4・7・8呼吸法とは、米国の著名な健康指導者でアリゾナ州立大学のアンドルー・ワイル博士が提唱した心身をリラックスさせる呼吸法です

アンドルー・ワイル博士は、この呼吸法を「くつろぐ呼吸」と呼び、高ぶった神経や心を落ち着かせるリラックス効果を簡単に得られる方法として紹介しています。

布団に入ってもなかなか眠れずに悩む方は、不眠の改善対策に、この「4・7・8呼吸法」を取り入れてみましょう。

寝る前におこなう事で、神経の高ぶりや興奮、緊張状態を和らげ、驚くほどすぐに眠りにつく事ができると話題の呼吸法なのです。

もう何百匹も羊を数える必要はありません！

アンドルー・ワイル博士が提唱している呼吸法は、非常に簡単でほとんど練習を必要とせず、誰にでも実践できるリラックス法です。

一定のリズムで呼吸を繰り返すだけなので、特殊な器具や、高額な費用も掛からず、自宅で簡単に無料で実践できます。

不眠に悩む人や、寝つきが悪く悩む人が、本当にすぐに眠りにつくことができるのか？と疑う気持ちも分かりますが、まずはやってみましょう。

試してみると、徐々に脳や神経の緊張が解け、リラックスし気が付くと寝入ってしまっている事にきっと驚くでしょう。

初めのうちは、数えるべき数を頭の中で確認しながら数えるので、眠りにつきにくいかなと感じることもありますが、慣れてくると1分ほどでストンと眠りについてしまう人もいるようです。

Twitterでは、この478呼吸法によってすぐに眠る事ができたとつぶやく声も多くあります。

もちろん、この呼吸法を用いても寝付けない声もあるようでしたが、無料で簡単にできる睡眠改善方法なのですから、やってみて損はありません。

また、最初は一度目でうまく寝付けなくても、回を重ねる事でだんだん早く寝付けるようになるようです。

ベッドや布団に入ってもなかなか寝付けない不眠の主な原因は、副交感神経などの神経の高ぶりで、一種の興奮状態です。
なかなか眠くならずに「眠らなきゃ」という緊張によっても神経は高ぶります。
478呼吸法をおこなう事で、高まった神経や緊張状態が解け、気持ちがリラックスすることで、スムーズな入眠が促されます。

神経が高ぶったり、興奮状態になると呼吸は浅く心拍数が早くなります。
眠れない時に胸に手を当てると、ドクドクと心臓が早く動いていませんか？

実際に試していただけると理解しやすいのですが、478呼吸法を寝る前に実践すると「4秒吸って・7秒まって・8秒吐く」という機械的ではない不規則な秒数によって、意識が呼吸の秒数のカウントに向けられ「眠らなきゃ」「眠れない」と考えが頭の中から消えてしまいます。
これによって、いつの間にか心が落ち着き、気が付けばストンと寝入ってしまうのです。

とっても簡単でしょう？
これで眠くなる効果が抜群なんです！

487呼吸法のポイントは、この魔法の数字の間隔です。
数える速さは、苦しくない速さで数えても大丈夫ですが、4・7・8の間隔は守りましょう。

無理に息をたくさん吸い込んだり吐いたりせずすると苦しくなったり、反対に興奮状態になってしまいます。

無理せず、普段呼吸するような楽な呼吸の延長を意識して行いましょう。

心身のリラックスや安定は息をゆっくり吐き出す際に導かれます。
その為、力まずにゆっくり息を吐き出すようにしましょう。

息を止める際に、つい力んで呼吸を我慢してしまう事がりますが、我慢しすぎると苦しくなってしまい、続けることが出来ません。
息を止める時には、下腹の力をストンという感じで力を抜き、力まないように心がけましょう。

478呼吸法は、4秒息を吸って、7秒息を止めて、8秒間息を吐くという呼吸を繰り返しますが長く息を止めたり、長い時間息を吐くのが苦しい場合には、1秒のカウントを自分が苦しくない速さに速めても大丈夫です。

苦しい時に数字のカウントを速めても大丈夫ですが、「4･7･8」という数字を数える事がが大切なため、数える「数」は変えないようにしましょう。

「4・5・5」とか「7・5・5」とか、勝手に数字の比率を変えてはダメです。

たとえば、8秒間息を吐くのが苦しい場合は1秒のカウントを0.5秒くらいの速さに早めてカウントしても良いですが、この場合、各パートの時間は「4秒・7秒・8秒」→「2秒・3.5秒・4秒」となりますが、「2・3・5」とカウントせず、1秒を早くカウントし「4・7・8」とカウントします。

また各数字のカウント時に「1秒」の長さが変わってしまわないように注意しましょう。
1秒を短くカウントするなら、全て同じくらいになるように数えましょう。

深く息を吸い、ゆっくり息を吐くことで、副交感神経を優位にし、興奮状態や緊張状態を解除しリラックス効果が得られます。
大事な会議やプレゼンの前など、緊張をほぐしたい場面にも効果的です。

街中や仕事のトラブルなどで、パニックになった時など、精神を落ち着かせる必要がある時にも4・7・8呼吸法は効果を発揮します。
何等かの理由でもしもパニックに陥ったら、寝転がれない場所であれば、椅子に座って実践してみましょう。

ストレスを感じた時にも、478呼吸法を取り入れてみましょう。
精神が安定し、リラックス効果が得られます。

なかなか眠れない時に、スッと入眠を手助けしてくれる478呼吸法。
お金も器具も使わずに気軽にできて、抜群の効果があるのも魅力です。

また、睡眠改善以外にもストレスの改善やリラックス効果も得られます。
だまされたと思って、眠れない時にこの呼吸法を取り入れてみましょう！