最近、東京池袋周辺でオタク女子たちが“野生のアニメイト”と呼ばれるグッズの交換・販売会を次々と開催しており、その行為についてネット上で非難の声が殺到しています。

野生アニメイトとは何なのか？開催・参加すると本当に逮捕されるのか？
Twitterで話題の野生のアニメイトについて寄せられた声や違法性について調査してみました。

“野生のアニメイト”とは、主に東京豊島区にある中池袋公園周辺で行われているオタク女子達によるグッズの交換・販売会です。
この交換会では画像のようにレジャーシート上に並べられたアニメグッズの元にオタク女子たちが集まり、そこに掲げられたホワイトボードを見て設置主と交渉しつつグッズの交換や売買を行っています。

ここまで見れば一般的なフリーマーケットに似ているように思えるのですが…実はこの野生アニメイトは公園に無許可で行われており、ここ1年で急激に規模が大きくなってきているとして社会問題にまで発展してきているのです。

植え込みにアニメグッズが堂々と並べられ交換を待っている様子。
野生アニメイトを利用するオタク女子はこのように並べられたアニメグッズとグッズの側に置かれているホワイトボードを交互に眺め、並べ主に物々交換やお金での売買を持ちかけます。

基本的にグッズに値札などはついておらず、あくまでもやりとりのメインは物々交換なのだそう。

オタク女子が集う場所というだけあって並べられるグッズのほとんどは女性向けのジャンルのものばかりであり、並べられているグッズは『あんさんぶるスターズ』や『おそ松さん』が多いようでした。

ちなみに、並べられているグッズのほとんどはシールやキーホルダー、缶バッチなどといった小型のものであり、お金で買い取る場合の相場は10円～100円程度なのだそう。

オタク女子が大量に集まる場という事でコスプレをしてやってくるオタク女子も多く、ちょっとしたコスプレ会場として野生アニメイトに遊びに来ているオタク女子も多いのだそう。
休日になると若い女性のコスプレイヤーが野生のアニメイトに多く集まり、ちょっとしたコミケ会場のようになる事もあるのだとか。

ここ1年で急激に広まって規模が大きくなった野生アニメイトですが、これらは全て公園側に無許可で行われているという事もあり、豊島区中池袋公園側は非常に迷惑しています。

いつも野生アニメイトの会場に利用される植え込みのすぐ横にはこのようにアニメグッズの売買禁止を掲げる看板が設置されており、ほぼ名指しでの呼びかけが行われていました。

一時期野生アニメイトの撲滅のため公園内に警備員を配置した事もあったのだそうですが…。
野生のアニメイトには主催者がいないだけに根本的な撲滅をすることは出来ず、参加者たちも警備員がいる間はやってこないのですがいなくなるとすぐに戻ってきてしまったのだそう。

開催される度に苦情が相次いでおり、公園側も対策に苦慮している野生アニメイト。
もしもこの野生アニメイトを利用しグッズを広げている人間が警察に通報されてしまった場合、公共の場を無許可で占有している違法露店と同じ扱いとなり、たとえ行っていたのが交換だけでも道路交通法違反(道路の使用許可違法)で逮捕される可能性が存在します。

この違法行為の罰則は懲役3か月以下または5万円の罰金刑ですので、悪質な常習犯と裁判所に判断されれば犯罪歴がついてしまうかもしれないのだとか…。

違法露店扱いされる野生アニメイトでグッズを並べず客として売買・交換に参加している人間を罰せられる法律は特に存在しないようでした。

以下はこの野生アニメイトを開催・利用しているオタク女子に寄せられたネット民の声。

利用している側は
「目当ての物が手に入らないような売り方をしている企業側が悪い」
「メルカリと一緒」
などといった主張をしていたようですが、同じオタク側の人間からもこの野生アニメイトは迷惑な存在として認識されており、参加者の逮捕や野生アニメイト消滅を望む声が大半となっているようでした。

消滅を望む声が大多数であり、参加者の逮捕を望む声までも上がっているのが現状の野生アニメイト。
違法性があるのも勿論ですが、利用者から強盗まがいの行為を受けた・若い女性目的の男性に付きまとわれたなど危険なトラブルも頻発しているようですので自身の安全のためにも一刻も早く辞めてもらいたいものですね。