ズクダンズンブングン…と言うまるで呪文のような、それでいて心地よいリズムネタがウケて、子供達を中心に人気が爆発した吉本のお笑い芸人コンビ・はんにゃ。

一時は若手芸人を代表するトップお笑いコンビとして名を轟かせ、多くの同世代芸人から憧れの存在でした。ボケ担当の金田哲さんは、ダウンの松本人志さんがプロデュースした番組「人志松本のすべらない話」にも出演するなど大活躍。

このまま活躍を続けていれば、若手世代の中では敵うものがいないくらいトップに君臨したであろうはんにゃでしたが…。気がつけばすっかりテレビに出なくなっていました。

一体何が起きてしまったのか？！理由を調べてみると、どうやらはんにゃのボケ担当・金田哲さんの方に原因があることが判明。

金田哲さんは遅刻癖が治らず、度々現場に迷惑を掛けていたというのです。

彼の遅刻癖とは一体どんなものだったのでしょうか？

金田哲さんは1986年2月6日生まれのお笑い芸人。お笑いコンビはんにゃのボケを担当、相方はツッコミの川島章良さんです。

はんにゃの二人は大変仲が良いため、同級生なのかと思われることが多いのですが、相方の川島章良さんの生年月日は1982年1月20日生まれ。実は金田哲さんよりも4歳年上だということが分かっています。

金田哲さんの出身地は愛知県、川島章良さんの出身地は埼玉県。出身地にも共通点がない全く違うタイプの二人がコンビを組んでいました。

そんな二人は一体どこで出会ったのか？

金田哲さんと川島章良さんは吉本興業の養成学校/吉本総合芸能学院東京校で出会いました。授業中にたまたまコンビを組んだところ評判が良かったので、そのままその流れでコンビを結成、

そして、はんにゃが誕生したのです。

はんにゃの二人は芸人なのにコントの授業が苦手。その代わりダンスの授業が大好きだったそうです。ダンスの授業で楽しく踊っていたところ、オリエンタルラジオやフルーツポンチと出会い仲良くなりました。

吉本を卒業後すぐにブレイクしたイメージのはんにゃでしたが、実は卒業してからしばらくの間、はんにゃよりも早くブレイクを果たした同期のオリエンタルラジオのバックダンサーを勤めていた時期がありました。

同期なのにバックダンサーをしなければならない、はんにゃにとっては相当屈辱を味わった時代があったのです。

その後爆笑レッドカーペットに出演したことで知名度が全国区に。リズムネタのズクダンズンブングンゲームで大ブレークして一躍人気者の仲間入りを果たします。

「爆笑レッドシアター」や「ほめられてのはんにゃ」などレギュラーを務めた番組は次々と視聴率がうなぎ上り。

イケメンだと女性から人気だった金田哲さんの方は映画「フレフレ少女」や「劇場版ペンギンの問題幸せの青い鳥でごペンなさい」ドラマ「ブラッディ・マンデイ」「ブザービート崖っぷちのヒーロー」にも出演するようになっていきました。

絶頂期にはテレビのレギュラーが10本。他にＣＭが10本。驚異的な活躍を続けていたはんにゃでしたが、最後のレギュラーだった子供番組が2015年に終了したあとは、レギュラーがゼロになってしまいました。

一体はんにゃに何が起きてしまったのでしょうか？？

休みが取れないくらい売れっ子になったはんにゃ。

事務所も本人たちもウハウハで笑いが止まらなかった時… 相方の川島章良さんが心配していた金田哲さんの悪い癖、遅刻グセが出始めました。

遅刻には厳しいことで有名な吉本。
最初の数回の遅刻は、はんにゃが稼ぎまくっていただけに見逃しましたが、次第に周囲は「あいつは会社や仕事をなめ腐ってる！！」と激怒し始めてしまいます。

はんにゃが最高に忙しかった時期、確かに金田哲さんが遅刻してしまうくらい忙しいスケジュールだったことは否めません。

例えば三日間寝ないでぶっ通しで仕事だったことも多々ありました。

それなら遅刻しても仕方がなさそう思うかもしれませんが、そんな状況は売れっ子芸人なら誰もが通る道。一流の芸人になりたいのなら、この忙しさも乗り切らなければならなかったのです。

ただでさえ三日間寝ていないにも関わらず、考え方の甘い金田哲さんはお酒を大量に飲み、翌日起きることができず遅刻を繰り返していました。

はんにゃがパーソナリティを務めていたラジオ番組「はんにゃのオールナイトニッポン」でも遅刻。生放送で何度も迷惑をかけてしまい、結果降板になりました。

それでも懲りずに時刻を繰り返した金田哲さんは、最終的に遅刻癖が原因で関西圏の劇場を全て出禁になってしまうのです。

お笑い芸人になったきっかけがしっかりしていれば、金田哲さんが大好きなお酒に溺れるなんてことはなかったでしょう。

しかし、自分たちが面白いかどうかよりもかっこよく見えているかどうかを気にしていた金田哲さん。その生ぬるい根性により遅刻を繰り返していても大好きなお酒をやめることができませんでした。

