日本の校則は厳しい?”茶髪”に関する問題と議論まとめ
我々、日本人は海外メディアにおいて”軍隊国家”と称されるほど、規律を重んじる部分があります。
だからこそというべきか、日本に存在している学校の校則は厳しいことも多々あるようです。
昨今では”茶髪”の事件が社会的に反響を呼んでおり、未だに議論は続いている状態です。
そこで今回、日本の校則に関する情報をまとめてみました!
アナタの学校はどうだった?校則にまつわる思い出
社会人になると、昔の学生時代を思い出しますよね?
そして、友人や同僚と”校則にまつわる思い出”で話し合ったりするでしょう。
実際にSNS上では、こんな声も・・・
せーらのリアルJK時代は校則厳しくてスカートめっちゃ長かったし
— 朝日向星羅@SPARK SPEAKER (@SEIRA_SP) 2018年5月19日
全然青春した思い出がないから超ミニスカートしたい
校則やや厳しめの高校だったからカラーNGだったけど矯正に関しては認められてから周りの友人達がやっていた精一杯のお洒落の思い出。
— 花野 (@copehana) 2018年4月7日
中学校あるあるー
— でんわん@まぐちん (@den_wan) 2018年5月3日
教材や分厚い教科書を学校に置いてはいけないとか、サブバッグに教科書を入れてはいけないとかの謎のルールの為に、おもーい牛革の学生カバンに全て入れて重量級だった思い出…。あの謎の意味の無い校則ってなんだったんだろう…。
Twitterでは”校則が厳しい”との意見が大多数を占めていました。
また、学生時代に校則違反をしたという方も多かったです。
日本の校則は厳しい!よくあるルール
全国各地に存在している学校にはさまざまな校則があります。
その中でも”よくある校則ルール”についてご紹介していきます。
・日焼け止め禁止(プールの時のみ禁止の学校あり)
・黒髪強要
・ポニーテール禁止
・体操着着用の際は下着禁止
・夏でもセーター着用
・ストッキングは80~120デニール
・Tシャツの着用禁止
・恋愛禁止
・黒タイツ禁止
・化粧禁止
・マフラーの着用禁止
・スカート丈はひざ上○○センチまで
・靴下は”白”もしくは”ワンポイントのみ”
・髪の毛は結ぶ
・髪を染めてはいけない。パーマも禁止。
・通学は電車、徒歩、もしくは自転車のみ。
・ピアス厳禁
・学校内でのお菓子禁止
上記を見てわかる通り、日本の校則は厳しいと言われる原因は明確ですね!
学校によって校則が若干異なるみたいですが、”髪染め禁止””スカート丈は膝下””化粧・ピアス禁止”などは鉄板です。
大阪では”茶髪”が事件に・・・
昨今、大阪では”茶髪”を巡るある事件が波紋を広げていることをご存知でしょうか。
日本の校則は厳しいと海外メディアにも報じられるほどです。
頭髪が生まれつき茶色いのに、学校から黒く染めるよう強要され精神的苦痛を受けたとして、大阪府羽曳野市の府立懐風館(かいふうかん)高校3年の女子生徒(18)が約220万円の損害賠償を府に求める訴えを大阪地裁に起こした。
同校の校則は茶髪が厳禁となっているが、女子生徒は入学前から母親が「地毛なので配慮してほしい」と伝えていたにもかかわらず、学校側から何度も黒く染めるよう指導された。
度重なる染色で生徒の頭皮はかぶれ、髪はボロボロになり、不登校になったという。
「学校側は指導の理由を、『茶髪の生徒がいると学校の評判が下がるから』だと言いました。
金髪の留学生でも黒く染めさせるとのことです。
この事件において、被告側の生徒は地毛と申告していたのにもかかわらず、黒染めを強制されたとか。
実はこの事件、社会的に反響を呼んでいるばかりか、大阪にある高校の校則を見直すきっかけになったのです!
大阪府教委は16日、府立高校など全府立学校(197校)を対象に校則に関する調査を実施し、4割強の90校で校則や内規の見直しがあったと発表した。
「カチューシャの禁止」などが削除された一方、カラーコンタクトの使用禁止など新たに追加されたものもあった。
頭髪に関しては全日制高校19校が変更。
生まれつき茶髪の生徒に配慮し、「茶髪」禁止の表現を「染色・脱色」に見直したほか、「パーマ」禁止を「故意によるパーマ」に変えた学校があった。
時代に合わせて「アイパー(アイロンパーマ)の禁止」を廃止した学校もあった。
結局、茶髪はOKなの?NGなの?専門家の意見によると
で、結局のところ、”茶髪”はOKなの?NGなの?と疑問に思いますよね?
これに関しては、さまざまに意見が上がっています。
指導をめぐっては、さまざまな意見も上がっている。
前大阪市長で元大阪府知事の橋下徹氏(48)は自身のメールマガジンで「まだ生徒側の主張しか報道されていない。
この段階で今回の件を断じるのは非常に危険」としつつ、現場の話として大阪には多くの荒れた学校が存在し、そのような場で自由を認めれば、現場はお手上げになると指摘。
「頭髪について校則で定めている場合は、校則の合法性との関わりから問題になります。
頭髪一般は『憲法の人格権』の問題として論じられており、これが争点となった有名な裁判があります。
この二つの裁判に対しては学説の批判も多いのですが、とりあえずこれを前提とするなら、毛染めを禁じる校則は有効と判断される可能性は高いと思われます」
世間一般では、被害者の女の子が可哀想だと学校側が批判されていますが、専門家によると学校側の対応が正しいとの意見もあります。
その専門家によると校則で縛り過ぎるのも問題ですが、自由過ぎるのもまた、問題なようです。
ただ結局のところ、茶髪がOKなのか、NGなのかは学校側の校則に委ねられることは確かです。
基本的に多くの学校が黒髪を原則としていますが、地毛証明を提出すれば茶髪でもOKなところもあります。
校則に縛られたくない!そんな貴方のための選択肢
日本にはこういった校則によって、苦労する学生も沢山います。
人によっては不登校になってしまうケースも。
そういった事態にならないためにも、校則に縛られたくないという方は「そのような学校を選ばない」というのも選択肢の1つでしょう。
様々な理由があって高校に通うことができなくなってしまった方におすすめしたい「通信制高校」という選択肢。
通信制高校は、高校という位置づけですので、基本的な校則はあります。
しかしあまり細かくは設定されておらず、生徒の主体性を尊重することがほとんどです。
つまり、法律と最低限のマナーさえ守っていればOKっていうことですね。
通信制高校には、全日制高校などによくある服装や頭髪の決まりや、アルバイトの禁止など細かなルールはないことがほとんどです。
校則に縛られたくない人は通信制高校が一番向いているでしょう。
昨今では、通信制高校の質も向上しており、自宅に通いながら勉強できることから多くの学生から評判です。
もし、校則に縛られたくないという方であれば、オススメかもしれませんね。
社会においてルールを守る予行演習にもなる学校生活
昨今では、古臭いブラック校則から悩む学生も多くいらっしゃいます。
特に、茶髪に関する議論では賛否両論ですが、若者世代の半数以上が批判の意見を述べています。
そのため、学校側の配慮は必要だと見方もありますが、しかし、考えてみてください。
”校則”は学校生活において必要なこと。そして、社会においてルールを守る予行演習になっていることを。
この2点を考えられば、校則を守る重要性がわかるはずです。
ただ、確かに学校によっては校則を守ることが苦痛ということもあるかもしれません。
そういった場合には、まず両親や学校側の人と相談し、自分にあった解決方法を探していくといいでしょう。
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