ゼネコンの不祥事は過去にもしばしばありましたが、

今回の新豊洲市場に関してはあまりにも酷過ぎますよね。

なぜこのような事態に陥ってしまったのでしょうか。

金銭的な不祥事やそれに纏わる対応の不備により辞職した

舛添要一に代わり新都知事に就任した小池百合子氏。

彼女の手腕によって新豊洲市場の今後が決まるため、

マスコミ各社もかなり注目しているのだとか。

朝の築地に行ったことはありますか？

独特の大きな競りの声や、発砲スチロールに魚が

敷き詰められてトラックに載せられている様子は

なんだか活気があって元気をもらえますよね。

そんな光景が新豊洲市場では見ることが

出来なくなるかもしれないのです。

基準値より遥かに多い量の有害物質が検出されているのに加え、度重なる欠陥工事を受け、本当に安全な市場になるのかどうか議論されています。

塩水が禁止の理由は「床が傷むから」だそうです。

ですが、築地市場は開設から以降塩水を使ってきたにも

関わらず、約100年持ちこたえています。

また、真水のみの使用だと市場全体が生臭くなるという指摘もあります。

この画像のように、もし床が陥没すれば最悪死傷者が出る可能性があります。考えたくはないのですがこのままだと充分にあり得る問題です。

複数の企業が会議の上、大きな仕事の入札を行うことを談合といいます。大手ゼネコン同士が互助のために設けている談合ですが、この行為は法律で禁止されているにも関わらず、現在でも横行しています。

これは違法派遣に関する図ですが、

派遣業が出来なくなっただけでこの構造

自体はなんら変わっていません。

つまり、建設業界では末端の施工業者

以外は利益のみを搾取し、下請けに

丸投げしている状態なのです。

これでは適切なところへ予算が回らず

欠陥工事になることは間違いないですよね。

かなり問題がある新豊洲市場ですが、

築地市場が限界を迎えていることも事実。

小池百合子新都知事が行政や建設業界と

手を取り合って早急な問題解決に向かうよう

期待しています。