9月3日の“睡眠の日”にちなみ、東京・銀座でベッドで眠れる『睡眠カフェ』が期間限定オープンします。
そこで、気になる睡眠カフェの値段やフードメニューの種類、コーヒーメーカー『ネスカフェ』が提唱するカフェインを有効活用した新しい仮眠方法“コーヒーナップ”などについて調べてみました。

『睡眠カフェ』とは、コーヒーなどを楽しみながらベッドで眠る事が出来る睡眠体験カフェであり、個々の席にはイスと机に加え、睡眠のためのベッドが備え付けられています。
ネスカフェは3月18日の睡眠の日にも原宿でこの睡眠カフェを限定オープンしたのですが、その際は店に行列が出来るほどの大好評となりました。

銀座の『ネスカフェ×全日本ベッド工業会 睡眠カフェ』は、銀座にある貸しスペース型店舗『CHAIRS』で8月31日(木)～9月9日(土)の10日間だけオープンします。
JR「新橋駅」の銀座口から徒歩4分とアクセスも非常に良い場所なので、休憩がてら少し寄ってみるのにピッタリですね。

睡眠カフェには2つのコースが設けられており、利用料金は
・ぐっすりコース(最長3時間睡眠OK) - 500円
・お昼寝コース(最長30分の仮眠OK) - 200円
となっていました。

この値段の中には『ネスカフェ ゴールドブレンド』1杯分の値段も含まれており、利用客は時間内の睡眠を楽しめるだけでなく、コーヒーを1杯無料で楽しむ事ができるようです。

ただし、睡眠カフェはワンフードオーダー制になっているため、680円～780円程度のフードメニューを最低1品注文しなければなりません。
ですので、実際の必要予算は950円～1400円前後になっているようですね。

フードメニューの種類やメニューはまだ公式に発表されていませんが、原宿の睡眠カフェでは

・サーモンとアボカドのタルティーヌ(オープンサンド) - 730円
・チキンシーザーサラダラップサンド - 780円(画像左)
・ベリーベリーのクレープ - 780円(画像右)
・キャラメルバナナクレープ - 780円
・3種のベリーとクルミのデザートピザ - 680円

などインスタ映えするオシャレな軽食フードメニューが並んでいました。
銀座の睡眠カフェでも同じ雰囲気の軽食メニューが用意されると予想されています。

公式から店内画像の写真は発表されていませんでしたが、提供されたイメージ画像によると、原宿の時と同じくシングルベッドの他にダブルベッドもあり、カップルや親子連れでも楽しめるカフェになっていました。
イスの席もあるという事は、30分の仮眠コースはテーブル席へ、3時間の睡眠コースはベッド席に通されるという事なのでしょう。

席に設置されるという『起こしてくれるアイマスク』についてですが、“脳波計や光目覚まし機能のついているアイマスク”という情報から、日の出や日没の太陽光を再現して人間の眠りをサポートする『illumy(イルミー)』というアイマスクが体験できるのではないかと言われており、そちらの効果に期待する人もいるようです。

コーヒーといえば、眠りたい人間にとって大敵であるカフェインが多量に含まれていることから睡眠カフェには向かない飲み物ではないかと思われましたが、ネスカフェでは“コーヒーナップ”という新しい仮眠方法を提唱しており、逆に仮眠前のコーヒーを推奨しているようでした。

コーヒーナップとは、カフェインが体に吸収されるまで20分かかる事を利用した仮眠方法であり、コーヒーを飲んですぐに眠り、20分後に起きる事で起きる頃にはカフェインが効き、普通の仮眠よりもスッキリと目覚め、目覚めた後も眠気が残らないという仮眠法です。

画像は精神生理学者が被験者を
・コーヒーを飲んですぐ試験をさせた群(水色)
・15分のコーヒーナップをさせた群(赤)
・15分仮眠だけをさせた群(青)
・カフェインレスのコーヒーを飲ませた群(白)
の4つに分け、1時間自動車の運転をさせてその間の眠気レベルを測定したグラフ。

その結果、コーヒーナップを行った被験者群の眠気レベルは他に比べてかなり低く、普通の仮眠よりも眠気を覚ますことが可能であると証明されています。

前回の原宿睡眠カフェの時には行列が出来、空きベッドを待つ利用客までいたという睡眠カフェ。
オープン期間はわずか10日間と非常に短いですが、眠る事を愛する人なら1度は行ってみたいお昼寝スポットですね。