華々しく、小室哲哉プロデュースでデビューした「globe」のメインボーカルのKEIKO。
デビュー曲も大ヒットし、デビューアルバムもミリオンセラーとなり一気にスターダムにのし上がりました。
小室哲哉のネームバリューで売れたかといえばそうでもなかった。


耳に残るメロディーラインと、KEIKOの歌声、所在の意味は不明だがラップ担当のマイク・パンサーという、ドリカムを小室風にしたらこう出来上がりました的な感じで、その時代大人気でした。

2002年に、小室さんとKEIKOは結婚。
プロデューサーとして尊敬し、愛情が芽生えたのでしょうか。
２度の離婚歴がある小室さん、KEIKOは初婚でしたが結婚生活は順調に送っていました。

KEIKOはテレビ出演時には、相当ノロケていました。そんなところから小室も女性関係は落ち着いたと世間も認識し始めたところに、KEIKOが救急搬送されたのです。

幸い小室さんの在宅時に倒れ、早期発見だったKEIKOの病名は「くも膜下出血」。
5時間にもわたる大手術をし、結果は良好とその当時は発表されました。

ですが、早期発見といってもどういう後遺症が残るか当時、身内はとても心配だったと思います。
そして、「高次脳機能障害」という記憶障害が残る、以前とは違う生活を強いられる後遺症が残ったのです。

くも膜下出血の原因は主に、

「高血圧」
「ストレス」
「飲酒」
「喫煙」

KEIKOさんも「喫煙者」、そして小室さんの逮捕といった過度の「ストレス」も抱えていた事も原因としては考えられるのではないでしょうか。

発見が遅ければ命も危うかったKEIKOは、「記憶障害」という後遺症が残ってしまったが、身体的に大きな麻痺が残らなかったのは幸いだったのではないでしょうか。
もし発見が遅かったのなら・・・命を落とす人も半数いると言われています。

脳動脈が破裂し「くも膜下出血」となるこの病気。
頭が割れるほど痛みを感じるそうです。
その痛みで倒れ、そのまま逝ってしまう事も多く、何の前触れもなく逝ってしまうので周りが状況について行かない家族もいるようです。

ただ遺伝的要素もあるようで、身内にこのようなご病気で亡くなった方がいるのでしたら、生活を見直す必要もあるかもしれません。
若いから大丈夫ではなく、KEIKOのように若いうちにこのように倒れるケースも多々あるのです。

小室さんがKEIKOの事を「小学4年生の漢字ドリルを楽しくやっている」と発言していました。
「高次脳機能障害」とは、社会復帰が難しい障害の様です。

小学生の漢字ドリルをやっているということは、KEIKOの障害は過去の記憶が思い出せない「逆向性」記憶障害が考えられます。

逆向性とは発病前の記憶が思い出せないものです。
「人の名前が思い出せない」
「場所が分からない」
「やっていた事が分からなくなる」など。

それにと伴い、行動障害も併用するようで
「子供っぽくなる」
「感情のコントロールができない」
「意欲が湧かない」など。

以前、小室さんがKEIKOの事を
「女性ではなく女の子として接している」と言っていました。
これまでKEIKOは、色んなリハビリをこなしていたが脳に損傷を起こしてから時間が経つほどリハビリの効果は上がらなくなるそうです。

記憶障害者に対しての家族の介護、サポートは絶対必要です。
ですが、手厚い介護とは常に傍にいる事ではないようです。

家族の手厚いサポートで、脳は自分に足りない所を補おうとしてくれるようで、家族に必要とされている、きちんとしなくてはと考えるようになり、行動障害を改善に向かわせてくれるらしいのです。
通常の生活を送る中で、それが難しいのならば知人・友人にたよる、施設に任せるといった事も手厚いサポートといえるのではないでしょうか。

心のよりどころを看護の女性に向けたのはいただけないとは思います。
が、心のよりどころをそこにしか向けれなかった状況に陥っていたのは、小室さんの会見で分かったような気がします。

ただ、この会見により老若男女に衝撃を残した事は間違いないのです。
1人の天才を潰してしまった文春に怒りを感じる人、介護で疲れたからといって既婚者が女性と2人っきりで会うのに異論を感じる人、介護経験者は理解できると言う人、まだまだ異論討論がありそうな小室さんです。