売れっ子になってスケジュールは忙しい、寝る暇もないというのに金田哲さんは毎晩お酒を飲んでしまいました。遅刻することで相方や現場の方に迷惑をかけても、仕事が終わるとお酒を飲んでいたようです。

相方の川島章良さんが何度も金田哲さんの遅刻を辞めさせようと説得しましたが金田哲さんはお酒を飲み続けました。結果遅刻はなくならず…。そして少しずつ仕事が減り始めてしまうのです。

レギュラーが10本もあった売れっ子だったのに、はんにゃはついに仕事がゼロに！！なってしまうのです。そこからポツポツと入ってくる少しの仕事。

金田哲さんが寝る時間は十分にありました。だったら遅刻もしなくなると期待されましたが…。

なんと！！
金田哲さんは忙しくなくても寝坊するようになったのです。この頃、相方の川島章良さんは絶望的な気持ちだったに違いありません…。

実ははんにゃの金田哲さん、NSC時代からお笑いに対する態度が甘いと噂されていました。普通のお笑い芸人なら、舞台が終わった後は自分のネタが面白かったかどうか？を気にするはずなのですが…。

金田哲さんはネタが面白かったかどうかよりも、自分がかっこよかったかどうかを川島章良さんに訪ねていたのです！！

金田哲さんは如何にして面白いネタを作れるか？ではなく、どうすれば自分がかっこよく見えるかについてばかり研究熱心でした。

考えが甘かった金田哲さんは、人気絶頂期になり仕事が忙しくなり始めると遅刻し始めてしまったのです。

イケメンかどうかがものすごく気になっていたはんにゃの金田哲さん。人気お笑い番組「しゃべくり007」に出演した時はチュートリアルの徳井さんとイケメン対決が行われました。

当初はチュートリアルの圧勝ではないかと思われましたが…。上の画像の通り金田さんもかなりのイケメンだということが判明。

しかもこの時くりぃむしちゅーの上田さんから「金田の方が男前だな。人気も彼のほうが上だし。徳井はまだまだ頑張らないと！なッ！」というようなコメントが飛び出ます。

徳井さんよりもかっこいいと言われたはんにゃの金田哲さんは、思わず画面からニヤついた顔が溢れ出てしまうほど嬉しさが隠せませんでした。

そんな金田哲さんに対し、相方の川島章良さんはきっと「こんなところで喜ぶなんて…。それより遅刻していることを反省しろ！！」と思ったに違いありません。

はんにゃの金田哲さんは子供みたいな性格なのかもしれませんね。

あまり認めたくはありませんが、俳優やモデルとしても通用するくらい見た目がかっこいい金田哲さん。

学生時代から相当モテまくってきたのかな？と思いましたが…。芸人として売れるまであまり女性と付き合ったことがなかったそうなんです。

売れっ子になってモテ始めててしまったから、遅刻している間も自制できなかったのか？美脚の美女・女優の森カンナさんとの熱愛が発覚しました。

これには多くの人が「彼女と会う時間があるなら遅刻するなよ！！」と思ったに違いありません。

しかししばらくすると二人の熱愛は破局。森カンナさんはモテ男と浮名を流す佐藤健さんとのデートショットがスクープされてしまいます。

最初は金田哲さんが佐藤健さんに森カンナさんを取られたのかと思いましたが…。はんにゃ金田哲さんとの熱愛が発覚した時は森カンナさんが22歳。佐藤健さんとのツーショットが発覚した時は森カンナさんは26歳。

つまり単に佐藤健さんに奪われたというわけではなく、金田哲さんがヘタレすぎて森カンナさんに振られたというのが濃厚なようです。

お酒を断つことができず遅刻し続けて結局レギュラー番組が0になってしまったはんにゃの金田哲さん。仕事がなくなり、彼女もいなくなると…。今度は20代で稼いだ貯金約2千万円をギャンブルで使い果たしてしまいました。

最初に使ったのは韓国でのカジノ、大負けして相当な額を持って行かれたそうです。

さらにギャンブル以外にもいろんな投資にお金を使ったという金田哲さん。リターンの大きい、ハイリスクな投資先ばかりに目がくらんでしまったのか…。

投資のお金も全て失敗。結局インタビューを受けた金田哲さんは「今は背水の陣でやってます。本当に頑張らせていただきたい」と語る程お金に困っていたそうです。

今ではチュートリアルの徳井さんと大きな差ができてしまいました。

お笑い芸人という仕事は、20代で人気が爆発してしまうと、人は手にしたもののありがたさが分からず、調子に乗って、それを失ってしまうジンクスがあるのかもしれません。

金田哲さんが手にしていたものは、多くの売れないお笑い芸人たちが一生かけて目指す宝物でした。

オリエンタルラジオのように一度干されても二度ブレイクする例もありますが、はんにゃにはその才能があるのでしょうか？これからはイケメンかどうかではなく本当の実力が試されることになるでしょう！