仏壇をキレイにするための掃除道具

自宅に仏壇がある御家庭は、こまめに汚れを落としてキレイな状態にする必要があります。

お墓の場合は、霊園や墓地が遠いので年に一回の掃除で十分です。

お墓に着いたら、まずはお墓の周囲の草むしり。落ち葉やごみが落ちていたら拾うか、掃き掃除をしてください。
掃除などの管理が不要

掃除や献花は施設にお任せできるので、いつもきれいな状態を保てます。

仏壇はお家にありますから、汚れを見つけたらすぐにキレイにしましょう。

ご先祖様を祭っているわけですから、汚れたままだとご先祖様に失礼になるのでこの機会に掃除してください。

仏壇の掃除では次の道具を使用します。

ほかの掃除でも使う道具としては、使い捨ての化学雑巾やティッシュ、綿棒、毛ばたきなどが挙げられます。

どれも100円ショップやスーパーなどで安く買える道具です。また、いらなくなったTシャツやストッキング、新聞紙なども用意しておくといいでしょう
使い捨てタイプの化学ぞうきん

水を使わずに汚れを落とすことのできる、使い捨てタイプの化学ぞうきんがあると、どうしても落ちにくい汚れの掃除に活躍してくれます。ホームセンター等で、仏壇用のものを選ぶことをおすすめします。

仏壇には金仏壇と唐木(からき)仏壇の2種類があります。金仏壇は金箔や金粉を使用していて、唐木仏壇は木を使用しています。ですから、水を使って掃除するとサビたりカビが生えたりするので水の使用は禁止です。

また、金仏壇は直接手で触れると指紋が残ってしまうので、必ず手袋を着用してください。手の油がついてしまうと、大切な仏具がサビるので手袋をしてから手入れをします。

掃除の前に~ちゃんとご先祖様に挨拶をしてから~

仏壇に着いたホコリや汚れを落とす前にやらないといけないことがあります。
それは、掃除の前にご先祖様に掃除を行うことについてのお断りを入れることです。

合掌礼拝

まずはお線香を立てて、おりんを叩き、合掌礼拝をします。
「これからお仏壇をお掃除させていただきます」と一言添えましょう。

勝手に掃除するのは失礼ですから、必ず合掌礼拝を忘れないようにしましょう。

掃除することだけでなく、写真を撮ることもお断りしてください。

仏具を動かす前に、仏壇の様子をカメラに収めておく必要があります。

仏壇掃除をした後は、仏具を元の位置に戻しますが、元の配置をはっきり思い出せず困ってしまう人も少なくありません。普段目にしているものでも、正確な配置はなかなか思い出せないものです。

そのため、掃除を始める前にデジカメやスマートフォンで現状配置の写真を撮影しておきましょう。

仏壇の掃除と手入れは難しい

合掌礼拝と仏壇の写真を撮り終えたら掃除を始めます。

最初は仏壇から仏具を外して、新聞紙を敷いてその上に乗せるようにしましょう。

その次はホコリを落とします。

ホコリの落とし方

.上からホコリを取っていく

掃除の基本は、上から下へやっていきましょう。
仏壇の各部分の掃除をする前に全体のホコリを軽く取っておきましょう。

高い部分は「毛ばたき」で、手の届く部分は「仏壇掃除の筆」で  軽くホコリをとっていきます。

内側は手の届く範囲だけでいいので、ホコリやゴミを下に落としてください。

この時に力を入れてはたいたり、強引に手を伸ばしたりすると仏壇が壊れる恐れがあるので要注意です。

仏具の手入れ

おりんや香炉、火台などの仏具は、宗派はもちろん、仏壇の大きさやデザインに合わせた様々な材質のものがあります。

陶器やガラスでできた仏具には、ぬるま湯と中性洗剤が使用できます。

汚れを落とし、水でしっかりすすいだ後、乾いた布で拭いてください。
燭台にロウソクのロウがたまったときは、ロウ除去液を使って取ります。

香炉の灰の手入れもしましょう。線香の燃えカスなどで灰が汚れているときは、灰ふるいを使って灰の手入れをすると、灰がふわふわに生まれ変わります。

真鍮製の仏具ならお酢を溶かしたお湯に浸けます。

その後に水ですすぐだけで、簡単に汚れが落ちるので強く磨かなくても大丈夫です。
その後は、しっかりと水気を取れば大丈夫です。

金属でできた仏具なら、金属用の磨き剤を使えば汚れがなくなり光沢のある状態に戻せます。

仏壇がきれいになったら、まず仏像と位牌を戻します。その後、仏具をきれいにして戻していきましょう。

金が使用されている部分や細かい細工があるものは、ホコリをきれいに払うだけにします。

漆塗り・金属の仏具は、仏壇と同じくホコリを払って拭き上げます。
金箔で特に気をつけるのは、汗と指の脂です。金箔は指紋等がつきやすいので注意しましょう。

毛ばたきで払うときは、芯が当らない様に十分注意し、細かいところの掃除は、筆タイプの毛ばたきで払いましょう。
黒い部分を仏壇掃除の筆でホコリを取りましょう。

汚れなどが取れない場合は、科学雑巾で軽く拭きましょう。
(ゴシゴシと拭くのは厳禁です)

ホコリをはたくと漆塗りの部分に、ホコリがついてしまうので仏壇用のクロスで拭きとります。

それでも落ちない場合は、艶出し液をクロスに少しつけてから拭きとりましょう。

いつまでもご先祖様を大切に

仏壇の掃除や手入れは細心の注意が必要ですが、注意点さえ知っておけば難しくありません。仏壇や仏具をキズつけないよう、毛はたきや、キレイなクロスを用意すれば大丈夫です。

掃除の前に合掌して掃除することと、仏壇の写真を撮ることをご先祖様に伝えます。その後に仏具を取り、仏壇のホコリを落として仏具を磨くのです。最後に写真の通りに仏具を元に戻せば完了です。

この記事を気に入ったら
いいね!しよう!
エンタメ情報を毎日お届けします
この記事を友達に教える
Twitter Facebook

関連する記事

【イギリス観光】アーサー王伝説をたどる旅へ!

書籍や映画、アニメにゲームなどアーサー王は日本でも大人気の王様です。アーサー王伝説に触れたことがある人は、「…

Forsted46 / 2277 view

【画像】マジで異界感パネエ!伏見稲荷の本宮祭!2016年は7/23・24開催!

かたの@まろ(@marostyle)さんのTwitterアカウントにつぶやかれた伏見稲荷の本宮祭の写真が「マ…

ShinGo / 1776 view

ユーシン渓谷の行き方やアクセス方法は!?神奈川で冒険者気分が味わえる最高の秘境!懐中…

ファンタジー世界に入り込んだような気分になれるとして最近絶景通に知られ始めている秘境・ユーシン渓谷についてま…

*Putyu* / 3323 view

ポーランド旅行のおすすめは!?治安は良いの?物価は安い?親日国!?

ポーランドという国は知っている人がほとんどだと思います。ヨーロッパにある国で...でも大半の人がこのくらいし…

jagheterkohei / 1971 view

可愛い&おしゃれな京都を楽しむ♡女子旅おすすめスポット

大人気の国内旅行先、京都。 女子旅にぴったりな可愛い&おしゃれスポットを紹介していきます!

Jinkolia / 1543 view

関連するキーワード