実際、欧州では2014年以降からカミソリの売り上げが減少し始めており、割と深刻な問題になっているとか。

オーストラリアのクイーンズランド大学で心理学を担当しているバーナビー・ディクソン氏によれば、「女性から見て男性のヒゲは“男らしさ”を際立たせ、家族を持つのにふさわしい相手として魅力的に映る」という研究結果が出たそうです。

2013年、初めてシェービングアイテムよりも身嗜みや嗜好を目的としたトイレタリーにお金をかける男性が初めて上回った。

メンズ・グルーミングの世界市場は、2015年に472億ドル（約5兆2600億円）だったのが、2020年に607億ドル（約6兆7500億円）規模になると予測されている。その中でも、ヒゲ関連のビジネスは急成長中のカテゴリーとして期待されている。

クリニックのヒゲ脱毛メニューには、「顎だけ」「鼻下だけ」「頬だけ」といったように、部分的な料金設定があります。ただ、部分脱毛になると、単価が高くなってしまうことが避けられません。「顔全体」といったように、おまとめプランがあれば格段に安くなるケースがほとんど。

海外でビジネスをしている男性は、国籍の違う相手と対等に商談を進めるために、ヒゲで貫禄を持たせるという方も多い

立派な“ヒゲ”は男らしさの象徴であり、相手に顔を印象づける手段となっている。

2015年10月3日、オーストリアのレオガングの町で開かれた、世界ひげ選手権。20か国から300人以上の男性が集まり、自慢のひげを競い合いました。

最近はアメリカの若者がこぞって移住したい ”cool” な都市として知られており、ポートランドを舞台にした『Portlandia』という名の海外ドラマまで誕生しました。個性的なあるあるネタをふんだんに盛り込んだ、ポートランドという街への愛がたっぷりと感じられる内容になっています。