贅沢してないのに・・・貯金できないのはなんで?

贅沢も無駄遣いもしないように気を付けて1ヵ月過ごし、いざ家計簿をつけてみたら予算ギリギリ……。
貯金なんてとてもじゃないけどできない!こんな状況を経験している主婦は、結構多いみたいです。

30代の貯金事情

ここで、30代の貯金事情を要チェック。同世代の家庭はどれだけ貯金できているものなのか、毎月どれくらい貯金に回せるといいのか、参考にしてみてください。

30代の平均貯金額

30代の平均貯金額

【30代の平均貯金額(2人以上世帯)】
平均:470万円
中央値:200万円

【30代の手取り収入からの貯蓄割合(2人以上世帯)】
平均:12%

毎月の貯金額の理想は、手取り月収の10~20%と言われていますから、それを目安に貯金している世帯が多いのかもしれませんね。

子どもがいない共働き夫婦は貯蓄しやすいライフスタイルといえるので、手取り月収の20%を目標にしましょう。子どもがいる共働き夫婦は、子どもが成長するほど教育費負担が増えて貯蓄がしづらくなるので、子どもが小さいうちは手取り月収の10~15%を貯蓄目標にして、やりくり計画を立てるといいでしょう。

手取り月収の10%だけを毎月貯金するというと、簡単に継続できそうな気がしますが、現実はそんなことないんですよね…。

お金が貯まらない人の4つの共通点

「贅沢も無駄遣いもしていない!」と言っても、家計がギリギリ・貯金ができない原因はどこかにあるもの。
なかなか貯金できない人たちの共通点を探ってみました。

【1】特売日・セールには必ず行く

少しでも安いものを買うようにすることは、一見いいことのように思えます。しかし、実は「安いから」という理由で、必要ないものまで買ってしまっていることが多いのだとか。

まだ家にストックがあるものを買ってきてしまう、安い服を買ったはいいけど全く着ていない……こんな経験があるなら要注意。
また、特売品を求めてスーパーをはしごするのもNG行動。普段行っているスーパーより安いものがあれば、「買っとかなきゃ!」とついつい余計なものまで買ってしまいがちです。

【2】日用品のストックは多めにしている

トイレットペーパーや洗剤など、日用品を大量にストックしていませんか?「絶対に使うものだから損はしない」と思われるかもしれませんが、ストックを購入した分だけ、確実にお金は減っているかもしれません。

ストックが大量にあると、その余裕からつい多めに使ってしまうというデメリットもあります。使っている分がなくなりそうになったら買い足すという習慣をつけましょう。

【3】お金は必要なときに少しずつおろす

特に期間を決めず、必要になったときにお金をおろすのはNG。いくらお金を使っているのか把握しづらくなります。
「足りなければおろせばいい」という感覚になってしまうので、気付かぬうちにお金を使いすぎてしまうでしょう。

また、必要な金額を明確にしないまま、「なんとなくこれくらい」でお金をおろすのも使いすぎてしまう原因になりますよ。

【4】その月の予算のうち余った分を貯金している

毎月の予算のうち、余った分を貯金に回すというのは挫折しやすい方法であることを知っていましたか?節約して余らせようと思っても、いつの間にか予算を使い切ってしまっているケースが多いのだとか。

あらかじめ貯金する分を差し引き、その金額内でやりくりする方が無理なく貯金を継続することができますよ。

貯まる人がやっているのはこんな習慣

同じくらいの年収でも、毎月しっかり貯金できている家庭もあります。
順調に貯金できている人たちは、どのようなことを実践しているのでしょうか?

【1】お金をおろすのは毎月、もしくは毎週1回

手数料が掛からないときに、その月、またはその週の予算をまとめておろすのが貯金できる人の習慣。
月に1回だけおろすという人は、そのお金をさらに週ごとの予算にわけています。
決められた金額を計画的に使うことができれば、自然と無駄な出費をおさえることができます。

そこで、お金を引き出すのは月1回だけにしよう。クレジットカード払いや銀行口座引き落とし以外で現金で使う金額を考えて、お給料が出たらまとめて1回で引き出すのだ。その現金だけを、次のお給料日まで使うように心がければ、お金の使いすぎを防ぐことができる。

お金を計画的に使用することを意識づけるためにも、決まった時にお金をおろす習慣をつけることはとっても大切です。

【2】買い物をするのは必要なものがあるときだけ

貯金ができる人は、必要なときに必要なものだけを買います。決して「今日は特売日だから」という理由では、スーパーに行きません。
必要なものがなくなりそうになったら、買うものをメモして買い物に行くようにしましょう。

無計画に買い込んで収支を赤字に転落させたうえ、食材を使いきれずに捨ててしまったらダブルでムダになります。残念な人に多いのが、この手の失敗。多少高くても、予算を考えながら、必要なものだけこまめに買って使いきった方がおトク。これが貯まる人が考える傾向なのだそう。

ムダな物を買わないだけでいい簡単な方法!知らず知らずのうちにあれもこれも買い物かごに入れてしまう人にピッタリな方法です。

【3】貯金をする意志を強く持っている

貯金をする意志が強ければ、お金は自然に貯められます。
どうしても自分に甘くなって意志が揺らいでしまうという人は、潜在意識のコントロールに注目してみてください。

人間の行動は潜在意識に影響を受けているそう。だから、潜在意識をコントロールできるようになれば、貯金する意志も簡単には揺らがなくなるかもしれませんよ。

私たちの意識のうち、この潜在意識の領域が90%以上を占めると言われています。つまり、私たちの選択や行動のほとんどが、潜在意識の影響を受けているということ。


「ミッション」「ビジョン」「目標」を設定し、潜在意識のエネルギーを一点集中させることにより、最短で選択・行動パターンを改善して、自己実現をするということですね。

意外にも、潜在意識に関する本を読んだり自己啓発セミナーに参加したりするなどして、意識から変えることも大切なことなのです。

【4】定期的に断捨離をする

貯金できる人の家は、すっきりと整理整頓されていることが多いです。
家が整頓されていると、何が必要なのか把握しやすいですし、すっきりした状態をキープするために無駄なものを買うことがなくなります。

すっきりと片づいた部屋で暮らす「貯め達人」に共通するのは、適正量を見極めてものを管理していること。ものが増えると収納や掃除に時間がかかります。でも、ものが少ない状態をキープすれば、その手間も省け、時間を有効に使えることに。
また、ストックや自分が日ごろから使っているものを把握できているため、不要なものを買うことが圧倒的に減ります。

捨てる=もったいないのではなく、物に執着しないことがポイント。捨てることができないなら、リサイクルショップやネットで売るのもひとつの方法です。

自分と貯金できている人との生活の仕方の違いを知ろう

実は、よかれと思ってやっていた行動が家計を圧迫していることも。
「贅沢していないつもり」「無駄遣いしていないつもり」で終わらせずに、自分自身の生活を振り返ってみましょう!

身近できちんと貯金できている人に相談してみるのもおすすめですよ。まずは、自分と貯金ができている人との生活の仕方の違いを、しっかり把握していきましょう。

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