赤ちゃんが突然癇癪を起して泣きわめいてしまった時の原因と対処法
赤ちゃんや子供が突然癇癪を起して大声で泣き出してしまって泣き止まない時の原因と対処法について紹介します。
さっきまで笑顔で「キャッキャキャッキャ!」遊んでいたのに、突然グズッたかと思ったら、スイッチが入ったように悲鳴のような大声でギャン泣き。
泣き止ませようとあやしてみても、声を掛けてみても、一向に収まらず、さらに大声で泣きわめく始末。
赤ちゃんが癇癪持ちだと、ママは「またか…」と疲れてしまいますね。
そんな赤ちゃんの大泣きに悩むママに、赤ちゃんの癇癪の原因と対策を紹介します。
“怪獣泣き”や”ギャン泣き”とも呼ばれる赤ちゃんの癇癪
鼓膜が破れそうな位、大声で泣く赤ちゃん
赤ちゃんが癇癪を起した時の泣き方は“怪獣泣き”とも呼ばれ、その名の通り、まるで怪獣が吠えるように、耳の鼓膜が破れてしまいそうなくらいの大きな声で泣きわめきます。
周囲に人がいたら、虐待と誤解されてしまいそうですね。
赤ちゃんや子供が癇癪を起こす原因は!?
心と脳の発達に表現方法が追い付かないのが原因
赤ちゃんが癇癪を起す主な理由は、成長に伴う脳や心の発達が原因です。
特に6ヶ月~1歳頃から、自我が目覚めてくると、感受性も豊かになります。
何かうまくいかない事があった時、生後間もない頃なら「何も分からない」のに、自我が目覚めると「不快な気分」「イライラ」という感情が芽生えるようになります。
遊んでほしかったり、さみしかったり「伝えたいこと」があるのに、伝える方法や表現方法が追い付かず、うまくママやパパに要望を伝えられずにイライラしてしまい、癇癪を起して泣きわめいたり、時には物を投げたりしてしまうのです。
赤ちゃんは何を伝えたいの!? 癇癪を起こす理由
ママやパパへの要望が上手く伝えられずイライラが爆発して癇癪を起す赤ちゃんは、何を伝えたいのでしょう?
赤ちゃんが癇癪を起こす理由をまとめてみました。
遊んでほしい・かまってほしい
癇癪を起して泣く赤ちゃんが伝えたい主な要望は「遊んでほしい」や「かまってほしい」です。
自我が目覚めると「退屈」といった感情も段々と出てきます。
また「さみしい」といった感情も生まれてくるのですが、構ってほしいという要望が上手くママやパパに伝えらず、泣き出してしまうのです。
抱っこしてほしい
抱っこは、ママやパパの心音が聞こえたり、赤ちゃんにとって安心するものです。
抱っこしてほしい時に、それがパパやママに伝わらず、抱っこしてあげないと、赤ちゃんはイライラを募らせてギャン泣きしてしまうのです。
おもちゃや、手に持って遊んでいるものを取り上げられた
遊んでいるおもちゃや手に持ったものを取り上げられると、赤ちゃんは怒って癇癪を起すことがあります。
オモチャだけじゃなく、ただの紙切れやゴミでも、赤ちゃんが手に持っているという事は、それに興味を持っているという事です。
自分が興味を持って遊んでいるものを取り上げられるとストレスに感じて、怪獣泣きが始まります。
やってほしくない事をやった
例えば、着替えたくない時に、服を着替えさせられたり、抱っこしていて欲しいのに、床やベッドに降ろされたり、歯を磨きたくない時に、歯を磨かれたり…etc
赤ちゃんにとって「その時はやってほしくない事」をママやパパがやることによって、赤ちゃんはストレスに感じて癇癪を起してしまう事がアrます。
他にもこんな理由も…
お腹が空いた
自分で食事を用意できない赤ちゃんにとっては、ママやパパから食事をもらう以外に、食料を摂取することができません。
空腹は死ぬことに直接つながるため、赤ちゃんは、お腹が空くと大声で泣いて、空腹である事を伝えようとするのです。
おむつが汚れて気持ち悪い・ムズムズして痒い
おむつが汚れると、赤ちゃんは不快に感じます。
おしっこの場合は、最近のオムツは高性能で吸収力も良いため、不快感を感じにくいですが、
おしっこをたくさんして吸収しきれず、タプタプしている時や、ウンチの場合は、おしりが蒸れて痒くなったり、ウンチは弱アルカリ性の為、弱酸性の肌に触れると、かぶれを起こして痛くなります。
(下痢をすると肛門が痛いのはこのためです)
赤ちゃんが泣いたときは、まずオムツをチェックするようにしましょう。
体の調子が悪い・どこかが痛い
熱がなくても、風邪の引きはじめや、体のどこかが痛かったり、かぶれていると、それを不快に感じて、伝えようとします。
でもうまくその不調が伝えられず、グズったり、泣き出したりする事があります。
多くのケースは、伝えたい事が伝わらずに癇癪を起して大泣きする場合が多いですが
もし紹介した癇癪の理由が当てはまらなかったら、赤ちゃんの病気や体調を心配してみましょう。
赤ちゃん・子供が癇癪を起した時の対処法・泣き止ませ方
あやしても、声を掛けて無理に泣き止ませようとしても泣き止まない
赤ちゃんが癇癪を起している時は、泣き止ませようとしてあやしてみても、声を掛けてみても、泣き止まないことが多いですね。
むしろ、どんどん泣き声が大きくなっていく…
そんな時はママや特にパパはどうしたら良いかパニックになってしまいます。
でも、こんな時は、無理に泣き止ませようと声を掛けても、赤ちゃんは何か自分が起こられたか、否定されたように感じて、どんどん興奮して泣き声も大きくなってしまいます。
抱っこしてあげる
赤ちゃんが癇癪を起した時は、まず抱き上げて抱っこしてあげましょう。
すぐに泣き止まない場合も多いですが、それでも抱っこを続けると、しばらくすれば大抵は泣き止みます。
第二子を妊娠していたり、腰痛で長時間抱っこができない場合には、座ったまま、抱きしめるだけでも良いです。
赤ちゃんを安心させてあげましょう。
気をそらすオモチャやモノを使う
赤ちゃんは癇癪を起していても、他に気をひかれるものがあると、それに気を取られます。
記憶力も大人ほどはないので、イライラやストレスの感情を長くは覚えていません。
何か気を引くオモチャなどで、赤ちゃんの注意をそむけてみましょう。
「ピッ」と音のでるオモチャなども有効です。
著者の場合は、エアコンのリモコンでエアコン本体を「ピッ」と鳴らすと、そちらに気を取られて泣き止む事が多いようでした。
お菓子を上げてみる
赤ちゃんが癇癪を起した時は、赤ちゃん用のビスケットなどお菓子をあげてみるのも有効です。
お菓子に気を取られれて、ピタッと泣き止む事もあります。
ただ、大泣きしている時は、むせてしまう事もあるので、お菓子をあげる時は注意してあげましょう。
多かれ少なかれ、どの赤ちゃんも癇癪を起すもの ママやパパは思いつめないで
赤ちゃんや子供の癇癪は、脳や心の成長に伴う、自然な行為です。
当事者であるママやパパにとっては、泣いている赤ちゃんを可哀相に思ったり、何か自分が至らなかったのかと、自分を責めてしまいがちですが、当たり前の事と、気にしすぎないようにしましょう。
出典:Pixls [ピクルス]
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