赤ちゃんは６ヵ月～７ヵ月あたりから、知能が発達して、パパやママの使っているものに興味を持つようになってきます。

リモコンやスマホなど、日常でパパやママが手に持って使うものを、「それが何か？」赤ちゃんも触って確かめたくなるのです。

また、赤ちゃんの口は第二の手とも言われており、口に入れたものをなめる事で、舌触りや味覚を通じて、手に取ったものを理解し、学習してゆくのです。

人間も動物も、赤ちゃんや子供は親の真似をして成長していきます。
パパやママが手に持って使っているものを見て、赤ちゃんはその行動を真似したくなるのです。

思い返してみましょう。
リモコンに限らず、スマホやお箸、歯ブラシなど、いろいろなものに興味をもっていませんか？

特にリモコンやスマホは、ボタンや画面を押すことで音が鳴ったりテレビが付いたりと、赤ちゃんにとっては、より興味を持ちやすいのでしょう。

リモコンに限らず赤ちゃんは何でも舐めるのが大好きです。

物を口に入れて舐める事で、舌から伝わる感触から、赤ちゃんは“それが何であるか”を学習するのです。

特に、ママやパパが手に持っている物にはより興味を惹かれるようですね。

赤ちゃんがリモコンをなめたり、噛んだりすると、付着している雑菌で、お腹をこわしてしまわないか、病気にならないか心配になりますが、普段の生活の中で付着する雑菌は、あまり心配しなくて良いようです。

また赤ちゃんは色々なものを舐める事で、雑菌を取り込み、菌や病気に対する免疫をつけていきます。
菌を気にしすぎると、免疫ができるのを阻害してしまうため、あまり神経質になりすぎないほうが良いでしょう。

赤ちゃんは舐める事で、物を認識したり、舐めた時に取り込んだ雑菌から免疫を高めているので、リモコンを舐める事じたいはあまり心配することはないと思います。

ただ、赤ちゃんは電池カバーを空けてしまい、電池を舐めるようなら、注意しましょう。

自然に付着している雑菌はあまり問題ではないので、気にしすぎる必要はありませんが、危険な薬剤などが付着してないかは気を付けておきましょう。

赤ちゃんがリモコンを舐めるのをやめさせようと怒っても、言葉が通じないうちは、効果がありません。
反対に、怒られて赤ちゃんがパパやママを怖がったり、ストレスをためてしまうと、心の発達にもよくありません。

怒るのではなく、リモコンを手の届かない場所に置くほうが良いでしょう。

リモコンが赤ちゃんの手の届くところに置いてあれば、赤ちゃんは興味を持ってしまい、手に取ってイタズラしてしまいます。

リモコンを舐めさせたくない場合は、タンスや棚の上など、赤ちゃんの手の届かない場所にリモコンを置くようにしましょう。

赤ちゃんがリモコンを欲しい欲しいと駄々をこねたら、代わりにオモチャをあげましょう。
最近では、リモコンを模したおもちゃも発売されています。

上手に使って、怒らずに赤ちゃんの駄々を鎮めましょう！