熊本市役所で火災が発生し、9階・10階フロアが使えなくなるほどの大きな被害が発生してしまいました。
火災の原因はまだ調査中とのことですが、ネット上では火災発生時一人現場にいた女性職員に対し疑いの目が向いているようでした。

熊本市中央区にある熊本市役所本庁で大規模な火災が発生したのは12月18日の午前3時40分頃。
火災は10階にある健康福祉政策課付近から突然発生し、フロア内の西側を焼き尽くす規模となったのですが、火災発生から約2時間が経過した午前5時頃に熊本消防署によって鎮火されています。

今回の火災事故で焼けてしまったのは10階フロア内の机やパソコン、コピー機や書類など。
火災のあった範囲は約300平方メートルと広範囲であり、画像の通り範囲内の床は真っ黒に、パソコンなどは跡形もなく机は表面が溶けて使用が不可能になるなど経済的被害はかなりのものになっていました。

火災があったのは10階フロアだけのようですが、消火のため9階は水浸しになってしまい、こちらの方も別の意味で大きな被害をこうむってしまったようです。

熊本市役所の被害画像その2。
火災があった当時10階フロアには20代の女性職員が1人居残っていたそうですが、幸いにも火事に気が付いて逃げ出したため火事での死傷者は0人だったようでした。

9階は職員の片付け作業により立ち入り禁止が解かれたようですが、まだ10階は作業が終わっておらず、月曜日になっても復旧するめどが立っていません。

そこで熊本市役所職員は10階の健康福祉政策課・高齢介護福祉課・保護管理援護課・子ども支援課・保育幼稚園課に関する臨時窓口を4階に設置し、受付電話番号はそのままで業務を再開することに決めました。

片付け作業や臨時窓口設置に携わった職員さんは大変苦労したでしょうね。

火の気がないはずの場所から発生した市役所火災の原因ですが、これについて熊本市長の大西一史氏がTwitterでコメントを発表していました。
火災の原因はまだ調査中とのことですが、おそらくは電気的要因だと考えられているようです。

『電気的要因』といえばブレーカーからの漏電や電気コードからの出火など様々な原因が考えられますが、ブレーカーが別の所にあり、電気コードをグルグル巻きにもしていなさそうな窓口内部の環境下からコンセント部分からのトラッキング現象が考えられますね。

トラッキング現象とはコンセントの上に積もったホコリや間に挟まった髪の毛などが電気の火花で引火して起こる火事であり、一般家庭でも良く見られるメジャーな火災原因です。

熊本市消防署によると、現在一部の机の電気機器周りが特に激しく燃えており、火災の火元はそこではないかと考えられているのだとか。
時間帯によっては被害者が出ていたかもしれない火災であるだけに詳しい調査結果が分かり次第詳細に報告してもらいたいものですね。

市の発表では『電気系統からの出火』と発表されている今回の熊本市役所火災ですが、ネット上では火災の際一人難を逃れた20代女性職員に疑いの目が向いており、一部では女性職員の放火疑惑まで上がっているようです。

放火疑惑が挙げられる大きな理由として、既に就業時間が終わっており繁忙期でもないはずの日曜午前3時に女性職員が一人で職場にいた事が上げられていました。

女性職員に対する疑いの声の他、『午前3時まで職員が働いているのはブラック企業なのでは？』『どうして日曜夜中まで職員が働いているの？』など熊本市役所自体にも黒い噂が立ってしまった今回の火災事故。

消防署や市役所にはこの事も含めて詳細に調査してもらい、一刻も早く詳しい原因を教えて欲しいものですね。