King ＆ Prince（キンプリ）の名前の通り王子様のごとくキラキラとした正統派アイドルとして乙女の心をわしづかみにしスターダムに一気に駆け上がった大人気アイドルグループ、そのメンバーである岩橋玄樹（いわち）さんが2018年10月26日に活動休止を発表しました。
理由はパニック障害の治療に専念するためでした。

まさか、このタイミングで！？ というくらいの人気ぶりですが、あまりにも急激に駆け上がったためパニック障害の症状もすごかったかもしれないですね。
パニック障害ってなに！？ という方に向けて、後半では病気について詳しく紹介していきます。

休止については岩橋玄樹（いわち）さん本人直筆での誠実なメッセージが公開されました。

内容を簡潔に言うと……
活動は休止でも「病を克服し、今よりもたくましい岩橋玄樹になって必ず戻ってきます。」と明るく強い意思を表明し、今回の休養を前向きに捉えていることを強調。「一生付き合うことになると思っていたパニック障害という病をたくさんの方々の力を借りて克服するチャンス」とするなど、終始前向きな言葉で綴っています。

下にメッセージ全文を載せます。

活動休止と聞くとショックで心配になりますが、明るく前向きな彼の言葉を信じて待つしかありませんね。ファンを心配させないような配慮ある内容だったと思います。

期間については2018年11月初旬からの予定で、東京・帝国劇場で12月6日～1月27日まで上演される舞台『ジャニーズ King＆Prince アイランド』は、出演を見送ると発表されました。

病気は仕方のないこととはいえ、ファンはどう受け止めたのでしょうか？

ネットなどで情報が出始めた直後は、デマであってほしいと固唾をのんで公式情報を待つファンが。

残念ながら、今回は本当でした……。
ガセだらけのネット情報も、当たる時は当たるんですね……。

岩橋玄樹さんはいろんな人を笑顔にして頑張るパワーを与えていたのだと伝わってきますね。
今回のことは事務所も断腸の思いで結論を下したことと思いますが英断だったと評価する声も挙がっていました。

辛い中素敵な笑顔で幸せにしてくれてありがとう、という本人想いの優しい第一声が胸に刺さります……。

まずは岩橋玄樹さんについておさらいします。

「岩橋玄樹」は「いわはし げんき」と読みます。ティアラ（ファンのこと）の間では「いわち」と呼ばれているようです。

生年月日は1996年12月17日のいて座で、血液型はO型だそうです。
出身地は東京都、身長165cmの体重50kg、視力は両目共に1.5で、
手のひらのサイズは17.5cm、足のサイズは26.5cmだそうです。
とても細かいところまで情報が載っていました＾＾；さすがジャニーズ！

岩橋玄樹さんはKing ＆ Prince（キンプリ）の初期メンバー６人のうちの一人として2018年5月にメジャーデビューを果たします。
ファーストシングル「シンデレラガール」の初週売り上げが57．7万枚の大ヒットを記録して一躍スターに。セカンドシングル「Memorial」も売れ行き好調で、まさにこれから！ といった感じでした。

女装をしても違和感がないほど中性的な見た目で、デビュー前は先輩たちから姫扱いされていたとか！？

リップクリームを常に携帯していたり、服を萌え袖にしていたり、簡単に弱音を吐きがちなど、女の子みたいな一面ものぞかせます。

そういえばファンのことを「ティアラ」と呼ぼうと言い出したのも彼でした。「国民」という案も挙がる中、とってもキュートな女の子視点！？（そして「ティアラ」に決定になりました）

また岩橋玄樹さんはシャイで心配性なところがあるといわれ、母性本能をくすぐられるファンも多かったそう。

でも今となってはそんな「シャイで心配性」というと、パニック障害と関係があるのでは？　と気になってしまいますね……。

しかし、パニック障害とはいったいどんな病気なのでしょうか？
岩橋玄樹さんのみならず、テレビに出ている芸能人が悩まされていると言って、耳にすることは多い気がします。

パニック障害とは、東京大学医学教育国際協力研究センター教授によれば、
「突然起こる激しい動悸や発汗、頻脈、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまいといった体の異常と共に、このままでは死んでしまうというような強い不安感に襲われる病気」だそうです。

つまり、その名の通りパニックになってしまう病気ということでしょうか。

ただし「このままでは死んでしまうというような強い不安感」まで伴うということで……
「仕事でミスして、もうパニクっちゃったぁ～」みたいな日常会話感覚の「パニック」とはだいぶレベルが違いそうです。

ある芸能人によると「生きたまま棺桶に入れて土の中に埋められるような恐怖」だそうです。

人前に出るような、非常に緊張を伴う仕事をしている人には深刻な問題ですよね。
緊張を強いられる仕事だからパニック障害が多く問題になるのかもしれませんが、パニック障害で苦しんでいる方は芸能人・有名人に数多くいます。

元野球選手の長嶋一茂さんもパニック障害を患って、克服したそうです。「乗るのが怖い―私のパニック障害克服法」という著書の中で、パニック障害を克服するためには自分を責めないこと、ストレスをうまく抜いてあげることが重要だと語っています。

ジャニーズの先輩として活躍している堂本剛さんも15歳の頃からパニック障害に苦しんでいたそうです。

堂本光一さんがパニック障害に対する色々なケアを心がけたんだそう！

パニック障害は何も日本だけの障害ではありません。海外の超有名人たちも数多く患っており、それを公表しています。その上でも活躍している人が多いことに驚き、ちょっとだけ安心しますよ。もちろん、症状に個人差はあるでしょうし、並大抵の努力をしている方もいると思います。でも、二度と活躍できないなんてことはないのです。

　パニック障害の心理療法には、薬物療法の他に「認知行動療法」と「自律訓練法」があるんだそう。

誤った（認知）行動習慣を少しずつ修正し、正しい（認知）行動習慣を身につけるという方法のことです。
段階的に少しずつ不安を克服して、誤った認知を正しいものへ修正していきます。

岩橋玄樹さんの場合で言うなら、
「パニック発作でLIVEコンサートに出られない」という問題が起こっているとします。
それを一気に「どうにか出よう出よう」とするのではなくて、
出演しないでLIVE会場に足を運んでみたり、事務所や関係者の前で歌ってみて、それが緊張なく行えるようになったら、リハーサルにだけ参加してみよう、とか、本番直前まで他のメンバーと行動を共にしてみよう、というように段階をアップしていくのだと思います。

こちらは心と体をリラックスさせる方法を身につける訓練です。

パニック障害というのはパニック発作を起こしていない場合でも、正常者に比べると高い緊張を維持しているのだそうです。

何でもないときでさえ高い緊張状態でいるというのはとても疲れそうですね……。
こちらの訓練を終えたときには、パニック発作だけでなく、常日頃の疲労もだいぶとれるようになるのではと思います。
復帰ももちろんできるようになると思います！

パニック障害を患っている有名人や、パニック障害の症状や治療法などを少し詳しくご紹介しました。
岩橋玄樹さんは活動休止ということで絶望的な気持ちになったファンもいるかと思いますが、個人差はあれど、再び戻ってくることはじゅうぶんできるとみるべきです。
本人の決意にならって、これをつまずきにせず、新たな大きな一歩だとみていきたいですね！