WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は〝まがいものの世界大会〟!?

第4回大会で打ち切りの噂も…

日本が第1回大会、2回大会で連覇しているWBCが第4回大会を以て打ち切りになるかもしれないと噂されています。

WBCとは何か?、WBCが第4回大会で打ち切りになるかもしれないことの真相、過去3大会の日本の成績、第4回大会の日程・期待の日本人選手の情報についてまとめて皆様にご紹介したいと思います!

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)ってどんな大会?

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)とは、米国MLB(メジャーリーグ・ベースボール)機構が提唱したことがきっかけで行われる事になった野球の世界大会です。

MLB機構は、2000年初め頃から、野球の世界進出を考えるようになり、これまでは、野球の世界大会としては、オリンピックなどで競技は行われていたものの、MLB在籍の選手は、出場しておらず、MLB在籍の選手も出場する真の野球世界一を決めるべくWBCを開催することを決めたのです。

日本は当初、率先してこの大会に参加希望していた訳ではなく、むしろ消極的な立場をとっていました。NPB(日本野球機構)は、MLB側の一方的なやり方や利益配分率の設定などを好ましく思っていなく、また日本プロ野球選手会側に至っては、開催時期の問題などから、この大会に参加する事を一旦は断りました。

しかし、MLB機構が、日本不参加により被った経済的損失の補償や、日本プロ野球の孤立を招くなどの脅しめいた要求により否応なく参加するに至った経緯があります。

2006年に第1回大会が開催されたものの、実力のあるMLBの選手らがシーズン前の大事な時期であり、怪我などを怖れて不参加の表明が相次ぎ、実質的には、MLB機構が意図していたようなMLB選手が参加する真の野球世界ナンバー1を決める大会とはなりませんでした。

この傾向は第2回、第3回大会になっても改善される事はありませんでした。

WBCとは真の野球世界NO.1を決める野球の世界大会!?

WBCとは真の野球世界NO.1を決める野球の世界大会!?

ワールド・ベースボール・クラシック(英語:World Baseball Classic、略称:WBC)は、メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会により立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公認の野球の世界一決定戦

WBCは第4回大会で終了!?

海外のスポーツメディア記者の間では、WBCは第4回大会を以て終了となる可能性が高まっているとネット上で話題になっています。

なぜなら、大会の運営主体であるMLB機構側が思うような収益を上げられていない事やアメリカ国内では、WBCに対する関心は依然低いものであり、WBCよりもメジャー公式戦の方がよっぽど重要との意見が多いためだそうです。

確かに、2006年に開催された第1回大会からの問題点であった実績のあるMLB選手の不参加問題は、今もって解消されていないのが実情です。

日本でも、第1回、2回大会こそ、メジャーリーガーのイチロー選手の活躍などもあり、とても盛り上がりを見せましたが、第3回大会では、メジャーの日本人選手の出場は全くなく、準決勝でプエルトリコに敗れてしまい、その勢いは削がれてしまった感があります。

WBC開催の言い出しっぺのMLBからの実力選手の参加拒否が続く事になれば、この大会を開催する意義が無くなってしまっても当然のことだと思われます。

WBCの存在意義が問われている?

WBCの存在意義が問われている?

WBCでの過去3大会での日本の成績をご紹介!

第1回大会(2006年3月)

2006年3月に開催された第1回大会では、アメリカでの第2ラウンドでの対米国戦で、イチロー選手が先頭打者ホームランを放つなどして準決勝まで進みました。

その準決勝では、韓国相手に福留選手の先制2ランホームランなどで6-0で下し、決勝では、準決勝でドミニカ共和国を3-1で下したキューバと優勝を争いました。

決勝はキューバを10-6で下しWBC初代王者となりました。

〈第1回大会優勝国〉日本

〈第1回大会優勝国〉日本

第2回大会(2009年3月)

2009年3月に開催された第2回大会は、韓国と計5試合を戦うなど、韓国相手の大会だったと言えるかもしれません。

準決勝でアメリカを9-4で破った日本とベネズエラを10-2で破った韓国との間で決勝が行われました。

その決勝では、延長10回に、イチロー選手が、センターへ決勝2点タイムリーを放ち韓国を5-3で破り、WBC2連覇を成し遂げました。

〈第2回大会優勝国〉日本

〈第2回大会優勝国〉日本

第3回大会(2013年3月)

2013年3月に開催された第3回大会は、日本人メジャーリーガーの選手の参加はありませんでした。

第1ラウンド、第2ラウンドと順調に勝ちあがった日本でしたが、準決勝でプエルトリコ相手に1-3で敗れ決勝進出はなりませんでした。

決勝は、準決勝で日本を破ったプエルトリコと準決勝で4-1とオランダを破ったドミニカ共和国との間で戦われました。

決勝戦の結果はドミニカ共和国がプエルトリコを3-0で下し初優勝を果たしました。

〈第3回大会優勝国〉ドミニカ共和国

〈第3回大会優勝国〉ドミニカ共和国

2017WBC第4回大会の開催日程・今大会の侍ジャパンの見どころをご紹介!

