高いIQを持ち各研究分野にも多く在籍しているといわれるメンサ(MENSA)会員。

そのIQは人類の上位2％のみと言われていて、かなり狭き門となっています。

全世界にメンサ機関はありますが、その中でもジャパンメンサに在籍している芸能人や有名人についてここではご紹介していきたいと思います。

また、メンサへの入会方法や条件などもあわせて見ていきますので、興味がある方はぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

メンサは、人口上位2%の知能指数 (いわゆるIQとよばれるもの) を持つ人同士の交流を第一の目的としている非営利団体です。

高IQ団体としては最も長い歴史を持ちますが、創設は1946年10月1日となっています。

創設者はイギリス人科学者で弁護士でもあるランス・ウェアと、オーストラリア人弁護士のローランド・ベリルの2人。
この2人に手によってイギリスのオックスフォードで設立されました。

メンサは全世界で約12万人の会員がいるとされていて、支部は世界40か国に広がっています。

メンサの目的は3つの理念から構成されています。

・知性才能を、認知、育成し、人類の向上に役立てること。

・知性の原理、性質、そしてその適用などを研究することを激励すること。

・メンバーのための知的、かつ社会的活動を促進させること。

このように知能指数が高いもの同士で交流を行うことによって、新しく価値のあるものを生み出したり人類にとって有益となるシステムなどを構築するためにメンサは存在しています。

元は芸人ロザンのひとりとして活動を行っていましたが、その後高学歴タレントとしてクイズ番組を中心に活躍している宇治原史規さん。

京都大学を卒業していて、元々学歴は高い。

2014年9月からは追手門学院大学客員教授に就任しています。

日本のメンサ会員としてはもっとも有名な人物のひとりといえます。

ちなみにメンサの入会テストでは知能指数 (IQ)が158以上をたたき出し合格することになりました。

ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員で脳科学者としても活動する茂木健一郎さん。

小学校5年生の頃にアインシュタインの伝記を読み、科学者を志すことになったというまさに天才肌の茂木さんですがそのIQは148以上とされています。

弁護士資格を持ちタレントとしても活動する福永活也さん。

その高い知能を活かし様々な分野で活躍をしています。

2017年にメンサの入会試験に合格し、日本支部の会員となりました。

モデル事務所を設立したり、人狼ゲーム店舗「VR人狼渋谷」をオープンしたりと実業家としての一面も持ち合わせています。

さらに2018年には世界最高峰で知られるエベレスト山に登頂をさせているという超マルチプレーヤーです。

躰道、ファウストボール、スポールブールといったスポーツの選手であり医師としての資格も持っているという異色の経歴の持ち主・堀内和一朗さん。

メンサ以外の高知能団体にも所属し、幅広い活動を行っています。

やりすぎ都市伝説でもお馴染みとなったお笑い芸人田畑藤本の藤本淳史さん。

自身を「初の東大卒芸人」と語り、芸人になる前には東大の大学院まで合格している。

ただし、相方である田畑から誘われ大学院を蹴ってまで芸人になったというこれまた異色の経歴をもっています。

医師でタレントである川村優希さん。

所属事務所は大手セントフォースで美人女医としても話題となった女性です。

彼女もまたメンサ会員で、特に外国語能力に長けています。

その証拠として過去に、TOEICで965点を取得しているということでその能力の高さは折り紙つき。

ほかにもフランス語が堪能です。

パトリック・ハーランは、アメリカ出身で『パックン』の愛称で親しまれ、日本で活動を行っているお笑い芸人です。

役者志望だったこともあり俳優や声優としても活躍しています。

また、流暢な日本語を生かしDJやMC、ナレーターなどもこなします。

パックンマックンとしての活動はあまり行っておらず、実業家やコメンテーターとしての主に活躍中。

相模女子大学客員教授、東京工業大学非常勤講師などの経歴も。

2018年9月時点で『人類でもっともIQが高い人物』として登録されているのが、こちらのマリリン・ボス・サバントさんです。

作家、講師、劇作家として主に活動を行っています。

そのIQはなんと228ということで、これまでの人類史上でも最高レベルの知能指数を持っている人物とされています。

しかし、その後「もっともIQが高い」というギネスのカテゴライズが方々で問題視されこの項目は1989年に削除されることに。

この結果、「人類でもっともIQが高い」と認められた最後のひとりとなりました。

ハリウッド女優として知られるジョディ・フォスターさんもメンサ会員のひとりです。

「羊たちの沈黙」や「アンナと王様」など数多くの有名作品に出演している彼女。

私生活では未婚の母になったり、その後同性結婚をしたりとかなりダイナミックな人生を送っています。

俳優・声優として活動するアメリカ出身のアラン・レイキンズさんも高い知能指数を誇りアメリカメンサの会員のひとりです。

アメリカでは映画やドラマ、アニメ作品など幅広い仕事をこなすベテランタレントとして知られます。

メンサの入会条件はその国の人口における上位2%の割合の知能指数を有することが唯一の条件とされています。
（WAISで130以上、Stanford–Binet Intelligence Scalesでスコア132以上、Cattell Verbalでスコア148以上）

そのため、各国基準が違いアメリカと日本では問題が違ったりもします。

入会資格を得るための方法としては「メンサの実施する入会テストに合格すること」がもっとも一般的とされています。

しかし、受験回数には制限が設けられていて「1年の期間を空けて、生涯に3度まで」という厳しいルールが存在します。

日本ではメンサによる入会試験と合わせて、申請前1年以内に受けた「wais-III wais-IV wisc-III wisc-IVの検査証明書」などが必要です。

ちなみに試験に合格しても入会費を払わないと検査結果自体が無効となるケースがあります。

人口に対して上位2％の知能指数の基準として日本では「IQ148程度」というのが分かりやすい数値として掲げられています。

日本のメンサに入会する場合ほかにも必要となる条件がありますので簡単にご紹介しておきます。

・15歳未満での受験は原則として認められていない

・15歳未満での受験を受ける場合は「本人の意思確認」「公式の専門医における知力測定結果・診断書の提出」などが求められる

・15歳以上でも未成年者の場合は保護者の同意書が必要

・15歳以上でも専門医における診断書など提出は必須

これは元々知能指数が高い人間は幼少期からその片鱗を見せ、その知能を計り認知させるためだけの入会・受験を防ぐための措置とされています。

また、日本の場合は海外と違い少年期における学業の飛び級制度が一般的ではないため、未成年でメンサ会員になるメリットがそこまで多くないというのも理由のひとつとして考えられます。

一般人からするとクイズ番組などで天才的なひらめきをみせる有名人を見ると「すごい」と感じますが、そのさらに上を行くのがメンサの会員たちです。

日本ではご紹介したようなロザン宇治原さんなどが有名ですが、実は身の周りにもメンサ会員になれるほどのIQを持っている方がいる可能性もあります。

国内の上位2％のIQということですから、日本の人口を1億人と見積もったとしてメンサ資格の人口は200万人ということになります。

もしかしたらあなたもそのひとり、なんていうこともあるかもしれませんね。