誰にでもなる恐れがある“育児ノイローゼ”

愛する我が子が生まれて幸せの絶頂♡と思いきや…心身ともに疲れ果てて育児・子育てどころじゃない!?
そんな状況になってしまった場合、“育児ノイローゼ ”である可能性が高いです。子供が生まれると、どんな母親でもかかる可能性があると言われています。そんな育児ノイローゼについて見てみましょう。

育児ノイローゼとは、主に出産後のママが、育児によって感じるストレスの影響で精神的に不安定になってしまう状態のことを指します。
育児ノイローゼという言葉は正式な病名ではなく、うつ状態やそれに伴う睡眠障害、ヒステリーなど、生じ得るさまざまな症状を総称した呼び方です。そうした症状で病院を受診したなら、うつ病、自律神経失調症、心身症、不定愁訴などと診断されることが多いでしょう。
厚生労働省によると子育て経験者の50%近くが「育児ノイローゼかもしれない」と思ったことがあるという調査結果があり、育児ノイローゼは誰でもかかる可能性を有し他人事ではありません。

初めての子育てで精神的に参ってしまい、育児ノイローゼになってしまうことが多いです。
なぜ、育児ノイローゼになってしまうのでしょうか?それは基本的に次の理由が原因となっています。

1.ホルモンバランスと自律神経が乱れる
2.ずっと子供と2人きりで、休まる暇がない
3.夫の協力や子育てに対する理解が得られない
4.責任感が強くて真面目な性格

これらが原因である日、育児ノイローゼになって子育てが難しくなるでしょう。
また、症状が深刻になると育児放棄や虐待に繋がる恐れがあるので、注意が必要と言えます。

こんな症状に注意しよう

育児ノイローゼになってしまったら、どのような症状が見られるのでしょうか?
ここでは育児ノイローゼの代表的な症状を紹介します。

■ささいなことでイライラする
育児ノイローゼにかかると神経がとても敏感になるので、びっくりするような程小さな出来事で、イライラしてしまいます。例えば、お気に入りのテレビ番組が無かった・食べようと思っていたプリンがなかったという些細な出来事で、子供や家族に当たり散らすほどのストレスを感じてしまいます。
イライラや疲れが続くと、次は身体に影響が出始めます。頭痛や肩こりがあったり、睡眠不足になったり、胸やけで食欲がなかったりという症状がではじめ、何だか体調が優れない日が続きます。
育児ノイローゼの症状を挙げていきます。心配なママやパパは、チェックしてみて下さい。

・なんでも悲観的になり、何でもないのに涙がでてくる
・ちょっとのことでパニックを起こしてしまう
・眠れない
・食事が摂れない、逆に過食してしまう
・無気力
・子どもを可愛いと思えない
・人に会う、外に出ることが億劫になる

子育てをしていて、上のような症状が目立ち始めたら育児ノイローゼの可能性が高いです。
なお、このような症状にママ本人が気づいていない場合があります。そのため、家族はしっかりとママの様子も見てあげましょう!

どういう人が育児ノイローゼになるの?

誰でも育児ノイローゼになる可能性がありますが、その中でも“育児ノイローゼになりやすい人”は存在します。
もし、該当する項目がある場合は育児ノイローゼにならないように気をつけることです。

育児ノイローゼになりやすい人の性格
・完璧主義で几帳面な人
・潔癖性の人
・真面目で努力家な人
・上手にストレス発散が出来ない人
・自分の事を後回しにしてしまいがちな人
こういった性格であると自覚のある人は気をつけておいた方が良いでしょう。
育児ノイローゼになりやすいタイプの人手
一番危ないの考え方は
「こんなはずでは・・・」
「ちゃんとしなければ・・・」
「思った通りにいかない・・・」

といった考えをもっている人は危ないです。
頼れる人、相談できる人がいないママは育児ノイローゼの危険性が非常に高いです。

育児ノイローゼを対処する方法

育児ノイローゼになりやすいかも…と思った場合、早めに対処することが大事です。

①開放的な育児をする!

電話でも良いので、普段から誰かと話をするよう心がけましょう。話すということは、自分の現状や悩みを客観的に受け止めるということに繋がります。

また自分のことを文章に書くと客観的に捉えられるので、この機会にブログやSNSなどに自分や赤ちゃんの近況を投稿するのもおススメです。
その投稿に返信があれば、他者とコミュニケーションも取れるので効果絶大です。

②定期的に1人になれる時間を持つ!

子どもと離れて一人になる時間を持つことがおすすめです。

なぜなら、育児ノイローゼに陥っている状態で子どもと一緒にいては、解決するために気を休めることも、心に余裕を持つことも出来ないからです。

③ママとしてのプライドを捨てよう!

ママとして完璧でいなくちゃいけないと思っている人はすぐにこの考えを捨てましょう。人間誰しも得意なこととそうでないことがあります。できないことは恥ずかしいことじゃありません。 できなくて当然です。

育児ノイローゼにならないためには、子育てにプレッシャーを感じないことが1番と言えます。
また、定期的にリフレッシュをする、誰かに相談をする、子育てに完璧を求めないことを意識しましょう!

心理学の知識を取り入れるのもアリ!

最近では、育児や子供との向き合い方について心理学を用いるママが増えています。
心理学のテクニックやコミュニケーション術を使うことで、子育てがしやすくなった!との声もあります。
心理学を学んで、育児に活用したいと思っている人はぜひチェックしてみることです。

心理学はカウンセラー以外でも、日常のいたるところで利用することができます。

なんだか接しにくい人がいる。子供が言うことを聞かない。最近仕事がうまくいかない。こうした人間関係のストレスや漠然とした不安を解きほぐし、解決に導くスキルこそが心理学の神髄です。
子育て心理学の知識は、ママの心の元気度をチェックしたり、それに対し対策を講じたりするのに非常に役立ちます。

育児におすすめの資格

メンタル心理カウンセラー
日本能力開発推進協会 (JADP)が認定する、医療・福祉・教育・産業における様々な分野で必要なカウンセリング能力を備えていることを証明する資格。

メンタルケア心理士
ストレス社会で戦う人が苦難を乗り越えられるような支援を行うために必要な知識を証明する資格。

自分の健康も意識して子育てに励もう!

子供を育てるにあたって母親は重要な存在と言えます。
とは言っても…大事な我が子の育児でも頑張りすぎはママにとってよくないことなんです。
初めての育児だと色々とプレッシャーに感じることがあると思いますが、ほどほどに頑張っていきましょう。
頑張りすぎて身体を壊してしまうのは元も子もないので、家族や友人を頼りつつも子供と一緒に今を生きていくことです。

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