岐阜県内で有名な心霊スポット『岐阜市祇園の廃屋』が今月16日の深夜に火災で突然全焼してしまいました。
周辺住民は突然の火事に驚いており、地元警察は火災の原因を調査しています。

火災前の岐阜市祇園の廃屋は一体どのような心霊スポットだったのでしょうか？

岐阜市祇園の廃屋はオカルト通や廃墟マニアの間では『元UCC喫茶店』と呼ばれている不気味な雰囲気の建物。
20年ほど前から放置されて廃墟と化しており、草木に覆われた看板含めて異様な雰囲気を醸し出しておりました。

この廃墟が有名になったのはおよそ10年ほど前からで、県外からも肝試し客が押し寄せるある意味老舗の心霊スポットだったようです。

元喫茶店であるこの廃墟では経営難で一家心中をしてしまったオーナーの霊が出てくるとされ、それに加えて謎の女性の霊が数多く目撃されています。

さらに、廃墟の中から何故か淹れたてのコーヒーの香りが漂ってきたこともあるというどこか物悲しい逸話もある心霊スポットです。

火災前の岐阜市祇園の廃屋の様子。
昼に撮られた画像ばかりなのですが、それでもどこか悲しげな雰囲気が漂っています。

岐阜市祇園の廃屋が出火したのは16日の午前1時55分頃。
近くのコンビニに立ち寄った男性客が廃墟から煙が出ている事に気が付き、110番で通報した事から火事が発覚しました。
煙はあっという間に炎に代わり、建物を包んで激しく燃え盛ったそう。

近所の男性が廃屋が炎上してる様子を撮影し、Twitterで呟いていました。

画像は地元住人が撮影した火災から一夜経った岐阜市祇園廃屋の画像。
建物の外側だけは残っていますが煤だらけになっており、建物の中は真っ黒な事が分かります。
周りの草木に延焼しなくて本当に良かったですね。

当日も肝試しのため何人かの人間がやって来ていたようですがけが人はなく、全員無事だったそう。

気になる火災の原因ですが、地元警察は廃屋内に火の気がない事から不審火を疑っているようです。

事実、出火当時たまたま現場の近くにいた地元の大学生は出火直前廃屋内へ煙草をくわえた人間が入っていったと話しており、その人が出ていった直後建物が燃え始めたと証言しています。

実は岐阜市祇園の廃屋で火事が起こったのはこれが初めてではなく、以前にも一度火災騒ぎが起こっていたんだそう。

廃屋が心霊スポットとして有名になり、県外からの人間も数多く訪れるようになったのですが…
・夜中に大騒ぎをする
・ゴミを不法投棄していく
・肝試し客同士でケンカ騒ぎを起こす
・廃屋内外で花火をする
など警察がいくらパトロールを強化してもとにかく迷惑をかける輩が多かったんだとか。

同日の16日午前7時半ごろには愛知県春日部市玉野町にある廃旅館も同じように不審火の被害に遭っており、最近心霊スポットが相次いで放火の被害に遭っているようです。

心霊スポットは周りが暗く人通りが少ない事から実はかなり治安が悪く、女性にとっては特にいい場所ではありません。

立ち入り禁止になっている所も多いので安易に近づかないよう注意しましょう。