市長の圧力で黒石写真コンの最高賞が内定取り消し!

黒石よされ写真コンテストで最高賞を受賞する事が内定していた写真が内定取り消しとなりました。
内定取り消しの理由は青森県黒石市長・高樋憲からの指示であり、取り消しを決めた実行委員会の言い分や市長の言い分にネット上でも批判が殺到しています。

黒石よされ写真コンテストとは?

『黒石よされ』開催中の写真を募集

黒石よされ写真コンテストとは、毎年青森県黒石市で開催される『黒石よされ』というお祭りで撮影された写真の中から最も輝いていた写真を決めるコンテストです。

コンテストに応募できる写真は“今年の黒石よされで撮影された写真”という条件があり、黒石よされで踊りを踊る人々の写真や踊り子の写真、踊りを眺める観衆たちの写真など様々な写真が毎年数多く寄せられていました。

最高賞は『黒石市長賞』

最高賞は『黒石市長賞』

画像は2013年に黒石写真コンテストの最高賞である『黒石市長賞』を受賞した写真作品。
黒石市長賞を受賞すると、撮影者は賞品として賞状やトロフィーが授与される他、副賞として賞金1万円が渡されます。

黒石写真コン“黒石市長賞”内定取り消しまでの経緯

2016年8月15日

黒石よされ2016が開催

黒石よされ2016が開催

今年の黒石よされが開催されたのは2016年8月15日から。
お祭り会場では様々なダンスグループが黒石よされの為に踊りを踊り、会場内は華やかな雰囲気に包まれていました。
そんな中、撮影者は黒石よされに参加し津軽手踊りを踊っていた一人の女子中学生に目を奪われ、彼女を一枚の写真に納めます。

2016年8月20日

カメラマンが内定写真をコンテストに応募

カメラマンが内定写真をコンテストに応募

そして、黒石よされが終了した8月20日。
撮影者は黒石よされ参加中に撮った写真の中から15日に撮影した女子生徒の写真を選び、コンテスト実行委員会に応募用紙と写真を送りました。

2016年8月25日

被写体の女子生徒が自殺

被写体の女子生徒が自殺

青森市浪岡中学校2年の女子生徒

しかし、撮影者がコンテストに写真を送った5日後である8月25日、女子生徒は学校内でのいじめが原因で自ら命を絶ってしまいます。
自殺してしまった女子生徒は、青森県青森市にある浪岡中学校へ通っていた中学2年の女子生徒(13歳)でした。

自殺した女子中学生はニュースで以前話題となったスマホで加害者の実名付きの遺書を残して自殺した女の子と同一人物である事が判明しており、ネット上では加害者の特定活動が始まっています。

ちなみに撮影者と中2女子との間に面識はなく、被写体の女の子が自殺してしまった事をこの時点で撮影者は知りません。

2016年10月11日

最高賞“黒石市長賞”が内定

最高賞“黒石市長賞”が内定

被写体家族への連絡で生徒の自殺を把握

中2女子の自殺から約2ヶ月が経過した10月11日。
黒石よされ写真コンテスト実行委員会は応募された写真の中から最高賞である『黒石市長賞』の受賞作品を決定し、撮影者と被写体となった女子生徒へ受賞の内定を伝えます。

しかし、その連絡の際実行委員会は被写体となった女子生徒の自殺を知ったのでした。

遺族は受賞や写真の公表を快諾

遺族は受賞や写真の公表を快諾

被写体女子の自殺を知った後も「遺族の了承があれば良い」と考え、遺族にお伺いを立てた実行委員会。
受賞の知らせを受けた中2女子生徒の遺族は最高賞を大いに喜び、黒石市長賞の受賞や写真の公表を喜んで快諾しておりました。

2016年10月13日

黒石市長・高樋 憲が内定取り消しを指示

黒石市長・高樋 憲が内定取り消しを指示

しかし、最高賞の受賞作品が内定し公表へ向かっていた10月13日夜。
受賞作品の詳細を知った黒石市長・高樋憲(たかひ けん)が
「被写体がそういう方で良いのか」
と実行委員会にストップをかけ、
「亡くなった人が被写体の作品を審査対象にするべきではない」
として女子生徒が写った写真を内定取り消しにするよう匂わせます。

2016年10月14日

実行委員会が内定取り消しを決定

実行委員会が内定取り消しを決定

一度は遺族の許可も取り受賞作品を内定していた実行委員会。
ですが、市長からの指示を受け、黒石よされ写真コンテストの責任者である須藤重昭らは14日に写真の内定取り消しを決定しました。

須藤重昭和らは指示を受けた際、「波風を立てない方がいい」と意見が変わったようでした。

黒石よされ側も被写体女子を“不適切”認定!?

黒石よされ側も被写体女子を“不適切”認定!?

画像は黒石よされ実行委員長である村上信吾。

今回の報道で初めて内定取り消しの経緯を知ったようですが、取材に対し
「市長の考えを尊重する」
と答え市長の考えを支持するコメントを残しています。

内定取り消しに被写体女生徒の遺族は?

「家族みんなで喜んだのに…」と無念語る

高樋市長と実行委員会に疑惑

高樋市長と実行委員会に疑惑

せっかくの内定が市長の懸念で取り消され、写真の公表もなくなった女子生徒の遺族達。

女子生徒の父親はこの取り消しについて
「受賞内定を家族みんなで喜んだのに突き落とされたような思い。取り消しの理由は面倒に巻き込まれたくないと言っているように聞こえる」
と語っており、高樋憲市長や実行委員会への不信感を表しています。

ネット上での反応

441 :名無しさん@1周年:2016/10/17(月) 13:37:50.79 ID:aniqVoC90
波風たって困るのは加害者だな
550 :名無しさん@1周年:2016/10/17(月) 13:48:27.23 ID:RC1rvhjv0
てか女の子の家族も喜んでいたのなら取り消す必要はなかったね。経緯を説明して受賞作でよかった
現場オープンに出来ない何かがあったり圧力がかかったとしか思えない
657 :名無しさん@1周年:2016/10/17(月) 14:00:29.30 ID:pWfSgyvM0
「被写体が気に入りません」で取り消しとは!
765 :名無しさん@1周年:2016/10/17(月) 14:15:53.33 ID:f4ZXSG9S0
遺族が望んでたなら受賞させろや
波風とかどこで立つんだよアホか
794 :名無しさん@1周年:2016/10/17(月) 14:19:57.05 ID:y8bND5+E0
>>17
遺族は了承していた。
取り消しになって、否定された感半端なかったと思う。
主催者のやったことは日本人の考えなしの典型。 それとも自殺の原因になった苛めっ子の関係者が主催者側にいたのか?
とにかく不快な対応

2chの反応

黒石市長に黒い疑惑も浮上中

今回の内定取り消しで非難の声が相次いでおり、内定取り消しを撤回するよう求められている黒石写真コンテスト側。

ネット上では“加害生徒へ過剰に配慮した結果内定取り消しが起こった”と考えられており、内定取り消しの真相について「いじめで自殺させた加害生徒が市長の関係者なのでは?」「加害生徒が有力者の子供?」など市長への黒い疑惑も囁かれています。

実行委員会は世論と市長のどちらを重視した受賞を行うのでしょうか?
受賞作品の公表に注目が集まります。

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*Putyu*

元栄養系大学生。得意科目はダイエット。
辛いものと猫が大好き