外国人が水筒やタンブラーなどのボトルを常時する切実な理由と歴史
海外のテレビや映画でよく目にするシーンに映っている水筒やタンブラー。あれって不思議だと思われるかもしれません。欧米諸国の水質は悪く今でも水道水が飲料水と生活用水に別れているところがあります。水質の良い日本ではどこででも水道水が飲めますが、海外では水が飲めないところが多いのが現実です。
◆1・海外の人がいつも水筒やボトルを持っているのはなぜ?
水筒やボトルやタンブラーを手にしているのはおしゃれな印象があります。スポーツ時や移動の時などにさっと自前のタンブラーを口元に運ぶのはとても洗練されていてステキです。
ただ、外国人の方々がボトルを持ち歩いているのはおしゃれのためだけではありません。彼らがマイボトルを持ち歩いているのは生活の中の必需性から来ています。日本のようにいたるところにコンビニや喫茶店がある環境ではないため、生活の知恵として水筒やボトルを携帯しています。
•節約のタメ
•安全のタメ(いつでも水分補給できるように)
•水の価値が高い(海外では飲料水は限られている)
•お店が開いてないことが多い(コンビニが無いため)
•危険防止のため(自分の身は自分で守らなければならない)
•体調のコントロール
◆2・経済的な理由(おしゃれだと説明するのは後付けと言い訳)
コーヒーを保温できるタンブラーがポピュラーになったのは80年代の頃のアメリカです。当時の米国では、朝早く仕事をスタートし早く終わって帰るのがファッションでした。
郊外にマイホームを持つのが夢だったアメリカ人は、ローンの為に夫婦共稼ぎが当たり前。
都心には住宅は買えないので、どうしても勤務先と家が遠くなっていきました。
時間が無く、朝ゆっくりとコーヒーを飲めない彼らは、運転しながらや歩きながらコーヒーを飲めないかと思案しました。そこから保温タンブラーのアイデアが生まれました。
アメリカの車にはギヤボックスのセンター辺りにタンブラーを乗せるためのコーナーがあります。大人はタンブラーでコーヒーを飲みながら運転し、勤務地に通いますが、子供たちは自分の水筒を持って学校に通います。
大手の炭酸飲料水の会社が応援している学校には自動販売機があり、子供たちはソーダドリンクを購入できます。低所得者層の子供たちは自動販売機を活用しますが、一定の所得層の家の親は子供たちに貯蓄と倹約の大切さを教えています。
アメリカの親が子供に教える価値は1寛容性2勤勉さ3責任感となっています。彼らにとって重要なことは自分自身への責任です。
日本人が重要視する思いやりは周囲の目を気にするハーモニーです。常に他人の行動と自分を比較することが中心で、自主的な必要性の順位は低くなりがちです。おしゃれなのか、今は何が流行なのかを常に重要視する国民性なのかもしれません。
参照URL
「世界各国の国民が重要視する精神態度」
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/9463.html
出典:図録▽世界各国の国民が重視する精神態度~子どもに教えたいとする徳目~
◆3・日本では水はファッション、海外ではオアシスの象徴
日本では水質が良いせいもあり、水の味がわかる人が多いことに海外の人は驚きます。外国人には飲用できるか生活用水なのだけが重要ですが、日本では美味しい水がある地方や井戸などが評判になります。
基本的に全ヨーロッパの土壌は硬質で、ワインやジュースにしないと飲めるものではありませんでした。この水の話はクレオパトラやピラミッドの時代にまでさかのぼれます。
聖書(バイブル)にもあるように水と命と文明は密接な関係があります。
スペインでは誰にでも飲めるように至る所に水飲み場があります。キリスト教カトリックの影響が強いこの国では、敵でも味方でも苦しい時はお互い様という思想があります。相手の好き嫌いを考えずに尊重することを目的としています。
◆4・アクシデントや災害時には必ず役に立つ水筒やボトル
日本ではどこにでもコンビニがあり、買い物は便利です。が、災害が多いことも現実。日本は便利ですが、便利なだけに安心してしまう危険性があります。
海外では災害もありますが、テロや暴動、パーティクライム(反社会的行動)などの危険性もあり、人々は常に用心しています。
ほんの少しのことですが、いつも自分自身で用心する癖をつけると大きなピンチも軽減できることがあります。夏の暑い盛りにはいつでも水分補給できるようにする、食事の後には喉が渇きがちなら自分で水筒にお好みの飲み物を用意しておくのもナイスなアイデアです。
◆5・自分で作れるアイソトニックウォーター
激しい運動をしたり、汗をかいたりする体内の水分を失います。エネルギーとして糖質が使われ、汗として失われたミネラル分を補う必要があります。実は、このアイソトニック飲料は簡単に作れます。
買わなければならないものだと考えてしまいがちですが、電解質を補うだけですから、要領は簡単です。
材料は
•水
•レモン
•岩塩(※食卓塩・塩化ナトリウム99%はアウト)
お風呂上りや汗をかいた後に喉が渇いたと感じたらお飲みいただけます。また、ボトルや水筒に入れてお水代わりにお飲みいただけます。
◆まとめ
今回は海外の人が持つおしゃれなタンブラーやボトル、水筒は自己防衛であることと、お水の大切さを身に染みて知っているからだということをご紹介させていただきました。
日本の水質は良いため、海外のモノってなんだかおしゃれだなと感じてしまいがち。本来は個人が危険を予防するためと、飲料水に適したものがなかなか手に入らないことが本来の竜です。
彼らはお金を非常に大切にしますから、節約の点では大きなメリットがあります。
明日、バッグにボトルを入れておくと便利かもしれませんね。
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