2017WBC第4回大会の開催日程の紹介

2017WBC第4回大会は、日本、チャイニーズタイペイ、韓国、中国、オランダ、イタリア、ドミニカ共和国、プエルトリコ、アメリカ、キューバ、 ベネズエラ、カナダ、オーストラリア、メキシコ、コロンビア、イスラエルの計16カ国の参加で行われます。

A、B、C、Dと4つのブロックに分かれた計16カ国が、それぞれ日本、韓国、アメリカ、メキシコを開催地として2017年3月7日から3月12日にかけて1次ラウンドが行なわれます。

1次ラウンドで各ブロックから2カ国が勝ちあがり、2次ラウンドを戦う事になります。

2次ラウンドは、計8カ国が、E、Fの2ブロックに分けられ、開催地は日本、アメリカの2か所で3月12日から3月18日までの間に行われます。

E、F各ブロックから2カ国ずつ勝ちあがり、アメリカで3月20日に準決勝を戦う事になります。

決勝は3月22日にアメリカ・ドジャースタジアムで行われる予定です。

WBC2017年第4回大会エンブレム

WBC2017年第4回大会エンブレム

2017WBCドローイング表

2017WBCドローイング表

侍ジャパン注目の選手は?

《まだ出場可能性ありの日本人メジャーリーガー》

田中将大投手(ヤンキース)

田中将大投手(ヤンキース)

田中将大投手の所属するヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「出場するかどうかは、田中次第」と述べています。

ただ、出場するとなると難色を示すだろうと言われています。

前田健太投手(ドジャース)

前田健太投手(ドジャース)

前田健太投手の所属するドジャースが前田投手の健康状態に不安を持っているらしく、今季終盤、チームとしては前田投手が“疲れ”を見せたと捉えているようで、チームとしては出て欲しくないのが本音のようです。

しかし、出場するかどうかの決定権は前田投手にあります。 

上原浩治投手(球団未定)

上原浩治投手(球団未定)

上原投手には出場できる場合には、抑えとして活躍して欲しいと期待しているようです。

しかし、年齢の問題もある事から、どこの球団と契約したにしても、出場には難色を示すと見られています。

イチロー選手(マーリンズ)

イチロー選手(マーリンズ)

イチロー選手は、2013年の第3回大会には出場せずに、後身に籍を譲った経緯があり出場はしないのでは?と思われています。

ただ、決定権はイチロー選手にあるようです。

《出場決定の日本人メジャーリーガー》

青木宣親選手(アストロズ)

青木宣親選手(アストロズ)

青木選手の第4回大会出場は決定しています。

日本プロ野球史上2人目のシーズン200安打達成者であり、日本プロ野球史上唯一の2度のシーズン200安打達成者でもある青木選手には期待したいですね。

《出場不可の日本人メジャーリーガー》

ダルビッシュ有投手(レンジャーズ)

ダルビッシュ有投手(レンジャーズ)

故障明けのダルビッシュ有投手については、MLB機構の規定によると、レンジャーズ側に決定権があり、出場はさせないとすでに表明しています。

《日本のプロ野球からの注目選手は?》

大谷翔平投手(日本ハムファイターズ)

大谷翔平投手(日本ハムファイターズ)

日本最速165kmのストレートを投げる大谷選手ですが、大谷投手の起用方法がまだ不明確で、先発投手で起用するのか抑えかDHかよくわかっていません。

いづれにしても、投打の活躍に期待したいですね。

【まとめ】WBCは第4回大会以降は存続の危機も!?

野球の世界一決定戦であるWBCが第4回大会を以て終了か!?との噂が出ています。

第1回、2回大会で優勝している日本にとっては、なんとも寂しい話ですね。

まだ決定したわけではないので、次の第4回大会の侍ジャパンの活躍に期待したいですね!

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