現地時間8月8日、日本人選手も数多く生活しているリオオリンピック選手村にて女性が性的暴行に遭う強姦事件が発生していた事をブラジルの地元メディアと警察が発表しました。

リオオリンピック選手村で性的暴行事件が発生したのは今回が初めてではなく、リオオリンピック選手村の治安維持能力や選手たちの倫理観に疑問符が投げかけられています。

女性が性的暴行の被害に遭ったのは現地時間の8月7日。
テロ対策で警備が厚く、人の出入りが激しく制限されているはずの選手村の中で事件は発生してしまいました。

シャワーから水しか出てこないなど施設自体にも何かと問題が多いと噂のリオオリンピック選手村ですが、そんな選手村で事件が起こったと聞き震撼した女性選手は多かったんだそう。
これが選手のメンタル面に影響を及ぼさなければいいのですが…。

被害に遭ったのはオリンピック選手村の女性清掃員の方。
女性が選手村内で清掃活動をしていたところ突然犯人に後ろから抱き着かれ、首にキスをされたり体をまさぐられたりなどといった性的暴行を受けたんだそう。

仕事中に突然襲われた女性が本当に気の毒です。

画像は今回の性的暴行事件の犯人として逮捕されたジョナス・ジュニウス・ジョナス容疑者(22)。
容疑者はアフリカ南西部にあるナミビアという国の男性で、ボクシングのオリンピック代表選手として選手村に入村していました。

ジョナス選手はボクシングライトウェルター級の選手であり、身長は181cm、体重は64kg。
ブラジル人女性の平均身長はおよそ165cmなのでかなりの体格差になりますね。ボクシング世界選手の男性に襲われたらひとたまりもないでしょう…。

警察の取り調べに対し、ジョナス容疑者は容疑を否認しているとのこと。
ジョナス容疑者の主張によると、
『行為を始める前に性的なジェスチャーをしお金の支払いを示唆していた』
とのことですが…実際のところ、結構無理がある主張とされています。

そもそも後ろから抱きつかれているのにジェスチャーをしたというのは矛盾がありますし、清掃員の方が売春に応じるとは考えづらいですよね…。

実はリオオリンピック選手村で強姦事件が起こったのは今回が初めてではなく、なんとこれで2回目。
現地時間8月5日にも今回と同じく選手村の女性清掃員二人が性的暴行を受ける事件が発生しており、別のオリンピック代表選手が逮捕されたばかりでした。

選手村の警備は一体どうなっているのでしょうか…？

逮捕されたのはモンゴルのボクシングオリンピック選手であるハサン・サアダ容疑者。
ハサン容疑者はボクシングライトヘビー級のオリンピック選手であり、ジョナス容疑者と同じく女性清掃員が部屋の清掃をしている所を襲い掛かったとされています。

二人は同じボクシングのオリンピック選手であり、年齢も22歳と全く同じ。
狙った対象も同じ現地の女性清掃員、犯行手段は清掃中の襲撃と何かと共通点が多いですね。
これはただの偶然なのでしょうか?

逮捕状を出されたハサン容疑者も現在容疑を否認しており、「二人との接触は女性清掃員が自分にモロッコ国旗を求めた時だけ」と主張しています。
モロッコ選手団側は彼の無罪を信じ、捜査の結果を待っているんだそう。

実はオリンピック選手村だけではなくオリンピック競技の会場でも強姦事件は発生しています。

事件が起こったのは7月31日の午前4時30分ごろ。
オリンピックのメイン会場であるリオデジャネイロ西部バーラ地区・五輪公園の「ベロドローム」という自転車競技のための会場で強姦事件は起こりました。

被害に遭ったのは夜間警備に当たっていた22歳の女性消防士の方で、被害女性が仮眠室に入って少ししたところを男性に襲われてしまったんだそう。
女性は被害に遭った後その場から逃げ出し、近くにいた他の治安要員に連絡して男性を逮捕してもらったんだそうです。

リオオリンピック選手村では現在上記の強姦事件の他、数多くの窃盗事件や周辺施設での強盗事件など様々な事件が発生しています。
こんな環境で日本人選手は本当に大丈夫なのでしょうか？

日本人の女性は大人しいと考えられており、海外旅行でもナンパや性的事件のターゲットになる事は多いんだそうです。
続けざまの暴行事件に不安を掻き立てられるばかりです。

今のところ日本人選手の被害は報告されていませんが、これ以上何の事件も起こらない事が望まれます。